日本から

日本から

}Sekko · 2007-08-10 14:38:06 UTC+9 · 投稿 #391

5日に日本に着きました。今日は表参道の銕仙会の能舞台で虫干しされている能面を拝見させていただきました。ずらりと並ぶ面は壮観で、空気が凝縮して、眺めている人達よりも生き生きしていました。それでも、面(おもて)は、自分をもっと生かしてくれる裏(うら=面をうらづける人格)を求めているようで、目をあわすたびに品定めされているような気がしてきました。ご招待してくださった柴田稔さんは、面をつけていると自分の体が見えないので、装束をつけていても裸で全て見られている感じがするとおっしゃっていました。裏が全部おもてを通して露呈するわけでもあります。変身でなくて暴露なのかもしれません。あるいは、おもてに促されて、裏の裏に隠れていたものを引き出しながら構築するのかもしれません。
サル居士のヴァカンス先の豪邸は、無償で提供されたって、TVでは言ってましたが・・・(Sがらみの人脈かなあと私はおもってしまいましたが。)
今のフランス人の多くは、「セレブ」の豪遊を眺めて自分を重ねて仮想で満足するのだと誰かが言ってました。自分ちの大統領は自分たちの代表でうんと豪遊して見せてほしいんだそうです。それって、すごく「下流」な発想な気もしますが・・でもフランスの庶民は、「庶民文化」に居直るよりトップダウンの上流文化を代償的に教授して満足という伝統があるので、それがセレブの消費文化にとって変わったって感じかもしれません。そういうのばかりがメディアに出るわけですから。エレガントなサイレント・マイノリティの核は健在だと思いますけれどね。