へえー

へえー

Sekko · 2011-07-13 19:10:41 UTC+9 · 投稿 #633

ヴァーチャル・アイドルですか。そういうのはやはり個室でPCのスクリーン内で楽しむものだと思っていたので、リアルのファン集団みたいなのが熱狂するのって、ちょっと、私も引きますね。

ただ、思うのは、こうやって特殊な趣味が特化してどんどん提供されていくというのは、一見便利で選択肢が広がったように見えるものの、実は、多くの人の感性を分断しているのではないかということです。

ある程度アバウトな主流、スタンダードが世間にあって、それと自分がどの程度合うか合わないか、たえず確認していく作業があったり、自分の方が合わせたり、あるいは積極的に背を向ける孤独を引きうける、とかいう判断があったりすることが、自分の形成や他人との共存のために今も昔も有効なようにも思われます。

何でもあり、という自体は悪くないですが、実はマイナーなものも強引に商品化していくことは、逆に選択眼を養わないような・・・

「文化」が商品になったり産業になったりしてからの歴史はもう結構長いですが、万人向けのカスカスのようなもの(それが行きつくところがヴァーチャル・アイドルでしょうし、生身の若者とかを国がバックアップしてまで使い捨てにするよりはましですが)がはびこるのって、やはり異様ですね。

あと、文化と経済だけじゃなく、文化と政治とナショナリズムの関係についてもっと意識化しないと、グローバル化された世界で一部の人に搾取され続ける人々が増えるばかりだという気がします。

そうそう、話は違いますが、中央公論の7月号で、なぜ日本の災害用ロボットが使えなかったかの理由について書いた記事を読みました。(p114~田所諭さん)

日本ではレスキューロボットの研究開発の予算が少なく、配備がなく、メンテナンスが保証されず、実用化されないということで、アメリカなどのものは軍で実際に使われているからすぐ稼働できるという話です。

まさに、原発は核兵器とセットになっていて、危機管理も同じレベルであるのが前提とされているということにつながります。

日本のように原発は絶対安全な「平和利用」という「善」だけが建前の国では、直接の利益を生まないレスキューロボットの配備は実用化されないという話なんですね。

なんとなく納得いきました。