ギリシャのことなど

ギリシャのことなど

Sekko · 2011-07-09 23:22:43 UTC+9 · 投稿 #464

ええとこれは単なるおしゃべりのカテゴリーで続けますが、私も、エーゲ海クルーズなどでギリシャ本土やエーゲ海の島々プラストルコの一部を巡った時に、日本人としての目では、ギリシャとトルコって、激しく似てるなあ、と思いました。ギリシャって全然ヨーロッパじゃないじゃん、ギリシャをヨーロッパに入れた段階でトルコを拒否する理由はないなあ、とも。

でも、そもそもヨーロッパの語源からしてギリシャのエウロパだし、文化的ルーツからいうと避けて通れない、ナナ・ムスクーリがギリシャ語をEUの公用語にするために奔走したようにシンボリックな意味は大きい、と思います。でもそれならユダヤ=キリスト教ルーツも尊重してイスラエルやパレスチナも入れちゃえば、と思ったり・・・

これだけ経済格差のある国同士で共通通貨を採用するのはもともと無理だと思います。最初の6ヶ国くらいではじめればよかったのに。

しかし、今のアラブの民主化運動も含めて、フランスの野望は相変わらず、「地中海連合」を組織することなんですよ。ドイツが地中海沿岸に国境を持たないというところがフランスにとってすごく大事なんです。ドイツが北アフリカ諸国に旧植民地を持たないことも相まって、ドイツと差異化してリーダーシップを維持したいというメガロな幻想ですね。泥沼化しているリビア空爆合意からアラブ連合も撤退しましたし、アフガニスタンからイラクに至るアメリカの失敗から学習しないでフランスはバカなことをしていると思います。7月12日にリビアに対する今後のことが決定されるので注目しています。

NATOの空爆だということで、日本のメディアなんかでは、「またアメリカが干渉している」というトーンのものもあるのですが、反乱軍にせっせと武器を投下してるのってフランスですよ。アメリカ主導なら、いっそもう、サダム・フセインやビン・ラディンのようにカダフィを捉えるか殺すかしているでしょうが、中途半端に国連やらNATOの陰に隠れて人道主義的行動原理を振り回しているフランスのやっていることは、外交的自殺行為だし、リビアの市民にとっても最悪になりつつあると思います。

WBのトップがアメリカ人、IMFのトップがヨーロッパ人という暗黙の了解なども「西ヨーロッパとアメリカ」の連合軍ヘゲモニーを引きずっているわけで、ギリシャはまだまだ翻弄されそうです。