フランスの転職など
お久しぶりです。
まあ、一般論を語ると長くなるので、私の周りの実例だけ言いますと、フランスの特色はやはりナポレオン以来の国家による一環教育(これはそれまで教育がカトリック教会の専売だったような事情に対抗したものです)とそれによる免状のヒエラルキーが確立していること、また職能(メチエ)というカテゴリーがはっきりしていて、職別の免状によって地位が守られていることの二つです。
まあ、EU の発展とか、グローバリゼーションのせいで、その独自の縦割りや横割りがどんどん崩れていってはいるのですが、それでもまだまだ特権指導層は自分たちのグループを守ろうとしますから、免状社会の壁はなかなか崩れません。一方で、公教育が原則無償とはいえ、やはり旧植民地系の移民の子孫などには見えないハンディがあるわけで、上級の免状を獲得するのは難しいのが現状です。そういう人たちにはいわゆるガラスの天井というのがあって、たとえ免状があっても就職が困難だと言われています。
でも、それは普通に大学や大学院を出ている場合で、グランゼコールと呼ばれるエリート養成学校にまで到達した場合には、出自差別よりも出身校の学閥の方が優先されていますし、公務員系のキャリアではなおさらです。就学中に企業研修を繰り返すのが普通で、卒業前の最後の研修先がそのまま就職先になることも多いです。
私企業だと、同期に同業務で採用されても、免状による給与差別があることは普通です。
フランスは労働者の権利が強いので、正規社員を解雇することが非常に難しいことから、最初から期間限定の条件で働く人も多く、無期限の正規社員枠はやはり免状、またはコネで決まることがほとんどです。途中でポストが空くことの情報自体にも情報格差があってすでに人脈を持っている者同士で伝え合うので、並みの免状でコネがない人は事実上かなり不利だと思います。
正規社員が就職して二年以内に転職するのは一般に警戒されます。前の会社の勤務評定のようなものも考慮されます。エリートの転職は何歳の場合でも、大体前の給料の15%増しを条件にステップアップしていくようです。
最近ブログに書いたのですが http://spinou.exblog.jp/15477316/
それでもフランスは伝統として失業者や低所得者をサポートしていくのが国の方針ではあるので、今の日本よりも弱者には住みやすいかなあという感じはしますね。
まあ、一般論を語ると長くなるので、私の周りの実例だけ言いますと、フランスの特色はやはりナポレオン以来の国家による一環教育(これはそれまで教育がカトリック教会の専売だったような事情に対抗したものです)とそれによる免状のヒエラルキーが確立していること、また職能(メチエ)というカテゴリーがはっきりしていて、職別の免状によって地位が守られていることの二つです。
まあ、EU の発展とか、グローバリゼーションのせいで、その独自の縦割りや横割りがどんどん崩れていってはいるのですが、それでもまだまだ特権指導層は自分たちのグループを守ろうとしますから、免状社会の壁はなかなか崩れません。一方で、公教育が原則無償とはいえ、やはり旧植民地系の移民の子孫などには見えないハンディがあるわけで、上級の免状を獲得するのは難しいのが現状です。そういう人たちにはいわゆるガラスの天井というのがあって、たとえ免状があっても就職が困難だと言われています。
でも、それは普通に大学や大学院を出ている場合で、グランゼコールと呼ばれるエリート養成学校にまで到達した場合には、出自差別よりも出身校の学閥の方が優先されていますし、公務員系のキャリアではなおさらです。就学中に企業研修を繰り返すのが普通で、卒業前の最後の研修先がそのまま就職先になることも多いです。
私企業だと、同期に同業務で採用されても、免状による給与差別があることは普通です。
フランスは労働者の権利が強いので、正規社員を解雇することが非常に難しいことから、最初から期間限定の条件で働く人も多く、無期限の正規社員枠はやはり免状、またはコネで決まることがほとんどです。途中でポストが空くことの情報自体にも情報格差があってすでに人脈を持っている者同士で伝え合うので、並みの免状でコネがない人は事実上かなり不利だと思います。
正規社員が就職して二年以内に転職するのは一般に警戒されます。前の会社の勤務評定のようなものも考慮されます。エリートの転職は何歳の場合でも、大体前の給料の15%増しを条件にステップアップしていくようです。
最近ブログに書いたのですが http://spinou.exblog.jp/15477316/
それでもフランスは伝統として失業者や低所得者をサポートしていくのが国の方針ではあるので、今の日本よりも弱者には住みやすいかなあという感じはしますね。