考えたら・・・

考えたら・・・

Sekko · 2011-03-22 07:23:28 UTC+9 · 投稿 #431

ある目的を持って完全に組み立てられたルポルタージュですね。

それは、リビアでベンガジの人が「サルコジ、ありがとう、フランスありがとう」と言っている(ほんとはこれもフランスから連れていった移民による演技だったりして・・・)映像と合わせて、日本の被災地で救出された人たちが「サルコジ、ありがとう、フランスありがとう」と言っているところを報道したいのがやまやまなのに、何もせずに帰ってきたので、その言いわけなんでしょうね。

だって、そのルポでは日本の救助隊も「竹の棒」チーム以外は出てこないし、もちろん犬を連れたスイスの救助隊なんて出てこないわけです。

確認してないので分かりませんが、多分フランスの救援隊だけが、一日活動しただけですぐに戦線離脱して米軍基地に引き上げてしまったんでしょう。で、日本が異を唱えた、というのは、やっと各国とチームを組んで協力してやっていたのに、フランスだけが突如として引き上げたので迷惑だったのでしょうね。
そんな当てにならないフランス・チームにその後であらためて「今度はどこそこに来てください」なんて注文を出すわけがありませんよね。

それを「日本はなぜ救援を頼まないのか」のようなトーンにすり替えたのですね。

これは明らかに、話をおもしろくするためのねつ造や取材不足による誤解というより、「戦時広報」みたいな故意の編集でしょう。
他の外国に比べて何の成果も出せずにすぐ撤退した言いわけを必要としたのでしょう。

本来なら、

「リビアでカダフイに苦しめられている人々を助けに出かけて感謝される英雄フランス」



「日本で大災害に苦しめられている人々を助けに出かけて感謝される英雄フランス」

とをセットにして宣伝して、「弱者の味方フランス」を誇示したかったのに、日本では「誰よりも先に危険からのがれた情けないフランス」になったので、戦意高揚のためにごまかしたんでしょう。

これは私がたまたま出食わして奇妙に思ったので取り上げたわけですが、もし細かく見ていったら、他にもいろいろあるのかもしれません。でも、こんな非常時に、目についたものだけをあげつらって抗議しても意味ないし。

まあ、今は、やろうと思えばネットを通じて事実関係などを確認できるのですが、最初に「印象操作」をすれば誰もわざわざあちこちを調べたりしません。個人の危機管理が報道に大きく左右されるような局面では深刻です。