2011年の投稿

海外留学

迷える大羊 · 2011-11-30 12:14:02 UTC+9 · 投稿 #663

前にも触れた話の繰り返しですが、最近、日本人の海外留学が減った、特にアメリカへの留学生は激減、中国、韓国、インド人の留学生に大きく差を付けられ、ああ、日本の若者は覇気がない、日本は終わった~、みたいな記事がマスコミに散見されますが、かねてから疑問に思っていたのは、そのアメリカ人の海外留学状況はどうなんだ?ってこと。その疑問への答えになる記事がCNNにありました。

http://www.cnn.co.jp/usa/30004655.html

最近、米国人の海外留学生はかなり増えているようですが、それでも、米国人学生のうち海外に出るのは1%程度で「超」のつく少数派です。日本など足元に及ばない「内向き志向」「覇気の無さ」です。で、注目すべきはその行先。

>行き先は英国、イタリア、スペイン、フランスと中国が多い。最近はアフリカと中東諸国の人気が高まっているという。

ヨーロッパは先進国でアメリカ人の憧れの地、というのもあり、なんとなくわかるんですが、アフリカ、中東が人気、というのは・・・。
よく考えると、これらの国ってアメリカに移民を多く送り込んでいる国々と見事にリンクしているような・・。
ああ、アメリカ人にとって、留学って自らのルーツ探しって面もあるんだな、日本人とは「海外留学」の感覚が大分違うのかも?と妙に納得した次第。

日独同盟

迷える大羊 · 2011-11-18 10:55:05 UTC+9 · 投稿 #662

>アーリア人称揚のドイツだって、その頃無理やり日本の先祖のアイヌはアーリア人だという説を流して同盟を結んだわけだし。

これがよくわからないんですよね。いくら、外交は感情的な好き嫌いで行うものでないとはいえ、日本人を公式に「二流、劣等民族」と位置付けている国家とどうして同盟なんか結んだことが。
戦前、昭和初めの日本といえば、ナショナリズム、民族意識が昂揚していた時期ですよね。ドイツやヒトラーの日本人観を軍人や右翼が問題にする、ってことはなかったのかなぁ、といつも疑問に思うのですが・・。
まあ、アメリカでは日系人があのような目にあっていますし、日本だって鬼畜米英、チャンコロ・・etcだなんてやっていたわけですから、ドイツが特別ひどいってわけでもなかったんでしょうけど。

>うまく戦勝国グループに入って立ちまわり、NATOからも脱退(サルコジで再加入ですが)したり、反米をブランドマークにしてしまったフランス

確かに。軍事面では「ヘタレ」でも、こういう政治力というか、世渡り上手も「国力」と考えれば、間違いなくフランスは「強国」でしょうね~。まあ、その辺はフランス以上にイタリアにも言えることなんですが。
なにしろ、散々ドイツの足を引っ張った挙句、1943年にさっさと降伏。いつの間にか「連合国」「戦勝国」の側にちゃっかりと居座っているという・・。エチオピアでの毒ガス攻撃など、結構ひどいことしてるのに、なぜか、日独ほどの「悪役イメージ」がないし。
戦後も、イタリアは日独の常任理事国入りに反対してますね。日本嫌いと言われるフランス・サルコジ大統領も支持してるのに。なんだかよくわかりません。

まあ、日独は良くも悪くもクソ真面目で不器用なイメージが個人的にはありますねぇ。

ドイツとイタリア

Sekko · 2011-11-16 23:37:23 UTC+9 · 投稿 #661

>日本と戦争としてないってことなら、イタリアもドイツもスペインも「親日」度が高くても良さそう

これですけれどね、ドイツとイタリアは第二次大戦の敗戦国で、アメリカの基地もいっぱいあって、軍事的外交的にはなかなかアメリカに表立ってたてつけないので顔色をうかがうというのがいまだにあるんですよ。それにアメリカの戦時中の「敵性国家」の扱いでも独伊に対するのと日系人に対する扱いは違って差別的だという印象があります。アーリア人称揚のドイツだって、その頃無理やり日本の先祖のアイヌはアーリア人だという説を流して同盟を結んだわけだし。

それに比べて、しっかりとドイツに負けて占領されながら、うまく戦勝国グループに入って立ちまわり、NATOからも脱退(サルコジで再加入ですが)したり、反米をブランドマークにしてしまったフランスのそういう軽さとか調子のいいところが、何となくなごめるんです。フランス人はバカではないので、自分たちのそういう調子の良さも自覚していて、前も言いましたが、ナショナリズムと自虐がセットになっている、そういうスタンスも私には自然な感じなんで。

スペインは、中央集権でないし、どこに住むかによってだいぶ変わりますね。わりと好きです。でも、あのすぐ熱くなる所が、どう出るかというのもあって・・・。私にはエキゾティックな国です。

同調圧力

迷える大羊 · 2011-11-16 21:13:13 UTC+9 · 投稿 #660

>アングロ・サクソンなんてギリシャ・ローマ的見地から見たら野蛮人だろ、という意識もいつもどこかにあります。アメリカは人種差別の偽善的ピューリタン国のイメージがありました。

現代の「先進国」って大半は2000年前は「蛮族」だったような・・。私も、現在、現在勉強している外国語は英語ですが、特にアングロ・サクソン系の文化が好きってわけではなく、単に英語が最も世界に普及した言葉だから。パソコンでいえば、MACの方が本当は好きだけど、アプリケーションソフトの多さ、価格の安さ、周囲が使っていて汎用度が高いからウィンドウズにしている・・、ていうのと全く同じ感覚ですね。

アメリカに関していえば、私個人は人種差別とかピューリタン云々ではなく、とにかく、英語とか自国基準がスタンダードなんだ、グローバルなんだって感覚、態度がとにかくウザい、っていうのがイヤなところですかね。

>インテリは概して親日だし、直接戦争もしていないし

そうなんですか?でも、日本と戦争としてないってことなら、イタリアもドイツもスペインも「親日」度が高くても良さそうですが、私見では、対日認識は他の欧米諸国とあまり変わらないような気も・・。日本に関してシニカルな英国も高齢者はともかく、それ以外は別に「反日」ってわけではないですし。

>同調圧力がない

フランスに限らず、ヨーロッパが好きで根を下ろしている日本人が必ずあげる長所がこれですね。何人もの方がこれを挙げてますので、主観ではなく間違いのない事実なのでしょうね。空気を読む(あまり好きな言葉じゃないです)、って日本語がありますが、日本はなんかねぇ、常に「気配り」を要求され、息苦しいところは確かにありますね。
仕事が早く終わって自身の用がなくても帰るときは周囲に気を遣って帰るとか、先輩、後輩の上下関係とか・・みたいな。
以前にも触れましたけど、高校野球なんて異様な世界だ、と思ったりもしますし。

なんて、欠点もありますけど、なんだかんだいって、私は日本が好きですね。海外生活も経験がありますけど、そのたびに日本ってやっぱりいいわ、と思わされることが多かったです、私個人は。物質的な豊かさはなんだかんだいっても世界有数ですし、いわゆる「格差」も、最近騒いではいますが、世界的には少ない方でしょう。

まあ、問題のない社会、国っていうのはあり得ませんし、善し悪し、優劣ではなく、自分が本当に自分らしく快適に過ごせる国、社会、が「母国」なんでしょうね。

私にとってのフランス

Sekko · 2011-11-15 07:07:51 UTC+9 · 投稿 #659

ええと、私は一度もフランスに「恋」なんてしてませんよ。大学でとった第二外国語もドイツ語だったし...フランス語専攻のクラスの人には何となく「きざ」なイメージを持っていました。

イギリスは、特にロンドンはあの陰鬱な気候が苦手です。
アングロ・サクソンなんてギリシャ・ローマ的見地から見たら野蛮人だろ、という意識もいつもどこかにあります。アメリカは人種差別の偽善的ピューリタン国のイメージがありました。

フランスに来たのは、両親から留学するなら「先進国の首都」と言われたからです。ヨーロッパの他の国にアクセスもよさそうだし、ケルト-ラテン-ゲルマンのシャッフル具合もちょうどいいし、インテリは概して親日だし、直接戦争もしていないし、ということで決めました。

ヨーロッパではミュンヘンも住んでみたいと思いましたが、ドイツ語が今は不自由です。


あと、パリの音楽師範学校のクラシック・ギター科がその頃はヨーロッパで一番いい先生がいるということで入学したのです。

いろんなことにこれという幻想を抱いていなかったせいか別に失望もしませんでした。フランス語というのがいろんなことを考えるのに使い勝手がいいというのはいつも思っています。私の場合、永住はやはりフランスというかパリ周辺でしょう。

もともと都会で生まれ育ったので、地方や大自然に憧れる気もありません。先祖から何代も住んでいた地元とか故郷というのもないので、今は漠然と「日本」が故郷でちょうどいい感じです。

パリに住み始めた頃から、女性が年とって行くのは、日本よりフランスが断然いい、と思いました。日本は子供や学生の天国でしたし、若い女性もちやほやされて楽しいでしたが、一定の年齢を過ぎると差別的です。

フランスでは家庭や社会で期待される役割への同調圧力もなく、何より自分が外国人であることからくる視点の自由を保つことができます。フランスにいれば完全にバイリンガル、バイカルチャーでいられますが、日本にいけばすんなり日本人になってしまうので失うものが多い感じです。

社会保障がしっかりしているので、年寄りや病人や障害者など弱者には住みやすい国ですから、永住にぴったりです。自由競争や冒険心でのし上がっていくような社会ではないですから、私のような競争心のない者には楽ですし、何事もがんばりすぎないフレンチ・エレガンスも好みです。

正直いって、地震がないことで精神的にも安定します。台風もないし、私の住んでいる街には川がないので洪水もありません。まあ、原発そのものはたくさんあるし、テロリズムのリスクだとか街のセキュリティだとかでは日本の方が安全な気がします。でも、自然の条件がいいことは楽です。昔から多くのアーティストがパリを死に場所にした気持ちは分かります。

まあ、グローバリゼーションの影響でフランスもかなりアングロサクソン化して世知辛くなりましたが、それでも、いいところは自覚的に残されているので居場所は見つかります。

インタネットのおかげで、日本にいた時よりもこうしていろんな方とお話しできているし、つながりもできたりして、その意味でもホーム・シックとかはないですね。両親とも亡くなったので「義務」も消えたし、今は私のできる限り、日仏関係の進化に寄与したり、バイカルチャーの私の立場をいかして何かの助けになったりをささやかでも続けて行きたいです。

ああ、片思い

迷える大羊 · 2011-11-14 22:34:10 UTC+9 · 投稿 #658

つづき

それにしても、なんとも情けなくなってくるのは、英国に関して言えば、日本側の英国への片思いぶりがあまりに「熱過ぎる」こと。例えば、わが日本の皇室の留学先は英国ですし、民主党も政権奪取時に議会運営などのお勉強、と称して英国に出かけてますよね。書店をみると「大人の国イギリス、子供の国ニッポン」とか「おいしいイギリス」なんて、要するに英国って素敵!みたいな本が数多く出てたりしますし、英国留学の日本人は多いですし。
あと、「共に立憲君主国であり、島国で・・・」みたいな枕詞もよく聞くところです。
さらに余談、蛇足ですが、ここ2~3年で最もヒットし、こちらでアニメ話のネタにさせていただいたこともある「けいおん!」も映画版はなんでも英国が舞台だとか・・。

http://www.tbs.co.jp/anime/k-on/

著者のコリン・ジョイス氏は別に「反日」の人ではないし、英国人として、日本人の英国好きを悪く思うわけがありませんが、それでも、あまりに「熱い」片思いぶりには、申し訳ないような、むず痒いような、ちょっと気色悪いような複雑な気分になるらしく、日本とイギリスが似てる、みたいな話には、非常に気を遣いつつも、「君の顔はうちの猫に似ている、という説明と同じくらい飛躍した考え」とか「日本に来て、故郷を思い出す、なんてイギリス人なんて見たことも会ったこともない」とバッサリです。その辺はさすが英国人・・ですね(笑)。

もっとも、英国に切ない片思いの恋を募らせる日本人も、いざ現地にいくと冷静になるようで、在英邦人にアンケートをとると圧倒的多数派は「住むなら日本」となるようです。単に母国だから、というのではなく。

http://www.news-digest.co.uk/news/content/view/2168/198/

先生はフランスにいらっしゃる前にどのような思いをフランスにおもちでしたか?また、現在もフランスに「恋」してますか?

まあ、私自身は、ダイアナ妃がどうしたとか、なんとかって王子が結婚するとかしないとかみたいな、マスコミの英王室の報道なんかみても「どうだっていいじゃない、よその国の人の家庭のことなんて・・・」としか思わないタイプなんですが(笑)

ヨーロッパの日本報道って

迷える大羊 · 2011-11-14 22:18:03 UTC+9 · 投稿 #657

どうして、どこか「変」なのか?今回の震災でも、フランス・アンテヌ2の「犬云々」報道を筆頭におかしな報道の報告が先生はじめ、ヨーロッパ在留邦人のあちこちから上がり、憤慨、失笑させられたものでした。
で、先日、読書をしていたら、その理由の一端が伺えた本に出会えました。

http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%9D%E3%83%B3%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%80%8D%E5%85%A5%E9%96%80%E2%80%95%E8%8B%B1%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E8%A8%98%E8%80%85%E3%81%AE%E6%8A%B1%E8%85%B9%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88-%E7%94%9F%E6%B4%BB%E4%BA%BA%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%83%B3-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E3%82%B9/dp/4140882034/ref=cm_cr_pr_product_top

まあ、内容は日本と英国の比較文化論で「よくある話」ですが、注目すべきは英マスコミの「日本関連」の記事が出来上がっていく過程の実態について(著者は「デイリーテレグラフ」の日本特派員という肩書)。詳細は本の方に譲るとして、簡単に要約すると・・。


一般の英国人の日本に関する関心はほとんど皆無に近く、英国マスコミの日本特派員は如何に自分の記事を本国の読者に読ませるか、非常に苦心しているのが実情。それが、英国マスコミの日本報道の歪みに通じるわけらしいですね。つまり、関心を集めたいがために、ついつい、三面記事的な誇張、ステレオタイプの強調をやってしまう、ということですね。

日本特派員側で、これではいけない、とマトモな記事を送っても、英国本社の方でステレオタイプ(第二次大戦、ヤクザ、異様に働くサラリーマン・・etc)にそうよう歪曲され、やる気をなくしてしまうこともしばしば。著者はデイリーテレグラフの東京特派員、ですが、採用に当たって面接らしい面接はなく、履歴書だけでほぼOKの状態。この本を執筆している時点で上司に当たる外信部長にまともに会って話したことがない・・・などなど脱力させられる話が次々から出てきます。

別に英国人が日本とか日本人をどう思おうが勝手・・・、といいたいところですが、英国マスコミはそれなりに世界に影響力があるのが困ったところ。日本の朝日とか読売とか、電通とかが何百万部もの部数を出し、世界最大の規模を誇ったところで国際世論に与える影響がほぼ皆無なのとは対照的です。

BBCの世論調査では、英国人の日本イメージは58%がmainly Positiveでした。確かに敵愾心とか嫌悪感みたいなものはないのでしょう。だから二者択一で「好きか?嫌いか?」「いいか?悪いか?」と聞けば「好きだよ」とか「いいんじゃない?」となるんでしょうが、残念ながら正確には「日本?いい国なんじゃない?」→間違い 「日本?(どうでも)いい国なんじゃない?」→正解じゃないかと。
つまり、日本側の片思いばかりが目立つ、ってことで。フランスのメディアも似たようなものではないか?と思われますが、どうでしょう?(つづく)


またギリシャ

迷える大羊 · 2011-10-13 19:22:34 UTC+9 · 投稿 #656

また、ギリシャ話でなんですが、

ギリシャについては、ドイツ、フランス、オランダ、フィンランド、などの「働き者の勝ち組」系から、粉飾決算という詐欺まがいの手でEUに潜り込み、借金し放題で、優雅な生活・・・

というのが通り相場ですが、そう単純でもないみたいですね。元ダネはこの本。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E5%8D%B1%E6%A9%9F%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%80%8C%E7%A0%B4%E7%B6%BB%E3%80%8D%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%8F-Mainichi-Business-Books-%E8%97%A4%E5%8E%9F-%E7%AB%A0%E7%94%9F/dp/4620530247

今、論じられているギリシャ像は西側先進国のエコノミストのそれが中心で、当然、数字を中心に議論していくわけですが、ギリシャの場合、その数字がまるでアテにならないそうで・・。

ギリシャ問題の発端は財政赤字のデータが大幅に改ざんされていたという事実が公表されたことですが、これについて市場は驚いたが、EUの事情通やギリシャ国民は全く驚かなかったそうです。ギリシャ社会をよく知る者にとって、ギリシャの統計が信用できないのは暗黙の常識らしく。まあ、この辺は中国の統計についてもいえるんですが・・

EU本部も、それほどお人よしでもなく、ハナからギリシャの統計データを信用していない、あえて、問題視しなかったのは大問題になるのを避けるために黙認していた、んだそうで・・。それなのに、空気の読めないパパンドレウ首相はこの粉飾の事実を公表した。それがどの様な結果をもたらすか考えずに・・、ということだそうです。多分、旧政権の悪を暴く、というスタンドプレー、と思われますが。


多すぎる公務員の問題も「公務員の人数をギリシャ政府は正確に把握していない。国家統計局の推計では114万人(労働人口の21%、雇用者の3分の1にあたる)だが、実際は調べたことも無く、ギリシャ政府は実数を知らなかった。」
とのこと。

「労働省の官僚は語る。
「新たな政権ができると、閣僚の顧問や局長職は総入れ替えになり、それぞれの閣僚や次官ら政治家たちが、好きなように身内や友人、支援者、または自分で探し出してきた人物をそのポストに招く。こうした人々は『臨時雇用』という形で来るが、この国の問題は彼らがいつの間にか『正規雇用』になっていて、政権が交代しても解雇されないこと。前から同じポストにいた人はどうなるかと言うと、解雇されず、別のポストに行くか、ひどい場合、同じ局長ポストに2人がいるなんてこともある。当然2人分の仕事はないから、前の人達は職場に来なくなり、給料だけもらい続ける幽霊公務員となる。私たち労働省の中でも全体の職員が何人いるのか、どういう構成なのかよくわかっていない。」。

働かずして給料だけはもらい続ける「公務員」がいるんですね、やっぱり羨ましいと思えますが、こちらが考えるほどには、おいしい思いをしているわけではないようで、

『ドイツのメディアなどは「勤勉なドイツ人とさほど変わらない給料をもらいながらまったく働かないギリシャ人をなぜ救わなければならないのか」と言う。

限られた体験からの印象では大半の公務員の給料はEU諸国よりかなり少ない。もしかしたら、公務員給料の総額から計算すると給料が高くみえるが、公務員の実数が公表数よりかなり多いため、一人当たりの給料はさほどでもないのかもしれない。
事実、正業では食べられず、副業を掛け持ちして長時間労働をする人達が数多くいる。OECDの調査ではギリシャの平均労働時間がEU諸国の中で最も長い。』

やはり、国民労働一般の労働時間は長いようです。もっとも、

『ただし、自己申告を基にしているので信用できるかは疑わしいが。』

とのオチもついてますが・・。

ギリシャについては、冒頭で述べた通り、西側先進国のエコノミスト中心の議論が主で、ギリシャ側の事情を中心にした話ってなかなか見当たらないように思えます。そんな中で、この本、なかなか貴重な一冊だと思えますけど、どうですかね。


それにしても

迷える大羊 · 2011-10-10 20:47:06 UTC+9 · 投稿 #655

日本は平和だなぁ、ですね。こんな時期に増税話が出てるっていうのに、「しょうがないなぁ」みたいな論調がメディアで幅を利かせてるんですから。フランスの大統領選、いろいろな意味で要注目、ですね。
それにしても、格付け機関なんて本当にアテになるんですかね?一昨年くらいに破綻したアイスランドにもトリプルAつけてたことあったぞ?実態は日本やスイスなどの低金利国からカネ借りて、高利回り国、金融商品に投資しまくってただけで、あぶく銭もいいところだったのに・・。

緊縮策

Sekko · 2011-10-10 17:32:13 UTC+9 · 投稿 #654

そうですね。でも、フランスも同じく緊縮策や公務員削減とか定年の延長とかやっているのに、今あまり一般人の不満の行動が出ていません。その理由はもうすぐ大統領選なので、選挙によって意思表示できるからだと言われています。昨日が誰でも投票できる社会党の予備選で、かなりの投票率で社会党はほくほくしていました。
日本は首相を直接選挙で決めるわけではないですから「首のすげ替えカタルシス」は少ないですね。

「格付け」なんてものは、要するに、上の方にランクされていたら気分がいいしメリットもあるので文句を言わないけれど、格下げされたら怒る、というのが人情でしょう。上り坂の人は「ほめて伸ばす」というかそれが励みになると思うし、格下の人が異を唱えても説得力がないし。ちょうど日本のような立ち位置にある所がもっと批判してもいい気がしますが、実際それをもとに機能している経済分野があるのですから、なくすことはできないでしょうね。
それよりも、その格付けが「上」の時に、それをまるでアイデンティティのように刷り込む方がおかしいと思います。無数の指標のうちのひとつなのだから。複眼的に見る視座を獲得するのは難しいです。

おかしいのは?

迷える大羊 · 2011-10-10 13:29:05 UTC+9 · 投稿 #653

昨日(2011年10月9日)の読売新聞朝刊の国際記事を読んでいたら、日本人って素直だな、真面目だな、あるいは人を疑うことを知らないのかも??、と思わされる記事がありました。

『欧州、緊縮策に怒り ローマ・末続哲也』って記事なんですが、何でも、今、欧州の各地で緊縮財政に抗議するデモが発生していて、イタリアでも、今月7日にデモが発生してます。で、そのデモでは政府とともに、イタリア国債を格下げした米格付け会社も攻撃対象となっていて、事務所に卵やらペンキやらが投げつけられたそうで・・・。

日本ですと、米格付け機関が日本国債を格下げ・・というニュースが流れると、ああ、やっぱり日本は財政赤字ひどいし、高齢少子化は進んでるし・・、とうとう、アメリカの「権威」ある機関から格下げされちゃった、なんとかしなくちゃ、反省しなくちゃ、と「真面目」に受け取るのがメディアでも一般国民でも主流のような・・。
格付けする方がおかしいんだよ!みたいな話は全然出てこない、少なくとも主流にはならないですよね。
イタリア人はこのような事態に陥っても、「おかしいのはおまえ(格付け機関)の方だよ!」と言い返しているわけで・・・。

イタリア人が唯我独尊、とみるべきか?それとも日本人が真面目、素直っていうか人を疑うことを知らない、自虐的とみるべきなんでしょうか?まあ、私個人は米国格付け機関については、デタラメばかりとも思わないけども、あまり信じすぎるのもどうか?と。所詮は営利追求を最優先とする民間企業だし・・ですが。




韓国系フランス人

迷える大羊 · 2011-09-07 22:42:41 UTC+9 · 投稿 #652

今日(9/7)の朝鮮日報の記事ですが・・。なんでも、韓国系フランス人で、現在「緑の党」(フランスにもあるんですね)の要職に就く、ジャン・ヴァンサン・ブラセ氏に関して、「「サルコジ大統領が属する国民運動連合(UMP)のアレン・マルレ議員が今月3日の党大会で、選挙戦略に関する質問を受けた際

「韓国人のジャン・ヴァンサン・プラセは痛い目に遭うだろう」」(記事より引用)などと発言、問題になっているようですね。

プラセ氏は当然憤慨。訴訟も辞さない構え。それに対しUMPのコペ幹事長は謝罪した・・、という騒動があったようです。

http://www.chosunonline.com/news/20110907000047

しかし、それにしても、事実ならひどい話、というか露骨というか・・。日本ではヨーロッパ先進国に夢と理想を抱く人が多く、フランスでは・・・イギリスでは・・・と先進国の麗しい政治や文化について眼を輝かせて語る人が実に大勢いますが、先日の英国での暴動といい、少々美化しすぎのような・・。

日本じゃ「極右」(韓国メディアは韓国に対し批判的だったり、意にそぐわない日本の政治家、著名人を右翼、とすることが多い)の自民党議員・・・、うーん、たとえば、誰がいいかなぁ??とりあえず、稲田朋美氏、民主党で言えば朝鮮日報から「極右」呼ばわりされた野田氏だって、たとえばハクシンクン氏(韓国系の民主党議員)を公の場で韓国人呼ばわりはした・・かな?

民主党員で節電大臣の蓮舫氏と国会議事堂を舞台に震災時のファッションを巡って争った自民の片山さつき氏だってレンホーを公の場で中国人呼ばわりはしなかったような・・。「極右の中の極右」、安倍晋三氏だって弦念丸呈(フィンランド系の民主党議員)にストレートにフィンランドに帰れ!などとは言ったのかな・・・。

そちら(フランス)でも、人目を引く話題になってますか?それにしても、韓国からの海外養子の多さには驚かされます。フランスにまで・・ってことで。

ワル

迷える大羊 · 2011-08-30 16:23:20 UTC+9 · 投稿 #651

>そんなことブログに書き散らす時点で危機管理能力はゼロ

そうですよね、なんかもう間抜けっていうか、その辺がまだまだ子供だなぁ、て感じで笑っちゃいましたが・・。十代、思春期なら誰もがやらかすバカ行為の範疇ではないかと。

>ソフト・ドラッグ

酒、たばこぐらいで、何ガタガタいってんのって感じでしょうかね。(光星学院の話は)フランス人が聞いても何がどうなっているのかさっぱり理解できないでしょうね。

>規制を突破したいのも若さの属性

それはその通りで世界共通だと思いますが、それにしても(フランスの話ではないけど)、英国の暴動は異様としか。映像や海外ニュースなどでいろいろ眺めましたが、あれ、きっかけは人種がらみの可能性ある射殺事件でも、暴動そのものは、人種だの失業だのとは全く関係のない「お祭り」にしか見えなかったですね。

ほとんどはどさくさに紛れて野次馬ついでに騒いでいる感じだし、暴徒はロンドンでは移民出身者が多い感じですが、被害者もこれまた移民出身者が多いですし、バーミンガムのような地方都市の暴動ですと、もう人種はまったく関係なし、どちらかというと移民でないイギリス人の方が多かったり、40代の「いい年」したオジサンとか、大富豪令嬢、31歳の小学校教師までが、暴徒に入っていて逮捕されたり、と無茶苦茶でしたね。
何やら、映画「時計仕掛けのオレンジ」を思い出してしまいました。

http://www.youtube.com/watch?v=Z-zRtT5jPLA&feature=related

日本みたいに、現実離れしたワケのわからなくなっている規則に縛られるのも困ったものですが、規則なんざ糞くらえ、守る奴がバカ、隙あらば・・なんて風潮も度を過ぎると、こうなっちゃうんでは?何事も中庸が一番ですね、と思ったものでした。

>先進国内で「暴動」するグループの読み書き能力はかなり低いと思います

ということは、英国政府、警察の見立て通り、ワルの中にすごく頭の切れる(読み書きもできて、IT能力もある)一群がいて、巧みに煽ってたってことですかね。
しかし、一頃、英国礼賛本が日本でブームになったことがあって、その中のフレーズに「大人の国イギリス 子供の国日本」なんてありましたが、そりゃどこの世界の話?って感じです。

この暴動って英国特有のものなの?それとも、社会環境、教育環境の問題点が共通していて、フランスを含めた全欧州で発生する可能性があるもの、なのか?気になりますね。

フランスのワル・・・

sekko · 2011-08-30 14:22:57 UTC+9 · 投稿 #650

このフキャンダルのことはもちろん知りませんでしたが、そんなことブログに書き散らす時点で危機管理能力はゼロですね。

私は「ピューリタン国は偽善」、「カトリック国は欺瞞」なんて使い分けたりしますが、確かにフランスは何でもゆるいですよ。第一、酒やタバコに年齢制限ないし、このごろ販売に関しては割りとうるさくなりましたが、子供でもワインの水割りを普通に飲む文化だから。

日本も、中学生まではともかく、高校生くらいなら、もう、酒のリスクとか、大人と変わらないと思うし、ビールなんてたまに飲まない男子高校生のほうが少ないのでは、というのが昔からの私の印象です。無理やり飲まされる状況があれば別ですが、一般的に、「分からなければ終わり」の程度ですよね。フランスはヨーロッパの中でもソフト・ドラッグの規制が厳しく、中高生にはその方が問題で、深刻です。規制を突破したいのも若さの属性ですしね。

ただ、フランスやイギリスって、なんだかんだいって階級社会が残ってるので、アッパーな人の子供の規制違反はうやむやで、移民2世なんかは、もうドラッグ販売とかの道しか金を稼ぐ方法がなかったり、それももちろん巧妙に組織化されて、国際的にあるネットワークの下請けとなっているので、リスクは高いです。そんな人たちは、携帯はもちろん駆使しますが、いわゆるブログを書くという中途半端なブルジョワ文化はないので、ブログから足がつくとかはめったに聞きません。オスロの銃乱射犯みたいに移民じゃない単独犯なら読み書き能力はありますが、先進国内で「暴動」するグループの読み書き能力はかなり低いと思います。

結局、日本では、高校生の年齢の飲酒が「法律違反」になるから、処分せざるを得ないので、現実とか乖離してますよね。こういう事件が起きたら、フランスなら法律の方を改正しようという抗議の声が聞こえてきそうです。

ネットユーザー

迷える大羊 · 2011-08-30 12:36:21 UTC+9 · 投稿 #649

この光星学院のスキャンダルをみて、時代の流れを感じるのは、発覚のきっかけと拡散がブログとネットであることですね。今はオタクでも何でもない、ネットとはもっとも縁遠そうなイメージのある高校球児やマネージャーもブログで情報発信しているような時代なんですねぇ。まあ、こんなことに感慨を感じること自体、おじさんであることを白状しているようなものですが・・・。

そういえば、今月初めの英国の暴動でも、ワルガキたちはスマートフォンで警察の警備状況を連絡したり、騒ぎを煽ったりしてましたし、ワルたちのカツアゲ(恐喝・強奪)対象の一つはソニーのゲーム機だったりしましたし。十代のワルとか不良っていうと、バイクだとか暴走族とか改造車、なんていうのはもう時代遅れになりつつあるのかも?

昔はパソコン、ネット、IT=オタクでしたけど、ワル、不良の世界もその種の能力が必須だったりステータスになる時代になりつつあるんですかね?
抽象的でなんですが、フランスのワル、不良少年(少女)の状況ってどんなものなんでしょうね。

高校野球

迷える大羊 · 2011-08-30 11:52:47 UTC+9 · 投稿 #648

以前にも、触れましたが、日本の高校野球全国大会における「熱狂」って、フランス、あるいは日本以外の国々で理解されるものなのでしょうか?

私は以前から、高校野球に関しては疑問が一杯でして。いえ、野球そのものや球児たちには全く含むところがない、というより、私にとって今でもスポーツといえば野球です。
草野球も時々やりますし、プロ野球のペナントレースは関心ごとの一つ。サッカーなんぞ、未だにルールわかりませんし(だからこそ、見なきゃいいのに気になってしまうわけですが)。じゃあ、何がイヤなのか?というと、うまく言葉にできませんがその「白々しさ」。

今年の夏の甲子園における準優勝校・青森県代表、光星学院の選手が帰省中(同校野球部は半数以上が他府県出身)に飲酒とか、女子マネージャーとのキス写真がのっかったブログを外部の人間が発見し、同校や高野連に通報し、騒ぎになったようです。

http://www.j-cast.com/2011/08/23105129.html?p=all

現在、飲酒の選手は停学処分、準優勝取り消しはない模様ですが、高野連より厳重注意をされ、光星学院の国体出場は辞退。地元の優勝記念イベントは中止だそうで・・。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/headlines/20110826-00000097-jij-spo.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110823/crm11082310490009-n1.htm

正直、何を今更、てな感じです。こんなことを嘆く人々とかマスコミとか高野連って高校球児が「純真無垢」なんて本気で思ってるんでしょうか?私自身の高校時代の経験からいえば、野球部員は決して「優等生」タイプの人間が主流ではありませんでした。ワルとか不良、というわけではありませんが、どちらかといえば、飲酒とかセックスとか賭け事などなど、「大人の世界」に誰よりも早く足を踏み入れた、ってタイプが多かったですけどねぇ。

高校野球部、といえば、他のどの部活よりも練習は厳しく、休みもなく、上下関係は厳しく、丸刈り強制。彼らがそういう試練に耐えられるのは、「ヒーローになりたい」「モテたい」「そして、いい思いをしたい」というモチベーションがあるからで。単に純粋に野球が好きってだけで、少年たちがあの厳しい世界で頑張れるわけない、と思うんですが。
大体、準優勝校のチーム構成の半数以上が他府県出身なんてプロの世界、大人の世界そのものですし。マスコミや高野連の人間だって高校時代があったんだから、それくらい、なんとなく知ってるだろうに、今さら・・的な報道をするんですからね。一言でいえばどうにも「偽善的」な感じがしてしょうがないです。

高野連やマスコミはピューリタンの集団なのか?と思っちゃいます(笑)。そういえば、いい悪いの判断は別にして、建前とは別に、欧米のキリスト教国でも、プロテスタント国の方がこの類のスキャンダルに厳しく、カトリック国は甘い印象(あくまで印象ですよ)があるけれども、実際のところどうなのでしょうか?



ガブリエルさん

Sekko · 2011-08-20 17:16:17 UTC+9 · 投稿 #647

こんにちは

今人気なのでGuy de Fontgalland で検索したらたくさんでてきます。

フランス語のWikipediaはこれ。

http://fr.wikipedia.org/wiki/Guy_de_Fontgalland

写真もあります。翻訳ソフトで読んでみてください。


死の床の写真はこれ。

http://www.google.fr/imgres?q=demande+de+b%C3%A9atification+de+guy+de+Fontgalland&hl=fr&sa=X&biw=1280&bih=601&tbm=isch&prmd=ivnso&tbnid=BkQSZ2t-UzQtaM:&imgrefurl=http://imagessaintes.canalblog.com/archives/2011/05/16/21151468.html&docid=LTpSRKCz4qE8bM&w=524&h=309&ei=pmlPTsiNLdTb4QS3oY3yBw&zoom=1&iact=rc&dur=289&page=1&tbnh=147&tbnw=210&start=0&ndsp=21&ved=1t:429,r:2,s:0&tx=84&ty=79

ただ、私がマドリードのワールドユースデイを見て思ったのは、若い人たちが80代の教皇に夢中になっている姿はいいなあ、ということです。若くてきれいな純粋で罪のない少年に憧れるのは普通だけど、若い人が年寄りを好きになってくれる理由はただ一つ、その人から信頼されている、ことをキャッチしているからだと思うんですよ。暴動に走る若者を厳しく取り締まる政府より、「未来は君たちだよ」って全幅の信頼をおいてくれるカトリックの年配独身グループ、彼らの存在はほっとします。

ある意味で、小さき者の神学と同じことの違う表れなのかもしれませんね。

ガブリエルさんの霊的な旅を応援します!!

教えて下さい!

ガブリエル · 2011-08-20 10:03:49 UTC+9 · 投稿 #646

9月号のカトリック生活でギイ・ド・フォンガランの事を初めて知りました。小さいテレジアとも関わりがあるみたいで気になって仕方ありません。私なりになんとかギイ少年の情報を得たいと思いましたが全く駄目でした。どんな顔をしているのかも分からず悲しいです。写真とか何か何でも良いのでギイ少年の事を教えて下さいませんか?こうなったらフランス語オンリーでもかまいません。フランス語の辞書を読む?羽目になってもギイ少年の事を知りたいですし顔も見たいです!お願いします!

日本海=東海(トンへ)?

迷える大羊 · 2011-08-09 23:27:01 UTC+9 · 投稿 #645

半分趣味の韓国メディアウォッチから・・・。「日本海呼称問題」ってご存知でしょうか?(日本メディアがこれまであまり、というかほとんど報道しなかったので。)。
要するに、日本、ロシア、中国、朝鮮半島に囲まれた海を「日本海(sea of Japan)と呼ぶのは、日本帝国主義の残滓でけしからん、東海(トンへ)と呼べ、主に韓国メディアと政府が主張している、という話です。もっとも、昔からそのようなことを主張していたわけではなく、90年代に入ってからの主張なんですけどね。

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0410&f=national_0410_027.shtml

「日本海の呼称問題は、1992年に行われた国連地名標準化会議で韓国側と北朝鮮側が「East Sea(東海)」と表記するように働きかけたのが争いの始まりである」

そんなわけですから、

「ソウル市教育庁は14日「ソウル大出版文化院が発行しているドイツ語作文教科書の7ページにある地図で、東海の表記が漏れ、“Sea of Japan(日本海)”とだけ表記されているという誤りが発見された」と発表した」

http://www.chosunonline.com/news/20110315000004

なんてことがあちこちで発生するわけですが。

いえ、別に韓国内であの一帯の海をどう呼ぼうとまったく自由だし、どうでもいいんですが、問題は、全く無関係の国々にも「東海(トンへ)」と呼ぶよう運動していること。
別に「日本海」だからってすべてが日本の領海ってわけでもなし、大体、「日本海」って名づけたのは日本人じゃないし、日本が他国に強要しているわけでもなし・・、インド洋って全部インドの海?違うだろ?てな感じで、はっきりいって理解に苦しむ主張なんですが、それについて、またまた新たな?動きが・・。

http://japanese.joins.com/article/589/142589.html?servcode=A00§code=A10

「東海」を「日本海」単独表記に…米国の主張で波紋(中央日報)

要するに、米国は「日本海→東海」に付き合うつもりはないよ、呼びたければ内輪でどうぞ、というお話。英国も同様の見解だそうで。

「米国に続き英国も東海を日本海と単独表記すべきという意見を提出したことが確認された。」

それに対しては

「これに対し韓国政府は米国が一方的に日本の肩を持っていると反発し・・・」

ん?米国が日本の肩を持った??すごい外交力ですねぇ、日本政府も。というか、単にそんなもん(日本海→トンへ)に、なんで俺たちが付き合わなきゃなんないの?と一蹴しているだけなんじゃ?
しかし、韓国メディア側にはめげずにこんな記事が・・・。

http://www.chosunonline.com/news/20110808000034
東海呼称問題:18世紀の英辞典も「Sea of Corea」

はあ、そうですか、でも、その英国がまるで相手にしていないし、これだと「朝鮮海、韓国海」でしょ?「東海」じゃなかったの?と、これまた突っ込みどころ満載。

要するに、単に「日本」がイヤなだけなんじゃないの?だけど、「東海」じゃ、第三国の人間はますますワケがわかんないし、そもそも、「東海」の出所はかの国の「愛国歌」という、「日本海」以上に押し付けがましい、自己中な命名の仕方ですし・・。もうなんていったらいいのか、あえていうと、あまりにも子供っぽすぎるような・・。
そりゃ、米国国務省もまともに相手にしないでしょう。

http://www.j-cast.com/2011/08/09104015.html


まあ、世界的にみて、旧植民地というのは、かつての屈辱の反動で過剰なナショナリズムが発生しやすいものなのかもしれませんが・・。
ところで、フランスにも、アフリカ北部に旧植民地諸国を多く抱えていますが、これらの植民地の過剰なナショナリズムからくる摩擦ってやはりあるものですか?

あと、アフリカ旧植民地国とフランスの間に、「アフリカとフランス・ヨーロッパ間の海は「地中海」ではない、「北アフリカ海」だ!」なんて話、あるんでしょうか??







人種のシャッフル

Sekko · 2011-08-04 22:15:07 UTC+9 · 投稿 #644

メキシコでグアダルーペの聖母が「御出現」してインディオの男性(福者だか聖人になりました)に「みんな私の子」と言って以来、中南米のカトリック世界はどっと混血して、そのシャッフルが進んだんですよね。その「御出現」が奇跡なのか、カトリック教会の他民族同化統合戦略の演出なのかは知りませんが、南米でも旧英領のところって人種の区別が今でも明瞭ですから効果は大だったようです。この話どこかに書きました。

ありがとうございます

迷える大羊 · 2011-08-04 21:51:37 UTC+9 · 投稿 #643

連続投稿におつきあいいただき、ありがとうございます。
アメリカって情報が多すぎて却ってわかりづらい、アメリカ自体、州により、人種により様相が全然違う、また、政治・軍事・経済情報が多く、一般人の生活というか、価値観についてはあるようで少ない。また、「あめりか なう」の著者は元新聞記者で、わかりやすく、要領よく、適度に笑いを入れて、そこそこ文章がよくまとまっていた、あとは、話の要所、要所に出てくる、猫のシュールなマンガ・イラストが面白かった、が読んだ理由でしょうか。

しかし、まあ、世界的にみて日本(およびその影響を色濃く受けた韓国)の学校の団体行動、集団行動重視は世界的にみても珍しいような気がしますね。
すでに始まっている夏の全国高校野球なんか、アメリカ人とかフランス人は絶対に理解してくれないだろうなぁ、なんて思います。
先輩、後輩の厳しい上下関係、月月火水木金金の猛練習、全員丸刈り、さらに輪をかけて、わざわざ最も気候の厳しい時期を選んで過酷な連続試合・・「ここは海兵隊か!特殊部隊か!」とか、最悪「日本には軍国主義の亡霊が未だに云々」なんて言われそうな気がしますが(笑)。

まあ、もっとも、それが日本の治安の良さ、震災でも崩れない秩序、我慢強さにつながっている面もあると思いますので一概に悪いとかいいとかは言えないのでしょうけど・・。

社会的な面での人種差別は、世の中の進歩とか人々の意識向上で無くせますけれども、恋愛とか結婚といった理屈で割り切れない心の動き、心の奥底の部分での偏見とか壁は容易に崩れないし、なくなるまでにはまだまだ時間がかかるだろうなぁ、って思います。

あと、社会的、法制度が変わっても、本音とか意識の奥底レベルで、男性が主に働き、家族を養い、女性は、それに乗っかって家を守りという固定観念が続く限りは、国際結婚、となると男性側は収入、生活レベルが高い、いわゆる先進国国民、女性は(実際にそうかどうかは別にして)経済レベルの低い地域、国の出身・・・、みたいな組み合わせが多数なんてことが、まだまだ続くんでしょうね。もしかしたら、男らしさ、女らしさの定義、観念が変わらない限り変わらないかも、です。

ところで、妻側の親戚に日系移民(日系ブラジル人)の人がいるのですが、彼の息子は現在、ドイツ系の女性と付き合っているみたいです。
客観的根拠のない私見ですけど、ブラジルなど、南米、ラテンアメリカの出身者って人種、民族不明な外見の人が多いように思えます。

つまり、北米、アングロアメリカに比べると人種のミックス、シャッフルが進んでいる、少なくとも壁は低いように見えるのですが、どうなんでしょうね。どなたか南米方面の人種、民族事情に詳しい人にお教えしてもらいたいところです。

フランスの場合など

Sekko · 2011-08-04 17:41:57 UTC+9 · 投稿 #642

今は世界各国で暮らしている日本人の日常ブログが続けて何年も読める時代なので、アメリカは多いですから、地方別、パートナーの人種別、職業別などに分けて定点観測までできるのにいまだにこんな本が新鮮だったりするんですね。私なんか、日本にいたときもまったく知らなかった日本の「地方在住、姑介護、子沢山」みたいな主婦のブログもいろいろ読んでて、カルチャーショックですよ。ある意味特殊環境にいた昔よりも今の方がずっと「日本人」が分かってきました。

ええと、フランスでも中学校(日本で言うと6年生から)から、生徒が教室移動です。しかも、ひとつのクラスで英語とかドイツ語とか選択外国語が違うと組み合わせも違うし、プールや体育館も学校外の施設に移動するし、あまり集団の行事もないし、また、飛び級や落第もあって年齢もばらばらなので、日本風の「同調圧力」というのはないので、その種の「いじめ」は少ないです。学校外のグループの対立とかを学校内に持ち込むとか、恋愛がらみの嫌がらせとかは、まあいろいろありますが、少ないだけに犠牲者の孤立があるので問題になっています。

大昔、黒人と白人の結婚について、結婚は男のステイタスを変えないので、白人と結婚した黒人女性は「名誉白人」みたいになって差別されないけれど、黒人社会を捨てた「成り上がり」と黒人側から軽蔑され、逆の場合は、白人女性は「黒人に成り下がった」として白人社会から切り捨てられ、白人女性と結婚した黒人は白人から泥棒のように憎まれるのだと聞いたことがあります。私はその説になんとなく納得していました。特にアメリカの場合は、昔、白人の農場主が女の黒人奴隷にいくら子供を生ませても「奴隷の子は奴隷」で、農場主夫人が黒人と通じたらまあ姦通で両成敗。でも、白人女性が産んだ黒人の子は原則として奴隷にならないんですよね。

で、その後、法律史関係の論文を読みまして、一般に結婚において、多くの社会で、女性は男性の「資産」「動産」だとみなされている、と知りました。男は蓄積した資産を継承させるための子孫が必要で、その子孫が自分のものである確信を持つために、自分の「個人所有物」を子供の母親にする必要があったのです。そのせいで、「・・・夫人」というヨーロッパの貴族夫人などは、昔すごく国際的にあちこちを動いてました。サロンも主催していたし。自由だなあと感心していたら、つまり人格じゃなくて「動産」だったからなんですね。
「妻」が人格でなく「もの」であるとしたら、「劣等民族」の出身でも関係ないし、逆に、「優越民族」の女性を「劣等民族」の男の「もの」化されることは許されない。父親の元にいる限りは、何歳になっても一応「子供という半人格」なんです。

結婚制度における「妻」は男の資産の一部、という視点で見ると、偏見がいろいろ納得できます。その証拠に、白人と黒人のカップルが、ホモだとかレズビアンだとかの場合は、「ホモ」ってことでの偏見は別として、人種的にどうこう言われることはありません。

まあ、私の周りにいる今の若い人たち自身にはもう適用できないですけれどね。一般に、「妻」が働き出したら「もの」のカテゴリーから外れてくるし。

私自身は、遺伝子のミックスは、かけ離れていればいるほど生存チャンスも多くなるし、ブレイクスルーするかもしれないし、恣意的な人種区分を混乱させて、いいんじゃないかと思います。でも、多分、「自分ち」の話(たとえば自分の子供がその社会のマイノリティで差別されているグループの人と結婚したがるとか)が持ち上がったりしたらアルカイックな偏見がいっぱい出てきて、すごく偏狭な嫌な「世間」になる気がします。

子供が猫を「もの」扱いせずに対等に扱ってめろめろになっているのを見ても平気なのに。やはり、「子孫を残す」という可能性がに「社会の目」のプレッシャーがかかるんでしょうかね。アメリカ人(白人女性)の友人から、思春期までは黒人やヒスパニックの子供と一緒に遊んでいたのに、思春期以降はすっぱりと切り離されて偏見を植えつけられすごくショックだったときいたことがあります。女性を「もの」のカテゴリーから解放しない限り人種差別はなくならないかも。

異人種間の結婚・恋愛

迷える大羊 · 2011-08-04 10:36:19 UTC+9 · 投稿 #641

連続投稿すみません。やはり、先スレの「あめりか なう」からのネタで・・。

アメリカは人種・民族差別については非常に厳しく、先のイジメの場合でも、その理由が外見・民族だったら完全に裁判沙汰、もう犯罪に近いものになるので、親たちも、人種がらみの差別だけは「絶対にするな」と口を酸っぱくして説いているみたいです。

実際、アメリカでまともな大人なら人種がらみで侮蔑とか差別は表には絶対に出さないみたいですし、もちろん、昔のような人種による隔離政策などはありません。
しかし、いくら理屈で、法律で、モラルで、人種差別を禁じても、そういうものではどうにもならないのが恋愛と結婚。

どんなに多民族が混在する地域にいても、カップルになるのは大体、同じ人種・民族同士。白人の多い学校で黒人の女の子が恋愛対象とならず、とか、日系、韓国系、中国系などのアジア系の男性が白人、黒人の女性とひっつくことは稀とか・・。もっとも、逆、つまり、白人、黒人男性がアジア系の女性と付き合う、というのは非常に多いらしいですが。

あと、ラティーノの子供が白人とばかりつるんでいたら、移民仲間から裏切り者といわんばかりのことを言われたとか、なかなかに複雑です。

まあ、わたくしは米国で本格的に暮らしたことはないので、受け売りの域を出ませんが、日本にいても、アジア系と白人、黒人、その他人種との恋愛・結婚については思い当たるふしがありますね。私が知っている限りですと、西欧先進国の人間と日本人の結婚の場合、大体、男性側は西欧人、女性が日本人の場合がほとんど。その逆は少ないですね。

逆にアジア系(韓国、中国、フィリピン、インドネシアなどなど)と日本人の結婚、となると大体、男性が日本人、女性がアジア系という場合がほとんど。人種による差別・区別などない、という建前からすれば、もっとランダムにシャッフルされていいはずですが、なぜか綺麗にこういう傾向が出てますね。まあ、私の個人的な見聞、私見にすぎませんけども。

例によってフランスではこの辺、どうなっているんでしょう?

差別・いじめ

迷える大羊 · 2011-08-04 09:27:32 UTC+9 · 投稿 #640

>他人を排斥したり差別したりする「理由」は、その社会が安定していず、人々が不幸だからです。

そうですね。思えば、反ユダヤのナチスが勃興したワイマール共和国時代のドイツもハイパーインフレ、失業がすさまじかったですし。同時代の日本も、現代とは比較にならない格差社会でしたしね。

>学校のクラスのようなかなりの同質の集団内でもいじめなど排除行動が起こります。

ところで、最近読んだ本で面白かったものに「あめりか なう」というのがありまして。
(フジモトマサルさんの猫のイラストがなんだか味わい深い)内容はタイトル通り、仕事の関係で家族でアメリカに滞在した一家のドタバタ記、ですが。

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4093798192/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

いろいろありますが、興味深かったのは、アメリカの学校の「いじめ対策(なのかどうかは定かではないけど)」。いじめそのものは、当然、アメリカの学校にもあり、やはり、自殺者もいて、いじめ自殺の親のサイトがあるくらい(コロンバイン高校の銃乱射事件の犯人もイジメ被害者でしたし)。じゃあ、日本と変わらないのか?というとそうでもないみたいで。
何が、というと学校の仕組み。

日本でいう中学生くらいになると、ホームルームなんてものもなく、授業ごとに顔を合わすメンバーも違うので、人間関係が閉鎖的・排他的になりにくい。
しかも、授業と授業の休み時間も純粋に教室に移動(教師ではなく、生徒が移動)する時間だけ(数分間)。遅刻すれば、単位、成績に響くし、おまけにそれは、学校のHPに日々掲載、更新され、親も本人もネットで確認できる・・、といった感じ。

要は・イジメをする時間がない ・大人の目が届かない空間、時間が少ない、ということらしいです。著者がアメリカの教員に日本の学校について説明(教師が教室を移動するなど)すると、「それで、イジメ、暴力事件をどうやって防ぐのよ?」っていわれたそうで。

賛否両論いろいろあろうか、と思いますが、私個人は「アメリカ式」の方が「合理的」かな?と思わないでも・・。フランスではどうなっているんでしょう?

そうなんですか・・・

Sekko · 2011-08-03 06:50:04 UTC+9 · 投稿 #639

知りませんでした。へえー。

確かに、白人系の人種差別者(特にアラブ人と黒人に対する)でそれを認めたくない人が、自分は差別主義者ではないその証拠として「日本人って優秀」という傾向はあり、まあ私もその欺瞞の恩恵を多少受けているのであえて突っ込まないままで何十年も来てます。

日本に中東のイスラム系移民が来ないのは、彼らにとって、旧宗主国に行くほうが、地理的に近い、旧植民地人に対して移民やビザの特別枠があることが多い、相手の罪悪感を利用することもできる、すでに移民の家族や知り合いがいるのでそのつてを頼ってきやすい、言葉も公用語だったり、昔から支配層が宗主国で教育を受けてきたので言葉もこなしやすい、などの理由だと思います。日本も同じような問題を隣国との間にかかえていますね。今日本のイスラム移民のほとんどはインドネシア人です。パキスタン人やトルコ人もいますが、いわゆる「アラブ人」は少数ですね。それに日本はやはりつい最近まで移民労働に関する規制がやはりかなり厳しく閉鎖的でしたから、実際に、来れなかったのだと思います。島国で不法入国も楽じゃないし。地政学的理由が大きいですね。

後、見た目の問題もありますね。地中海のラテン系の人たちって、アラブ人もベルベル人もトルコ人もギリシャ人もスペイン人も、日本人から見るとみな似たようなもんです。でも、そういう人たちって、北へ行けば行くほど目立ちます。フランスくらいでとめとけばいいのに、スカンディナビアまで行くなよ、と思ってしまいました。

ただ、日本とフランスに何十年も住んで、今頃になって確信を持ったことがひとつあります。

人は、実は、見た目が違うから、仲間じゃないから、という理由で他人を排斥したり差別したりはしません。

人が、見た目が違うから、仲間じゃないから、という「口実」で他人を排斥したり差別したりする「理由」は、その社会が安定していず、人々が不幸だからです。

言い換えると、みんながある程度自分の生活や環境に満足している社会では、「見た目が違う」とか「仲間じゃない」ことは、好奇心の対象であっても、排斥の対象にはなりません。

ディズニーランドの中では、ミッキーだろうが魔法使いのおばあさんであろうが、みんな「多様性」の世界です。利害関係がない時に、犬や猫など見かけが違って言葉も通じない動物たちとも楽しく異種共存できます。シルクロードの中継地など、多種多様の文化や人種が問題なく混在していた場所や時期もあったと思います。

逆に、ある集団にどこかひずみがあったり、外部からの圧力がかかっているときには、学校のクラスのようなかなりの同質の集団内でもいじめなど排除行動が起こります。

そう、差別行動も、銃乱射も、戦争も、迫害も、複合的な利害関係や、それに伴うさまざまなクォリティ・オブ・ライフの様相によって表面化してくるもので、そこにつけられる「見た目の差」や「国の違い」や「宗教の違い」や「教義の違い」などという理由は、実は、すべて後付けなのです。

「文化の差」や「宗教の差」なんかをいくら分析しても、人間性の本質には到達できないのです。

言葉も通じず、毛むくじゃらで尻尾があって、トイレの始末も自分でできないうちの猫を心から美しい、かわいい、と思えるのが人間です。

最近つくづくそう思うようになりました。

今書いている本で訴えたいテーマのひとつがこれなので、つい長々と書いてしまいました。