人間を見つめる

人間を見つめる

tekko · 2017-01-08 18:33:19 UTC+9 · 投稿 #902

1/8のブログを読ませていただきました。変わらない懲りない人間の歴史を日常的に目の当たりにするとその都度、私の頭に蘇ってくる言葉があります。

3年前に亡くなった日本の作家、渡辺 淳一が約15年前、「人間をみつめる」というタイトルの中で言及したことです。文を正確にそのままここで伝えられませんがざっと言うとこう話していました。

情報過多社会だからこそ、今一度原点に立ち帰り、人間が生きて行くのに押さえておくべきこととして、0

「人間には基本的で最も重要な点としてきわめて進歩するものと、ほとんど進歩しないものと、このふたつがあるということを、人間は忘れるべきではない。」

進歩するものは、基本的に全て先人の業績に業績を重ねていけるところが特徴的で知性、理性の領域であり、科学・医学の進歩によりその恩恵を受けることが出来る。しかし、戦争の道具などについてはどんどん殺傷能力の高いものに進歩する。」

「もう一方、人間の進歩しない領域にあるのが感性、情、情念の世界である。何千年経っても変わらない。しかも感性のようなものは1代限りの知恵で終わり、繋がらない。」

「このふたつ・進歩するものと進歩しないものが人間に永遠に共存しているということを忘れてはいけない」「それにいざとなると原初的なものに振り回されるものが人間だ」

これを読んだ時は目からうろこでした。

複雑な気持ちにもなりました。だから、いつまで経っても戦争はなくならないし、いじめもなくならないのかと。私の中ではそこから先に進んで行けないという感じです。