2011年の投稿

原発

迷える大羊 · 2011-03-16 22:26:46 UTC+9 · 投稿 #588

>フランスが気にしているのは主に海外県の津波ですよ。本土の普通の建物の耐震構造なんて、何、それ? というレベルです。

うーん、正直大丈夫かいな?と思っちゃいます。本土や中央で危機意識がほとんどないのに、海外県だけ耐震対策をしっかり行う、なんて現実に可能なんでしょうか?って思ってしまいますが・・。
それに、なんだかんだいってもフランスも日米と並ぶ原子力発電大国なわけでしょ?いくら地震がないっていったってテロ、予期せぬミスなどなど、可能性はいくらでも考えられるわけで。
第一災害なんてNYの9.11にしても、今回の東日本大震災にしても、常に「想定外」なわけで、どうもその辺の意識が足りないような。日本だって決して上から目線であれこれいえた立場ではないですが、困ったものですね・・・・。

ところで、冷静沈着といった日本・日本人への高イメージを台無しにしかねないのが福島の原発事故。危ないのか、危なくないのか?どうも判然としない、奥歯にもののはさまったような東電、政府の発表にはイライラし通し、先行き予断を許しません・・・。

ところで、その原発で必死に「防戦」している50人の作業員を称賛する記事がNYタイムスに載ったようなのですが、その中でどうにも気になってしょうがないのは・・・、

「一方、東京電力が50人の「名前も、他のどんな情報も開示を拒否した」」

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031601000614.html

とあること。なんで?って感じです。そういえば、マスメディアでも現場作業員がどんな人々なのか?という情報はまるでみません。単なるプライバシー保護なんでしょうか?ならいいんですが。でも、こんな求人がネットをみるとあるんですよね。

http://job.j-sen.jp/hellowork/job_3373229/

仕事内容は「原子力発電所内の定期検査・機械・電気・鍛冶溶接及び足場作業」。普通に考えれば、経験・知識ともに高度なものが要求される職種のようにおもえますが、スキルも年齢も経験も不問、それでいて土日祝休み、です。何かひっかかるものを感じるんですよね、これ。
以下、単なる推測、下司の勘繰りの域を出ませんが、回りくどい言い方を止めてはっきり言うと、電力会社って常日頃から危険な現場作業を下請けに丸投げしてるんじゃないのか?ってこと。一流大学を出て厳しい倍率をくぐり抜け入社した電力会社社員が「やりたがらない」「やらせられない」作業だから、求人条件もユルユルなのでは?こんな記事もありますね。

http://www.jca.apc.org/mihama/rosai/elmundo030608.htm


発表が二転三転したり、どうにも要領を得ないのは「自分で作業していないから」、「自分で現場を仕切った経験がない」から「細かい事情が理解できない」からでは??などと、一応は工事関係の端くれに位置する人間として勘繰ってしまうのですが・・。

で、作業員の名を明かさないのは、プライバシーとかマスコミの攻勢からの保護ではなく、正社員はロクに現場になど出ていない、という事情がバレるのが困るから?
しつこいようですが、これはあくまで推測、下司の勘繰りです(そうであってほしい、と思いますが)。

耐震構造

Sekko · 2011-03-16 01:32:26 UTC+9 · 投稿 #587

フランスが気にしているのは主に海外県の津波ですよ。本土の普通の建物の耐震構造なんて、何、それ? というレベルです。

私の今住んでいるうちは、築130年です。日本人が見たら、どこも一度の地震で全壊するレベルの建物ばかりだと言われました。

ただ、パリの最後の地震は確か一万年前くらいで、いわゆる有史以来は起こっていなくて、これからも1000年や2000年レベルでは大丈夫と言われているので、みんな能天気なのでしょう。

もしも同じような災害に遭遇する運命なら、それは日本での方がフランスよりずっといいです。フランスなら、救済とか復興だとか言う前に、確かに怖くて外を歩けない。

しかし、ネットでずっと日本のテレビを見ていて、怖いし、デジャ・ヴュというか、カタストロフィ映画などが二重写しになります。

直接被災していない若い世代の人にいたっては、シムシティでは原発はこうなるとか、ゲームでは逃げたらフラグが立つとか、もっとシュールな怖いことを言っているのを耳にしました。

悪夢のような・・・という感じですね。

私は実は冷戦時代にも、核戦争のリアルな悪夢を見たことがあって、起きてからオーストラリアへの移住計画を立て始めたことがあります。あの時それを貫徹していたら、今頃オーストラリアの農場で旱魃に苦しんでいたかもしれません。

そういう馬鹿なパニックもいろいろ経験して、全体としては、結果的に戦争はもちろん災害も事故も暴力も大病もなく60年近くを生きる幸運に恵まれたので、今はこのまま逃げ切るというよりはやはり何らかの形で還元したいと素直に思っています。

「帰宅難民」でした・・。

迷える大羊 · 2011-03-15 22:01:44 UTC+9 · 投稿 #586

3月11日の震災発生時は品川で某高層ビルで仕事中でした。電車はすべてストップ。会社で一夜を明かそうと、協力会社の方のクルマに載せていただいたのですが、首都高速は全面通行止め。一般道は渋滞また渋滞で一時間たっても数キロと離れていない、芝浦にも行けない状態で・・・。
夜10時近くなってやっと一部の地下鉄が再開、会社で一夜を明かし、ようやくJRの電車に乗れました。でも、時刻はまるで当てにならず、本数も普段の半分以下、大変なラッシュでてんやわんやでした。コンビニに食料調達に行くと、おにぎりなど、食料関係がきれいさっぱりなくなってます。家族とは深夜になってやっと連絡とれました。
自宅は意外と被害が少なく、本棚がひっくり返っている、皿が数枚割れている程度ですみましたが、ガスが止まってました。
土日をはさみ、14日出勤しようとしたらJRは全面ストップ。駅が閉まっていて、結局、自宅待機です。クルマにガソリンを入れようとしたら、在庫切れで、閉まっているところが多く、開店しているガソリンスタンド周辺は大変な渋滞で、結局、ガソリンスタンドに到着して、給油するまでに一時間以上かかりました。余震もしつこくやってきます。

でも、首都圏はまだいいです。東北地方の惨状はすごいですね。目もあてられない、とはまさにこのこと・・。

>フランス人はスマトラ沖自信の津波のトラウマが消えない上、コート・ダジュール(アルジェリア地震の影響)、ポリネシア、インド洋、カリブ海にある海外県や海外領のせいで津波対策は他人事ではないし、原子力発電のシェアが大きい国ですから。

でも、その割に建築基準がユルユルのような気がしますが?昔、パリで安さがウリの学生向けホテルみたいなところに泊まったら、床が一目ではっきりわかるくらいに傾いている建物がありましたよ。いくら下町の古い、安普請の建物とはいえ、日本なら法律でどうのこうのいう以前に存在自体が許されないよなぁ、こんな建物、と思った覚えが。今はどうなのか存じませんが・・。

>フランスに35年住んで、ここ数日ほど日本一色の報道は初めてで驚いています

こんなことで「存在感」をアピールしてもなぁ・・、なんだか複雑です。

>「日本についての専門家」というフランス人

フランス人に限らず、海外に在住し、テレビをつけるとこういう人たまに出てきますけど、「なにそれ?どこの日本だよ」みたいな話をかましてくれる人が結構いますよね。本当に日本に行ったことあるんだろうな・・、と問い詰めたくなるような(笑)

>日本人がパニックを起こしていないで冷静だと感動されているわけで、実際、みな称賛口調ばかりです。

ちょっと照れますけどね、日本人でも品性下劣な人はいくらでもいますから。でも、まあ東北の被災地では空き家状態のコンビニで万引きとか、ガソリンをかっぱらったなんてセコイ事例はチラホラありますが、災害の大きさ、悲惨さを考えると驚くほど治安はいいし、皆、冷静かも、ですね。現に私も、一人で都内をとぼとぼ歩いて何の危険も感じなかったし。確かに、海外で、たとえ「先進国」とされている国々であっても、この種の災害があると、必ず「北斗の拳」状態が出現することを考えれば驚異的。
当たり前のように思っていましたが、どうして、日本人って冷静なんでしょうね?改めて考えると確かに不思議です。

でも、一方で逆に世界中に「善意」の人がこんなに大勢いる、というのも驚き、かつ感動ものです。中国、韓国、ロシアなど、日本との間に様々な紛争、論争のタネを抱え「反日」に分類されがちな国々の人々の反応も至ってまともで、良識的なものでした。
たとえ、「気に食わない」者同士でも、こういう人道というか命がかかった場では、とりあえず、行きがかりは棚にあげ、人としての礼儀とか互助の精神を発揮、優先するようになった、といった点で人は進歩してるのかな、と思いました。

もっとも、福島の原発の状況はシャレになっていませんが。被災者の方々の心労もさることながら、こうした救助や防災の一線で働く職員、医師、消防隊員、自衛官の人々の疲労も心配です。ロクに寝てない人も多いんじゃないかな?特に原発で働いている職員の方々、疲労と焦りのせいで作業ミスなどを誘発しないように、適度に休息をとってもらいたい、と切に思う次第ですね。

みなさんご無事ですか?

Sekko · 2011-03-14 22:03:33 UTC+9 · 投稿 #585

フランスに35年住んで、ここ数日ほど日本一色の報道は初めてで驚いています。

阪神の震災の時もけっこうやっていましたが、今回はネットなど通信手段が格段に発展しているし、津波と原発危機のせいで恐怖が大きいのでしょう。フランス人はスマトラ沖自信の津波のトラウマが消えない上、コート・ダジュール(アルジェリア地震の影響)、ポリネシア、インド洋、カリブ海にある海外県や海外領のせいで津波対策は他人事ではないし、原子力発電のシェアが大きい国ですから。

昨日すでに、原発反対団体のデモがあり、原発廃止の国民投票を呼び掛ける声が上がっていました。ノートルダム大聖堂では今回の地震の被害者追悼のミサがパリの大司教によって執り行われていたし、リアクションの速さにびっくりです。

「日本についての専門家」というフランス人たちが次々とコメントして、

蕪村の「釣鐘にとまりて眠る胡蝶かな」という俳句を紹介したり

日本人の「しょうがない」という言葉を紹介したり、

それによって、日本人の無常観というか悟っているというイメージを強調していましたが、

変だと思ったのは、

「泣きっ面に蜂」ということわざを紹介して、

泣いているとそこに蜂が来て刺される、だから泣かないで耐えたほうがいいという教えなのだと言っていたことです。

驚いて、思わず、後からネットで確認してしまいました。

これは、やはり、悪いことに悪いことが重なるって意味で、ほっとしました。

今は、地震、津波、放射能汚染、余震と、泣きっ面に蜂の大群状況です。

でも、フランス人がそうやって間違えるほど、

日本人がパニックを起こしていないで冷静だと感動されているわけで、実際、みな称賛口調ばかりです。

今までほとんど存在感のなかった日本が、突然9・11後のNYのようになっています。でも、人的テロなどではないから、復讐やら憎しみとか偽善の言説が続かないので、辛い状況に関わらず、リビアで今日もカダフィがフランスの作った武器で自国民を攻撃している映像を見ているよりはずっと楽な気がします。

今BBCのアンケートをとったら、フランス人の日本へのポジティヴ票は絶対に倍増してますよ。

BBC国家イメージ調査最新版

迷える大羊 · 2011-03-08 23:37:45 UTC+9 · 投稿 #584

お待ちかね(??)BBC国家イメージ調査の最新版(2010-11年版)についてです。(前スレのは2009-10年版)

http://www.worldpublicopinion.org/pipa/pdf/mar11/BBCEvals_Mar11_rpt.pdf

全体的な傾向は前回と大して変わりません。これまた、思うところ、?なところをいくつか・・・。


・今回より韓国が調査対象に加わっておりまして、当然のように対日認識はネガティブがポジティブを大幅に上回って・・・、と予想していましたら、なんと、ポジティブ68%、ネガティブ20%という大番狂わせが。これは、喜ばしいというより、頭が混乱してきます。
韓国メディアの記事をネットにて結構ウォッチしているんですが、日本絡みの記事となると何やら、今にも日韓開戦しそうな、民族意識全開のものが多いのに・・。一般人は冷静、あまり真に受けていない、ってことでしょうかね?

中国の対日認識の方は予想通り、ネガティブが50%から71%へ大幅増、いうまでもなく尖閣問題の影響ですね。ただ、一方で、自国ポジティブ92%という前回の「異様な」数値は「改善」され、今回は77%と他国と比較しても違和感のない数値に落ち着いておりました。インフレ、不動産バブルがひどく、一般市民の間で不満が高まっているらしいので、その影響?

・しかし、一番驚いた、というかワケが分からないのはドイツの対日認識。前回の調査ですと、ポジティブ28%、ネガティブ28%、要するに「日本?どこですか?それ」みたいな調査結果だったのに、今回の調査ではいきなり、ポジティブ58%、ネガティブ25%と大幅に改善、というより、わずか1~2年で全く別の国のデータみたいになっちゃってるんですが、どういうことなんでしょうね?日独関係でここ1~2年で何か劇的な出来事ってあったかな?

あと、前回、対日認識においてネガティブが先進国中突出して高かったフランスですが、今回はポジティブ55%、ネガティブ29%と他の先進国と比較しても違和感のない数値?に落ち着いて?おります。これまた、なんだったんでしょう?前回のネガティブ37%って?
どうも、この両国に関してはサンプリング、調査対象の選定に何か問題があるような気がしてしょうがないのですが・・・。

実体験の裏付けのない推測でしかないのですが、思うにドイツやフランスの対日認識って、他国に比較して、個人差、世代差がかなり激しいんじゃないのか?ってこと。つまり、日本とか日本文化が好きな人は、こちらが気恥ずかしく、あるいは申し訳なくなるくらいに、大好き。その一方で嫌いな人、無関心な人はとことん知らない、嫌いといった具合に両極端に割れているのかも、ってこと。

調査対象が、中高年、それこそ「日本と中国の区別がつかない世代」が中心になると、どちらともいえない、わからないがやたら多くなったり、ネガティブが目立ったりとなるし、調査対象にオタクの若者が多く含まれるとポジティブが急に増えるとか・・。
それにしても、ドイツの調査結果はあまりに極端に振れすぎてますね。うーん、さっぱり、わからん。
ヨーロッパ在住の日本人としてはどう思われますでしょうか??

困った話ですね・・・

迷える大羊 · 2011-03-06 23:13:07 UTC+9 · 投稿 #583

>要するにこれは、単純に、「中国と日本を区別できない世代」

ああ、なるほど。さもありなん、といった話ですね。しかし、これって、もし中仏関係で何かあったり、フランス国内の中国人コミュニティとフランス社会で何か軋轢があれば、関係無くても、日本人にまでとばっちりが及ぶ可能性があるってわけですよね。なんとも困った話ですねぇ。
別に詳しく知らなくてもいいから、せめて日本と中国は違う国であることぐらい覚えといて下さいよ、フランスの皆さ~ん・・、っていいたくなりますよね、これ。

でも、「中国と日本を区別できない世代」って別にフランスに限った話でもないですよね?。やっぱり、このフランスの先進国中、群を抜く「混同」ぶり、ネガティブの多さはやっぱり謎です。ジャパン・エキスポの盛況ぶりとか、ヨーロッパ一のオタク文化の普及ぶりだけをみて、能天気にフランスは「親日」なんて思っていると、何かとんだ落とし穴がありそうな。

>カナダ

フランス語圏ケベック州ですと、確かにアメリカとは全然違うでしょうね。なんだかんだいってもカナダに悪い印象は全くといっていいくらいないですね。それはほとんどの日本人がそうではないでしょうか。あと、G8の一員であり、世界の経済大国の一角を占めているんですが、何か印象が薄いんですよね。お隣のあまりにキャラの濃い目立ちすぎる超大国の隣国のおかげで割を食って損してるような(笑)。と思っていたら、似たようなことを考えるマンガ家がいました。

http://www.geocities.jp/himaruya/cnd.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/Axis_powers_%E3%83%98%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2
(ヘタリア)

先ほどご紹介した、The Historica-Dominion Instituteの世論調査でも、あらゆる設問で、日本人の(カナダに対する)評価とか認識っていつも下位にくるんですよね。ちなみに日本人と同じくらい、カナダに対する認識度が低いのはスウェーデン人。なぜ??
かくいう私も、カナダっていうと、恥ずかしながら赤毛のアンとかメイプルシロップ、といったお粗末な認識しかないです・・・。

あと目についたのは、ドイツとトルコの日本に関する認知度、評価度の低さ。ドイツと日本の戦争経験者が「今度はイタリア抜きでやろうぜ」と意気投合する・・、なんてどこの「都市伝説」なんだよ?てな感じです。まあ、フランス同様、オタクの若者はここでも例外みたいですけど。あと、トルコが親日??これまた、どこのトルコなんだ?てなものです。

もっとも、トルコの場合、どの国に対してもネガティヴが上回っている場合が多く、何か世を拗ねているような印象が。特にEU諸国に対しては「労働力として使うだけ使ったくせにいざとなったら、仲間外れにしやがって」みたいなルサンチマンでもあるんでしょうかね?逆に、他国に対してネガティブ評価が比較的少ないのがフィリピン。人に対して悪意を持たない「いい人」が多いんでしょうか?そういえば、フィリピンってハマる人はとことんハマるように聞いた覚えが・・。

我が日本の場合、わからない、どちらともいえないがやたらと多く、外国のことなんてまともに、真剣に考えたことがないのがミエミエ。中国と日本を混同する外国人とか、アメリカ人の地理音痴ぶり(http://www.geocities.jp/himaruya/a_i6.htm)をとても、あれこれいえません・・。


フランスの対日観

Sekko · 2011-03-06 19:52:12 UTC+9 · 投稿 #582

@確かに一応「mainly Positive」が多数派49%ではありますが、ネガティヴの方も37%と他の先進国にはみられない高率なんですよね。戦火を交えた歴史のある英米とかオーストラリアあたりでこういう数字が出るならわかりますが、何故フランス?って感じで。

というところ、フランス人とも話しましたが、要するにこれは、単純に、「中国と日本を区別できない世代」のせいでしょう。

というのは、中国に対するmainly negativeのところで、このアンケートでトップがフランスの70%(日本ですら59%なのに)ですね。よその国の中華思想が嫌い? なのかも。フランス国内での差別はアラブ・アフリカ系に向けられますが、国際イメージとしては中国の大国ぶりが不愉快とか・・・・

で、その積極的な「中国嫌い」の人たちのうちの少なからずが、中国も日本もまとめちゃっているのだと思いますね。インテリ、アーティスト、若い世代にとっては、違うでしょうが・・・

カナダについては、うちは親戚(アングロサクソンではない)がカナダにもアメリカにもけっこういて行き来していますが、全然ちがいますよ。カナダ(といってもケベック州がほとんどですが)はなんというかすごく「ゆるい」んです。マイケル・ムーアが「・・・コロンバイン」の映画で、同じオンタリオ湖かなんかの岸辺で、国境を越えるとカナダの家では門にもドアにも鍵がかかっていない、というのを確認するシーンがありましたよね。それはすごく分かります。

ただ、最初からWASPの威信と別のところで「開拓」が進んだカナダのこういう「ゆるさ」や鷹揚さを利用して、原理主義者なども足場を固めているような印象が私にはあるのでちょっと警戒心も。

カナダ人の30年来の友達(フランス系。カナダとフランスを行ったり来たり。バイリンガル)が一人いますが、カナダから帰ってくれる度にくれるお土産はやはりメイプル・シロップやメイプル・シロップ・バターとかばかりですね。

今は世界中に暮らしているいる日本人の日常をのぞけるブログを読めるので楽しいですが、私は北米ならやはりアメリカには暮らせないなあ、カナダだろうなあと思います。

BBC調査あれこれ

迷える大羊 · 2011-03-06 08:27:39 UTC+9 · 投稿 #581

お付き合いありがとうございます。そうでしょう。面白いでしょう。まあ、実相はおっしゃる通り、もっと複雑に決まっていますが、ステレオタイプではみえてこない、意外な国際関係の姿が垣間見えて興味深いです。他にも??と思うところはいろいろあって。

・フランスの対日観

確かに一応「mainly Positive」が多数派49%ではありますが、ネガティヴの方も37%と他の先進国にはみられない高率なんですよね。戦火を交えた歴史のある英米とかオーストラリアあたりでこういう数字が出るならわかりますが、何故フランス?って感じで。

・カナダ

個人的に興味があるのがカナダの国際関係。カナダ人に「カナダってアメリカと何が違うんですか?」とか「アメリカみたいなところだね」というのは禁句みたいです。カナダ人と結婚されている方のブログに複数、そういう話がありますから、多分事実なんでしょう。

http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201081313389

http://mayums.exblog.jp/3668739/

そりゃ、私だって外国で「日本って中国のどこ?」だの「似たようなもんだろ」みたいにいわれりゃ、ムッとすると思いますので、気持ちはわかりますけどね。。
しかし、旅行など表面的にしか関わらない場合、やはり第三国の人間からみると、「カナダってアメリカみたい」となってしまうわけで、こんな感想が寄せられてしまうわけですが・・・。

http://plaza.rakuten.co.jp/manachan2150/diary/200504220000/

しかし、この「アメリカとの混同」をカナダ人はこちらの想像以上に気にしているらしく、カナダでこの種の世論調査をすると「カナダ人はアメリカ人と違うと思うか?」とか「カナダはアメリカの外交方針に従うと思うか?」との設問がしっかりあるんですよね。

ちなみにソースはこれ。カナダのThe Historica-Dominion Instituteという調査会社が去年のトロントでのG8、G20開催に先立って実施したカナダに関する世界の世論調査です。

http://cms.juntos.ca/docs/Db-HistoricaDominion/June_21_Canada_and_the_World_EN.pdf

傑作(っていっちゃいけないのでしょうが)なのは「カナダ人はアメリカ人と違うと思うか?」の設問に関するアメリカ人(カナダ人が混同されたくないと思ってる)の回答で「違うと思う」と答えたのがわずか55%(調査対象国中もっとも低率)。残り45%の半数近いアメリカ人は「カナダ?あれアメリカちゃうん?」みたいな感覚らしく。「おいおいおい」としか言いようが。

・中国

マスコミでよく話題になる中国の「反日感情」。確かに、予想通りネガティブが多かった(50%)けれども、一方でポジティブも意外と多く(40%)、単に「反日」と片付けられるほど「単純」でもない。これは、私の実体験とも一致する数値です。

それより、デモやアピールなど表だった形では出ないけれども、日本人の「反中感情」「中国嫌い」の方がはるかに強烈。ネガティブは60%でポジティブはわずか8%。欧米先進国でも中国に関してはネガティブが多いのですが、それでも、ここまで強烈、露骨ではないですし。
マスコミは中国の「反日」を過剰に取り上げる前に、まず日本人の「反中」をしっかり取り上げ、分析したり「配慮」したりする方が先決なんじゃないのか?って思いましたけどね。
韓国、台湾あたりのこの種のデータも知りたいところですが、この調査の対象になっていませんでした。(北朝鮮が調査対象になってるのに?)

>日本人はこの情報過多の時代でも全体的に関心が内向きで、対外的な自己イメージについてもあまり気にしていないような印象は受けますね。

同感ですね。外国に対する知識そのものはそこそこあっても、その関心の低さは、ある意味アメリカ人以上かも?と思いましたね。



国家イメージ

Sekko · 2011-03-06 00:18:35 UTC+9 · 投稿 #580

確かに、これ、おもしろいですね。

まあポジティヴかネガティヴかといっても、経済的とか政治的とか歴史的とか文化的とか人種的とかいろいろなニュアンスが混ざっているので、実際はとても複雑ですね。

日本では「どちらでもない、わからない」というのが目立っているのが最も印象的です。

カナダは2003年のアメリカのイラク侵攻の時も断固として反対していましたから、なかなか気骨があるし、実際問題として、アメリカもカナダに「経済封鎖」などしてはやっていけないほどパイプが太いですから、思ったことを堂々といえるんですかね。

中国は、まあ、自国にネガティヴな人はもう出て行っているか、意見を発することが出来ないかのどちらかなんでしょう。

フランスの「親日」ですが、少なくとも、今の30代前半より若い人たちにはアニメやゲームやマンガの影響で日本ファンの人の割合が高いのはほぼ確実です。

ただ、一昔前の世代となると、日本と中国と韓国の区別もつかない、という人が普通だったでしょう。

私の周りは、いわゆるインテリかアーティストが多いので、世代にかかわらず親日的な人が多いし、彼らなりのスノビズムとも合致します。

そうじゃない「普通の人」でアジア人嫌いとか人種的偏見がある人もいるでしょうが少なくとも私の前ではそんなことを見せませんから、実感はないです。マグレブなどアフリカ系への差別の方が犯罪率のようなこととあいまって露骨ですね。アジア系は少なくとも、いわゆる犯罪率は圧倒的に少ない「おとなしく目立たない」人種だと思われているような気がします。

イギリスは日本が同じ「立憲君主国」だったり、大陸に近い島国という立場の近さがあったり、英語でのやり取りがあるので、親近感はあるのかもしれませんね。

私の友人のイギリス人やアメリカ人はみんなフランス語ぺらぺらでフランスで生活していて「アングロサクソン嫌い」というのが多いのでマイノリティかもしれません。

フランス人の自国へのポジティヴ・イメージがまあまあ高いのは理解できます。自分たちの間では自虐しあうのが一種のスノビズムで、でも、改めて問われればそりゃ「mainly positive」って言うと思いますよ。

じゃあ日本の41%は何だって思いますが、

逆に、自国のことを 「mainly negative」と答えた割合で見ると、

フランス13%、
日本11%、
アメリカ31%、
中国6%、
ロシア2%、

ですから、日本が特に「自虐的」ではなさそうです。

日本人はこの情報過多の時代でも全体的に関心が内向きで、対外的な自己イメージについてもあまり気にしていないような印象は受けますね。

それも個性かなあ、とも思う一方で、ひょっとして「成熟しないままに老けてしまった」国なんだろうか、という気もします。若い世代にもっと欲張ってほしいですね。






自虐?自尊?

迷える大羊 · 2011-03-05 16:30:18 UTC+9 · 投稿 #579

先スレの英国BBCの国家イメージに関する世論調査の統計が面白かったり、いろいろ考えさせらたりしたもので・・。(しかし、英米マスコミってこういう記事好きだなぁ、って思います。他にも「国家ブランド格付け」みたいな記事もあったし)

この調査をみて思った感想はというと・・。

http://www.globescan.com/news_archives/bbccntryview09/backgrounder.html

・日本の評価が思ったより高い。特にインドネシアなど近隣アジア地域で良かったのは意外。ネガティブなのは中国だけで。一部のマスコミが好きな「アジアで孤立する日本」的な論調でいう「アジア」ってどこのことなんだ?との素朴な疑問が。

・日本に関していうと、意外な国が「親日」的だったり、「反日」だったり、冷淡だった り。英国が「親日」(ポジティブ評価が60%超)なのは意外。英国マスコミって日本に 関してはネガティヴな論調が多いのでなおさら。もしかしてイギリスって「ツンデレ」?
逆に、外国関係の書籍などで「親日」とされるトルコなどはネガティブ評価が多かっ た(もっともトルコはどこに対しても「冷淡」なのですが)。

あと、先生の体験されたこと、見聞されたことに異議を申し立てるつもりはまったく ないのですが、フランスがいわゆるアングロサクソン系の国々より「親日」的との結果 は出ていないですね。アングロサクソン系の国々の方が「親日」度が高いです、この世論調査では・・。

・カナダにアメリカ嫌いが多いのは意外。カナダとアメリカって部外者からすると、ともに英語国だしほとんど同じ国のようにみえるし、特に大きな紛争、外交問題もみえない。人的交流も多い、例えばカナダ人の芸能人でアメリカで活躍している人間は数えきれないくらいいるし(アヴリル・ラビーンとかジェイムス・キャメロンがカナダ人というのは意外、アメリカ人のアメリカ人みたいなイメージで活動している人に限って意外とそうだったりする)、オンタリオ州など米ドルがそのまま通用するくらいなので、意外極まりないです。

他にもいろいろありますが、長くなりすぎるのでこの辺りで・・。で、一番印象に残ったのは。

・どの国も自国に関してはは肯定的。「mainly Positive」が過半数以上の国がほとんど。どうして、みんなこう「愛国的」なんですかね?日本以外の国の自国に対するマスコミの論調とか「歴史教育」とかってどうなっているんでしょう?

私は保守系の人々のいう、日本の歴史観は自虐的云々などという話は賛成も共感も評価もしていないし、国旗がどうたらこうたらなんていうタイプの人間ではないんですが、この世論調査をみると、日本人って確かに「自虐的」なのかな?とつい思ってしまうんですが・・。

それとも、海外の大半の国々と日本人ではナショナリズムとか、国というものに対する考え方が根本から違っているんでしょうか?どうもよくわかりません。

それにしても中国の92%というのは異様。そんな「輝かしい祖国」からなぜ大量の海外移民が??逆に日本の41%って??(もっとも、日本人の場合、自国評価についても、外国の評価についても一番多かったのは「わからない」「どちらでもない」ですが・・・)中国人に対するのとは逆にどうしてそんな「希望のない」国にいつまでもしがみついているんだか?という疑問が・・。
これまた、なんだかワケがわかりません。

ヴィジュアル系バンド

迷える大羊 · 2011-02-27 18:39:34 UTC+9 · 投稿 #578

「TOKIO HOTEL」って名前からなんとなく想像がつく通り、彼らは日本のビジュアル系バンドの影響を受けたバンドですね。

ヨーロッパにおける日本製ポップス(J-POP)というと、アニソン以外ほとんど知られていないのでは?と思ってましたし、事実そうなんでしょうけど、何事にも例外があって、このビジュアル系バンドだけは例外的に若者(それも女の子)に人気らしいんですよね。

http://www.youtube.com/watch?v=mLijPmZgKFU&feature=related

ちなみにビジュアル系バンドについては以下のWIKIを。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E7%B3%BB

まあ、ラルク・アンシエルとかX-JAPAN、LUNA SEAくらいなら私も名前ぐらいはわかりますが、「アンティーク・カフェ」とか、え?何?、そんなバンドあったっけ?本当に日本のバンド?みたいなアーチストまで「ヨーロッパ・ツアー」を敢行してるんですよね・・。

それにしても何故、ビジュアル系なんでしょうね?
まあ、日本文化が知られること自体は悪い気はしませんが、近年、海外で有名になる日本文化ってオタクカルチャーとか、ゴシック・ロリータとか、ビジュアル系とか、なんか、こうごくごく一般的な日本人のデフォルトから微妙にはずれたようなものが多いのはなんだかなぁ、と思わないでも。「これが日本」と思われてもなぁ、ってな感じで。

まあ、英国人にとっての「パンク」みたいなものかも、と思ったりしますけど。

Tokio Hotel

Sekko · 2011-02-27 07:45:03 UTC+9 · 投稿 #577

Tokio Hotelは少し前、ローティーンの女の子に大人気で、彼らのおかげで、一時的に、中学でドイツ語を選ぶ生徒が再び増えたという社会現象になっていました。私は初めてコンサートの広告を見た時、何者かと驚きました。若い子たちには国籍とかグループ名とか関係ないんですね。
16区のブルジョワ地区の公立幼稚園ではなんと中国語を3歳から取り入れているところもあります。私が驚いていたら、そういうところに来る子たちはもううちでフィリピーナの乳母などから英語を聞いて育っていたり、乳児英語スクールとかにもう行っていたりするからじゃないか、と言われました。まあ、日本と違ってごく一部のブルジョワなんでしょうが・・・

クラシックギター

エトワール · 2011-02-25 05:10:38 UTC+9 · 投稿 #576

エトワールは、タロット研究を趣味とするごく普通の平凡サラリーマンです。ギタリストではありません。

子供の頃、カルカッシのop59(溝渕浩五郎氏の教則本)とヤマハの教則本を学んだことがありました。後年、村上春樹氏の「ノルウェイの森」を読んで、ギターでバッハのフーガが弾けることを知り、ギター演奏を再開しました。1965年録音のジュリアン・ブリームのリュート組曲1番、2番を初めて聴いたときには、ギターという楽器の底知れない可能性に大変驚きました。バッハは、リュート組曲やバイオリンソナタ&パルティータの中から比較的ギターで演奏しやすい曲を何曲か弾くようにしています。他では、ソル、タルレガ、ヴィラ・ロボス、グラナドス、バリオス、アントニオ・ラウロ、ブローウェルなどの作品を弾きます。エチュードはカルレバーロのメソッド、カルカッシop60(25のエチュード)の最初の方の数曲、コストの優しい作品などを使用しています。レベル的には、中級程度かと思います。

クラシックギターは、楽器自体は、トーレス以降、ナイロン弦使用の革新的変化はありましたが、あまり進化していないのが現状のようです。奏法は、カルレバーロ奏法が主流になってきていますが、これも、タルレガ以降、革新的といわれるほどの進化は、とげていないのではないかと思います。

今井勇一氏のギターはとても素晴らしいと思います。国産のギターは好きで、他にも、星野、三浦、松村、カズオ・サトー、桜井などのギターは世界水準だと思います。

ギターはとても素晴らしい楽器ですが、完璧に弾くのはすごく難しいのが難点で、ヴィラ・ロボスのプレリュードや、タルレガの小品を弾く程度に留めておくのがよいのかもしれないと最近は思っています。

なるほど、そうですか。

迷える大羊 · 2011-02-24 22:30:54 UTC+9 · 投稿 #575

>ドイツ語

ドイツ語が隣国とはいえ、ここまで優遇されていたのは意外。そういえば、全然、話の本筋と関係ないですが、「TOKIO HOTEL」というドイツのビジュアル系バンドがフランスで人気って聞いたことあります(TOKIOはもちろん、日本の東京のこと)。なんか、不倶戴天の敵、ライバルってイメージがある独仏関係ですが、こんな面もあるんですね。

>日本のように小学生やら幼稚園から英語をやっているところも増えました

これまた意外です。外国語なんて生活上の必要から嫌々習っている、というステレオタイプがフランスとかフランス人についてありましたから。
でも、個人的にはあまり意味ないと思いますけどね。私なんぞ、幼少時は台湾在住で台湾語をネイティブ並みに操ってましたが、今はきれいさっぱり忘れてますし・・。

また、ネットでも現実でも、特に日本と関わりある人生を送っていたわけでもないのに、日本語が流ちょうで読み書きまでできる外国人にたまに出会いますが、大体そういう人はマンガ好き、アニメ好き、日本文化好きだったりしますし。彼らが特別恵まれた日本語教育を受けていた、とはとても思えないし、ましてや幼少時から習っていたとも思えませんが。

要するに、外国語の能力って当人が如何に必要性を自覚しているか?さもなければ、対象となる国の文化が好きだったり、関心が高いか?が問題で、年齢の問題じゃないと思うんですけどねぇ。すみません、またもや話が脱線しました。

なるほど、ステレオタイプと違ってフランス人って意外と外国語習得に熱心だし、海外への関心、憧れもあるんだ、ということがわかりました。そういう意味では、やはり日本人の方が「内向き」で「ガラパゴス」なのかも。いい悪いは別にして。
まあ、有名大企業に勤める人とか、観光業など一部の職種の人を除き、一般人レベルで外国とか外国人に関わる機会が極めて少ないのが理由でしょうけど。

ギターのこと

Sekko · 2011-02-24 06:42:33 UTC+9 · 投稿 #574

エトワールさんはギタリストなのですか。昨秋のコンサートにおいでいただけなくて残念でした。

私の今使っているのはMarin Plazueloのエピセア材のものをNicolas Escotによってカスタマイズしてもらったものです。ニコラの正5度ギターは、第5フレットのハーモニクスも押弦した音も一致して独特の安定感で一目ぼれ(一聴ぼれ?)したのです。今から思えば蛮勇で、そのために入手したギターを大改造しました。各弦のラを418に調弦しています。でも弦の方に問題があることも多く、理想通りには行きません。でも満足しています。

5度がきれいにハモった時はものすごく気持ちいいですよ。

ハクジュホールで弾いたものとか一部をそのうちトリオのサイトにアップします。

フランスの大学生

Sekko · 2011-02-24 06:20:21 UTC+9 · 投稿 #573

まず大羊さんに。

うーん、統計とかは知りませんが、海外留学というイメージがすでに大分違います。

ていうか、ヨーロッパでは地続きの国が多いですから、海外というとまた別のニュアンスで・・・

フランスは前にも書きましたが教育社会主義国でフランス語至上主義も長かったので(今も理念としてはあります)、自分ちのエリートブランドの学歴さえあればそれで安泰でしたから。

もう一つ、つい20年ほど前までは、そのフランスの教育の聖域である公立学校で、第一外国語はドイツ語クラスが暗黙の上級クラスだったのです。レベルがいまいちの中学なんかでも、ドイツ語クラスに入れば優秀な生徒が集まるし、優秀でないとドイツ語クラスに入れませんでした。

なぜかというと、フランス人にとっては、

イタリア語やスペイン語は同じロマンス語なので簡単、しかも、イタリア系やスペイン系の移民出身のフランス人が多いので、特別な言葉ではない。

英語は変化形が少なくフランス語の単語も多く、文法が簡単なので大衆的。

ドイツ語は、フランス人にとって、まったく別系統のゲルマン語で、時制も違えば名詞の格変化もあるので習得に努力がいる。

第二次大戦でドイツ軍に占領されていた時代に、ドイツ語ができた人はうまく難を切りぬけることができた。だからやはりドイツ語は大事。

現地で習うのも近くで簡単。

ドイツと本気で戦ったのはたかが百年くらい、昔はフランク王国で同ルーツだった、中世以来の敵はイギリスだった。

アメリカ? 遠すぎる。

というわけでした。


それがここ20年で、すっかり「グローバル化」して、やっぱ英語だよね、ということになりました。今ではグランゼコールなどエリート校でも在学中のプログラムに英語の検定試験が組み込まれています。就職でもグローバル企業では英語の面接なんかももちろんあるし。

日本のように小学生やら幼稚園から英語をやっているところも増えました。
中学高校でも、英語やスペイン語の補習を2週間の冬休みの間の1週間、午前8時半から4時間学校で無料でやっているところもあるとニュースで見ました。

学生のカリキュラムの中に企業研修が義務になっていて、そのうち半年は外国で、というのもよくあります。

EUのプログラムでヨーロッパの大学間の交流が普通になり、単位も交換できるので、若い世代はヨーロッパ内ならあちこちに普通に行きます。エラスムスという名の、3カ月から1年他の大学で学べる制度があります。まあもともとヨーロッパはラテン語で知識階級が往来していた地域ですからすんなりいってるみたいです。

イギリスもユーロスターで地続きになりましたから楽に行けるようになっています。

後のいわゆる「海外留学」はやはり憧れる人は多いです。

フランス語も通じそうだというのでカナダに行く人がかなりいますす。
アメリカ、オーストラリア、シンガポール、日本などの間にも別にすごいヒエラルキーがあるわけではなく並んでいます。グランゼコールで日本の有名大学と単位交換しているところも少なくありません。これらの国に留学していれば、履歴上有利になります。最近人気は中国語ですね。中学から中国語の個人教授を受けている普通のフランス人の子弟もいます。バカロレアでは理系でも第3外国語まで受けられますしね。

しかしこういう本格的に「海外」に行く人はやはり恵まれた家庭の子弟が多くなりますね。

そういう学生の親たちは自分たちも留学経験や海外研修経験など普通ですから、別に「今の若者がどうこう・・・」というのはないです。若者がアメリカナイズした感じはITの普及と共に目覚ましいものがありますが・・・

まあ基本的にフランス人は中華思想みたいなのと外国好きと併せ持ってるのは昔から変わりませんね。



正五度ギター

エトワール · 2011-02-24 00:02:23 UTC+9 · 投稿 #572

ノストラダムスの諸世紀の翻訳者と正五度ギターのギタリストが、似た名前だったような記憶はおぼろげに以前からあったような気がします。こちらを拝見して、同一人物と知り、大変驚きました。

シャルル・ルイ・ミオンの曲は知りません。同時代のド・ヴィゼーの組曲は、とても素晴らしいと思います。ルイ15世の宮廷では、ド・ヴィゼーやルイ・ミオンの曲の演奏での舞踊も行われていたのでしょうか。アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグなどのバロックダンスを観てみたいとずっと思っていますが、なかなか機会がありません。チャイコフスキーの「くるみ割り人形」のお菓子の踊りや「眠れる森の美女」の宝石の踊りを見るたびに、宮廷場面では、本当はアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグだろうといつも思ってしまいます。

コントレラスはとても素晴らしい楽器だと思います。家では、今はダニエル・フレドリッシュを使用していますが、ブーシェ、ジャン・ピエール・マゼ、ダニエル・ルシュー、モーリス・デュポンなど、他にもフランスには、素晴らしい楽器がたくさんあります。

正五度ギターというのは見たことがありません。どんな構造で、どんな調弦をするものなのでしょうか。フレットは古楽器のラコートなどのように移動式なのでしょうか。楽器の入手は容易に可能なものなのでしょうか。機会があれば、一度、自分でも取り組んでみたいと思っています。

留学生

迷える大羊 · 2011-02-23 00:03:33 UTC+9 · 投稿 #571

学生ネタをもう一つ。米国に留学する日本人学生って2000年ごろをピークに年々減っているそうで、2009年~10年に米国ハーバード大学に入学した日本人学生はわずか5人。それに対して、中国人、韓国人、インド人の大幅な増加が目につくそうです。これを受けて、日本のマスメディアには、「日本が徐々に内向的な国になっている」と話す。若者が現状に安住し、世界や未来に羽ばたこうという意欲を失っている」との嘆き節が目立ちます。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20100311-OYT8T00417.htm

また、米国側にもこれを憂うべきことと思っているらしく、こんな話も。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/458275/

しかし、私個人はこの種の記事を見るたびに、「ところで、米国人の海外留学生ってどれだけいるんですか?」ってどうしてツッコまないのだろう?という疑問と不満がわいてきます。
あと、彼ら日本のマスコミが何かと引き合いに出したがる「欧米先進国」の海外、特にアメリカへの留学生数についても触れている記事は私が知る限り皆無です。フランス、ドイツなど西欧先進国も数字を見る限り、米国への留学生数はこれらの国々(韓国、中国、インド、シンガポールなど)の足元にも及ばないフランス人とかドイツ人とかって覇気のない連中ばっかりってことになってしまいますが??。

私個人は、アジア出身の留学生者数が多いのは、これらの国々が日本など比べ物にならないくらいの「学歴社会」で、先進国、特に英語圏のアメリカやイギリスでの教育歴、日本でいうところの「洋行帰り」が「ステイタス」となる、という、こう言ってはなんですが、「発展途上国」的、「植民地」的事情も多分にあるわけで、必ずしも羨むべきこととは言い難い、と思ってるんですが・・。もちろん、外国でいっしょうけんめい勉強する学生個人単位では敬意を持ってますけど。

あと、これらの国々の経済、企業社会は日本以上の輸出依存、海外依存であることも関係しているでしょうね。どっちが勝った負けたとか、存在感がどうのこうの、という次元の話ではないと思いますけどね。

ところで、御質問なのですが、フランス人学生間で海外留学は盛んなのでしょうか?留学先としてはどこが多いのですか?また、その数は年々増えている?減っている?減っているとして、マスコミが「フランス人はもっと国際化を」とか「フランス人の若者に覇気がなくなった、情けなや」みたいな論調を展開しているんでしょうか?
また、彼の地では海外留学歴がその後、就職などの際、有利になるのでしょうか?それとも却って不利になるのでしょうか?

何か盛りだくさんで申し訳ないですが・・。

大学生2

迷える大羊 · 2011-02-20 00:16:00 UTC+9 · 投稿 #570

お相手ありがとうございます。今の大学生が大変、というのは同感です。戦前から刊行されている『文部省年報』のデータをもとにすれば、現代の大学生は戦前の恐慌時以上に厳しいようですから。

http://blog.livedoor.jp/kangaeru2001/archives/52223929.html

私個人は「最近の若者は・・・」なんて思ったことは全然ない、むしろ、今の学生の方が私らの世代よりしっかりしてるかな?と思わせられることが多いです。あくまで個人の感覚で、根拠はないですけど。

>特にエリート養成の有名グランゼコールなんかでは。でも今は、やはりけっこう「民主化」>してますし、よく勉強はしますよ。エリートは勉強に耐えて競争に勝った精神力と体力が>あるので学校時代も社会に出てからもよく勉強して仕事します。

お話しを伺う度に思うのですが、フランスっていうのは日本以上の学歴社会、エリートとそうでない人がはっきりと割れている社会なのではないのか?ってことですね。フランス人労働者のステレオタイプって、仕事はあくまで飯のタネ、有給休暇は100%消化、バカンスはまるまる一カ月以上しっかりとり、気分が乗らなきゃ仕事やんない・・(あくまでステレオタイプですよ)、ってものですが、いくらなんでも、そんな人間ばかりでは社会、国家が成り立っていかないわけで。
やはり働いている人は猛烈に働いているんだ、という当たり前の事実を確認させられる感じですね。
つまり、なんていったらいいのか、個人の資質の差が非常に激しい、というか、経営者側からすれば、日本ほど良くも悪くも均質で当り外れの差が小さい労働力確保は難しい、って面があるんだろうなぁって思います。




大学生

Sekko · 2011-02-19 17:49:16 UTC+9 · 投稿 #569

大羊さんのイメージの「今の大学生」は私のイメージとちがうような気がします。
いわゆる戦前の「昔の大学生」はもともと「バンカラ(死語ですが、無頼という意味)」が特徴で、その理由はいろいろあるでしょうが、旧制高校、大学と、女性のいない男の世界だったということ、もともとエリートであり将来を約束されているから大学は最低の努力で卒業さえすればよかったこと、などがあるんじゃないでしょうか。

それに比べれば、女子学生と席を並べる今の大学生はずっと小奇麗で上品になった気もしますし、大学が「民主化」したので、将来の就職などの展望が開けていないから、在学中から就活してまわったり大変で気の毒な感じです。

学力的には昔の学生の方が和漢洋のテクストを読めたりインテリっぽい気がしますが、他の情報が少なく、もともと少数エリートだったのだからレベルが高いのは当たり前もしれません。また、そういうグループほど一方で偽悪的な振る舞いをする傲慢さを持っているもので、昔も地方の「ふつうのうち」から1人だけがんばって都会の帝大にやってきた、なんていう学生はまじめな「固物」でこつこつ勉強していたかもしれません。

私の学生時代も、大量に合格者を出す有名進学校から来ているグループほど、よくいうとおおらかで個性的、悪く言うと自信過剰で傲慢な感じでした。

フランスでも似ていると言えば似ていました。特にエリート養成の有名グランゼコールなんかでは。でも今は、やはりけっこう「民主化」してますし、よく勉強はしますよ。エリートは勉強に耐えて競争に勝った精神力と体力があるので学校時代も社会に出てからもよく勉強して仕事します。

私は塾にも行ったことがないし受験勉強もしなかった(うちで勉強しなければついていけなかったのは大学時代の古典ギリシァ語が初めてでした)のでそういう「根性を養われるチャンス」が若い時になかったので、後で、というか今も苦労してます。日本の受験システムではそれでも通ったのですが、もしフランスに生まれていたら勉強してなければ「いい学校」に入れなかったのかどうか、いつも疑問に思ってきました。

アメリカはアメリカでまたフランスとかけ離れてます。教育社会主義的なフランスの大学とプライベートなクラブみたいなアングロサクソン国の大学は全然違いますものね。

まあ、いつの世もどこの国でも「羽目をはずす」という選択肢のない厳しい状況にある若者の方が実はたくさんいるのですから、そちらの方が大問題だと思いますが。

昔の大学生、若者

迷える大羊 · 2011-02-19 09:34:44 UTC+9 · 投稿 #568

最近の若者は・・・、などという言葉が出るようになれば、歳をとった証拠、といいますが。まあ、私ももう若者というには少々苦しい年齢なんですが、いつもこのセリフを聞いて思うのは、「昔の」大学生、若者って本当に皆が皆、真面目で社会的関心も高く、勤勉だったんだろうか?ってこと。

前田一という方が昭和3年(1928年)に刊行した本に「サラリーマン物語」っていうのがありまして。ちなみに前田一さんというのは、戦後、日経連専務理事として、総評などの労働側と渡りあった人。明治38年(1905)生まれ、天下の東京帝国大学卒。

その「サラリーマン物語」に大学生批判が出てくるんですが、それはこんなもの。

「最近(昭和初期)の大学生は依頼心が強く、自立の気迫がない」だの「学生は気分が乗らなければ、講義にでない。ひどいのになると試験2週間前に友達のノートを借りて読んでおく、試験のときになって初めて主任教授の御面相をみたなどという男も珍しくない・・、真面目に出席している学生のノートをガリ版刷りにして、売りさばく商売を始める奴がいる・・・etc、これじゃマジメに講義に出る方があほらしい・・」

なんだか、どこかで聞いたような話だなぁ、っていうか約80年後の現代とほとんど同じ。

戦前の学生というと、進学率も低く、「エリート」だったわけですし、現代より遥かに激しい貧富の差など社会的矛盾への関心から誰もが左翼、右翼活動に精出していたようなイメージがありますが、当時も今も大半の学生はノンポリ、新島繁の「ダンス大学生」「ドキュメント昭和世相史 戦前編」を読むと、バイトとナンパに明け暮れる大学生もしっかり存在したみたいで。

「学力低下」を嘆く話もしっかりあって、確か文芸春秋の昭和12年(1937年)ごろの記事でしたか、菊池寛氏、国会議員の清瀬一郎氏などの錚々たるメンバーが「最近の学生は、社会に関する関心が何もない」だとか「少年キング」しか読まない、アルファベットはHまでしかわからない、中国など、世界の地理がさっぱりわかっていない、などと論じていてさんざんです。

「昔の若者、学生」がぺつに立派でも真面目でもなかった証拠はいくらでもあって、例えば、戦前の大学野球、早稲田対慶応戦、いわゆる早慶戦はプロ野球並みの人気がありましたが、このゲームの後、観戦の学生が泥酔してフーリガン化するのは半ばお約束のようなものでした。
永井荷風などは「断腸亭日乗」で昭和三年から十一年にかけて毎年のように、この学生たちの狼藉ぶりを苦々しく記していますね。なんか、今の大学生の方がよほど品行方正っていうか、おとなしいっていうか・・。昔の子供、若者はしつけが行き届いていて、なんていいますが、昔だって、子供、若者は大人からみりゃ、こんなものだったんですね。

というように、「最近の若者は・・」なんて類のほとんどは全然根拠が薄いものがほとんどであるにも関わらず、人はどうして、歳をとるとそういうことを言いたがるようになるのでしょうかね?
あと、レジャーランド化した日本の大学生に比して欧米の大学生は猛烈に勉強する、というのはどこまで本当でしょうか?
まあ、私個人は、「ズルケて人のノートで試験をパス」するような学生たちが戦後の高度成長を実現したことを考えると、私個人は欧米、特にアメリカの大学の在り方がいいのか、日本型がいいのか、優劣が付けられません。実はどっちでもいいのかも、とすら考えたりしますが、どうなんでしょう?







バロック演奏の悩み

エトワール · 2011-02-16 22:24:37 UTC+9 · 投稿 #567

竹下節子 様

バロック音楽についての記事を大変興味深く拝見しました。

若い頃から、バッハのリュート組曲やバイオリンソナタ&パルティータをクラシックギターで弾いてきましたので、クラシックギターによるバッハ演奏のメリット、デメリットについては、よく承知しているところです。

マニエル・バルエコ、イェラン・セルシェル、ジュリアン・ブリーム、ジョン・ウィリアムス、デビット・ラッセルなどの演奏は、古楽器の演奏を凌駕する素晴らしい内容のものだと確信しています。それは、ピアノにおいてグレン・グールドの演奏が素晴らしいのと同じ意味で素晴らしいものだと思います。

クラシックギターでバッハを弾くことの意味と正当性を日頃主張しているわけですが、いわれなくリュートの方がいいとか、440ヘルツで弾くのは邪道だとか言う人たちに、私も抵抗してきたわけです。

しかし、「クラシック・ギターにはやっぱりヴィラ・ロボスだよね、タレルガが似合うよね」、と言われたらどう反論できるのか、と複雑な気分になるのは私もまったく同じです。

私たちのやってることの正当性は直感的に分かっているつもりなのですが、ギターのバッハよりリュートのバッハがいいよねというのとどう折り合いをつけるのか。と、もう、20年も考えています。ひらめいた答えは次のようなものでした。

もし、バッハが、マニエル・バルエコのバイオリンパルティータ第2番の演奏を聴いたら、この近代クラシックギターという音量にも音程にも音域にもニュアンスにも優れた楽器に興味を持って、この楽器の可能性を最大限に生かす曲をあらたに創ろうとしたと思います。あるいは自分の作品に手を入れて、一回り大きなものにするとかしたのではないかと思います。

そういう結論に達して、いまでも、バッハを弾いているわけです。ラモーも、スカルラッティも、ヴァイスも、ド・ビゼーも素晴らしいですが、近代楽器で弾く、バロックというものの価値は、とても微妙なところにあるということは、いつも自覚しているところです。

今年は、この曲を演奏しようと思っていますが、相変わらず悩み多い営みです。

http://www.youtube.com/watch?v=3aZMIuAHXcY&feature=related

新サイトについて

Sekko · 2011-02-14 06:32:19 UTC+9 · 投稿 #566

この掲示板に来てくださる方に、相変わらず旧サイトを経由していらっしゃる方が少なくありません。
旧サイトを経由する実績ができるほど、検索の上位から消えないので新サイト経由でお願いします。

http://setukotakeshita.com/

旧サイトは去年の夏ごろには自然消滅するはずだったのですが、いろいろな事情があり、まだ消えていない上、そこにお知らせを加えることすらできません。
もう少し対策を練ってみます。

「原子雲」パリ公演

槻宅聡 · 2011-02-09 18:50:35 UTC+9 · 投稿 #565

2月 7日(月)にお書きになった「2007年11月に日本文化会館で・・・」をちゃんと読んでおりませず失礼しました。「原子雲」パリ公演の共演者でいらしたのですね!しかもその前に国立能楽堂での上演をご覧になっているとは。

>伝統芸能の方がカトリック信徒というのも

楽屋で個々の宗教の話はしませんのでわかりませんが、ほぼ日本社会の縮図と考えていただいていいのではないでしょうか。つまりキリスト教徒もごく少数はいると思います。お葬式のときにはっきりすることが多いようです。ちなみに私の謡の先生は「エホバの証人」でした(上品な芸で高名な人でした)。

> 邦楽とランス・バロックが語り物として近いところにあること

今、そのあたりを参照しています(さっき図書館で借りてきました)。面白いですね。

私が竹下さんにお目にかかりたいと思った一番の動機は「魔多羅神」(またらしん)です。天台宗の秘仏(神)とされており、念仏行の守護神となっていますが、強烈な祟り神でもあり、芸能(猿楽)との関係で「芸能神」として論じられてきました。
私は「魔多羅」がMATERだと思っており、聖母崇敬の歴史からも何かが浮かび上がってくるのではないかと思っているのです。

16日にパリを発ちますが、19:55CDG出発の便なのでこの日も午後3時頃までなら大丈夫と思います。

ではあの時・・・

Sekko · 2011-02-08 20:09:01 UTC+9 · 投稿 #564

>「原子雲」は数年前、パリの日本文化会館でも上演していました。パリに行くのはそのとき以来です。

とのこと、私がこの前のコメントで話したのはまさにこのことなんですよ。

あの時に、フランス人の男性5人(うち1人がトリオの仲間、もう1人も私の別の室内楽の仲間)日本人女性5人(私を含める。他はパリでコーラスやシャンソンをやっている人)を調達して、「みず―、みずー」とか「おかあさーん」とか「いのりたまえ」とかをフランス語に訳して舞台裏(囃子方のすぐ後ろ)で歌っていたのです。ひょっとしてあの時に笛方でいらしたんですね。では、一応「共演者(?)」だったというご縁ですね。奇遇です。伝統芸能の方がカトリック信徒というのも意外です。私は『バロック音楽はなぜ癒すのか』(音楽之友社)で邦楽とランス・バロックが語り物として近いところにあることを少し書いているんですよ。
2003年に日本公演に行った時は、お能や尺八とジョイントするコンサートもやりました。

15日はまだどうなるか分からないので、メールで連絡します。