フランスの世俗主義
ここで「世俗主義」と言ったのは、政教分離の言い換えです。
アメリカやイギリスは、建前はともかく、政治的言説に簡単に「神」が出てきます。
第二次大戦でドイツの全体主義イタリアのファシズムに対してキリスト教文明を守る、と言ったのも英米でしたがフランスは絶対そういうことは言いません。第一次湾岸戦争の時にも英米は「神」の名を持ち出しましたが、ミッテラン大統領は一度も出しません。
ブログでも書きましたが、大統領の就任で聖書に誓ったり「神」という言葉を使ったり、諸宗教の代表が祝辞を述べたりというのもあり得ません。
フランスの子供がアメリカにホームステイに行く前の準備会で「アメリカの家庭はみんな日曜に教会に行くから驚かないように」と言われているのも聞いたことがあります。
その意味では、一昔前、日本でも「神の国」と口を滑らした首相がさんざん批判されたのと似ていると思いました。
私は日本のそういう非宗教的(盆や正月などの行事は別として)な大都市で生まれ育ったので、フランスに来ても違和感がなくそんなものだと思っていました。
でも実はフランスの方が「欧米」の中でかなり珍しかったのだと後で分かりました。
そういうフランスで今積極的に「神」を持ち出す人は共同体アイデンティティやイデオロギーを持つ人が多いようです。その意味では今の日本でも、「神国日本」的な言辞はイデオロギーと結びついているようなので、それも似ているなあと思っています。
ただ、『無神論』でも書きましたが、フランスの世俗主義とは、無関心とか無教養とは違って、長い間為政者の道具として利用されてきた「神」の拒否から生まれてきたものなので、安易な「新宗教」やカルトに対抗する武器にもなっています。
そういう無神論のベースには、まさに、「宗教ではないキリスト教」があることに強靭さを感じます。
アメリカやイギリスは、建前はともかく、政治的言説に簡単に「神」が出てきます。
第二次大戦でドイツの全体主義イタリアのファシズムに対してキリスト教文明を守る、と言ったのも英米でしたがフランスは絶対そういうことは言いません。第一次湾岸戦争の時にも英米は「神」の名を持ち出しましたが、ミッテラン大統領は一度も出しません。
ブログでも書きましたが、大統領の就任で聖書に誓ったり「神」という言葉を使ったり、諸宗教の代表が祝辞を述べたりというのもあり得ません。
フランスの子供がアメリカにホームステイに行く前の準備会で「アメリカの家庭はみんな日曜に教会に行くから驚かないように」と言われているのも聞いたことがあります。
その意味では、一昔前、日本でも「神の国」と口を滑らした首相がさんざん批判されたのと似ていると思いました。
私は日本のそういう非宗教的(盆や正月などの行事は別として)な大都市で生まれ育ったので、フランスに来ても違和感がなくそんなものだと思っていました。
でも実はフランスの方が「欧米」の中でかなり珍しかったのだと後で分かりました。
そういうフランスで今積極的に「神」を持ち出す人は共同体アイデンティティやイデオロギーを持つ人が多いようです。その意味では今の日本でも、「神国日本」的な言辞はイデオロギーと結びついているようなので、それも似ているなあと思っています。
ただ、『無神論』でも書きましたが、フランスの世俗主義とは、無関心とか無教養とは違って、長い間為政者の道具として利用されてきた「神」の拒否から生まれてきたものなので、安易な「新宗教」やカルトに対抗する武器にもなっています。
そういう無神論のベースには、まさに、「宗教ではないキリスト教」があることに強靭さを感じます。