恐れ入ります。

恐れ入ります。

迷える大羊 · 2012-02-09 20:10:38 UTC+9 · 投稿 #669

御丁寧にありがとうございます。個人的には昭和30年代の若年層の自殺の多さについては未だに不可解なところが多いですね。

年配層の自殺については、経済的な面をはじめとしてあらゆる状況がもっとも過酷だった終戦直後がピークで、その後、経済状況、社会環境の改善が進むにつれて減っていく・・、というわかりやすい傾向があり、現代に比べれば多いとはいえ、昭和30年代ごろには明らかに減少傾向をたどってます。
ところが、若年層の場合、どういうわけか、いくら現代に比べれば貧弱とはいえ、終戦直後の時期に比べれば、ずっと経済状況(なんといっても高度経済成長期ですし)もそれこそセーフティネットもマシになったであろう昭和30年代がピーク、なのですから・・。なんでこの時期に?という違和感が拭えません。

いずれにしても一部メディアや一部の年配層、著名人の方々が主張する「貧しくても心は豊か」だとか「貧困や困難(ましてやイジメになど・・)に負けない、強い」という「昔の若者像」とは随分とギャップがあるような気がしますが・・・。

ちなみに私が戦前期や戦後間もない時代(大正末期・昭和初期から昭和30年代くらい)に興味を持ったのは、江戸川乱歩とか横溝正史などの推理小説、怪奇小説が好きだった関係です。その背景を知りたくて、関連した本をいろいろ読んだり、サイトをみたりしてます。
イメージ、先入観通りの事実、社会現象もありましたが、現代、巷間でいわれることとは随分と違う事象も多々あって「ええ?」と思ったりもします。もちろん、リアルタイムで生を受けていない私にとって「懐古趣味」ではなく、「異世界」への興味・・です。美しい部分ばかりではなく、欲望にまみれた、暗黒部分も含めて面白い時代だな、という感じです。

ところで、推理小説・怪奇小説がきっかけで興味を持った「戦前・戦後ワールド」ですが、現代世界で若者、少年少女が猟奇犯罪を起こすと、必ず、ネットだとかゲームだとかケータイを「コミュニケーションを希薄にした」だのなんだのいって槍玉にあげる「識者」が出てくるのと同様に、戦前・戦後ワールドで「目の敵」にされていたのが推理小説(探偵小説)だったようですね。少し時代が下るとマンガ・・てな具合でしょうか。

私が余生短い老人になるころには、どんなものが出てきて、年配者(つまり未来の私)を苛立たせるアイテムが出てくるのでしょうか?ちょっと楽しみですね。