対ギリシャ感情

対ギリシャ感情

迷える大羊 · 2011-09-23 12:38:56 UTC+9 · 投稿 #466

そのEUの中核国ドイツなんですが、マスコミの論調をみると、本当にギリシャに対してはイラついている、というかムカつきが止まらないって様子が文章の端々に出てますね。

ニュースウィーク誌の今週9月28日号のトップ特集は「ユーロ分裂?」ですが、その中にシュテファン・タイルさんという同誌ベルリン支局長(たぶんドイツ人)の記事があって(欧州から始まる崩壊スパイラル)、その中でギリシャについて、「統治不能で腐敗にまみれ、産業競争力も皆無の域内隠れ途上国が放蕩の限りをつくし・・・」とか「他の強い国々が救済してくれるという甘い期待の下、財政赤字を垂れ流し・・」と、そこまでいうんかい、と思えるほどにボロクソです。

ギリシャにしたって、上から目線で「あんな奴、要らなねぇ」みたいなことを言われ、キリギリス呼ばわりされ、「節約せんかい!努力せんかい!身の丈にあった暮らしをしろ」なんて説教されて面白いわけがないのであって、この記事によれば、アテネ在住のドイツ人が「このナチ野郎」と罵られて、自宅を荒らされた、なんてこともあったみたいで。

昔のように戦争とか、関係が決定的に決裂する、ってことはないんでしょうが、今後、いろいろと感情的なしこりが残りそうで。それにしても、ヨーロッパ合衆国を最終目標に、そのワンステップとして始まったユーロが却って、円満な関係を阻害している、というのは皮肉以外なにものでもない気がします。
個人単位でもカネの貸し借りが人間関係を決定的に破壊することはよくありますけど、国と国との関係もそうなんですね、当たり前のことでしょうけど。

ところで、この対ギリシャ感情について、フランスの反応がなぜか、ネットやその他ニュース媒体を漁っても、なかなか出てこないんですよね。どうしてフランスの反応に関する報道が少ないんでしょうね?もう一方の中核国で、ユーロの命運を握る国なのに。
まあ、来年の大統領選の結果をみれば、ある程度はわかるような気もしますが。