kei さま

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sekko · 2015-11-19 19:23:04 UTC+9 · 投稿 #832

2つの記事、読みました。

異論もつっこみどころもあります。

レバノンのテロはかなり注目していました。フランスと関係の深い場所ですから。

ひとつ思うのは、子供の教育もそうだけれど、親が子供のために何を選択するかの決意をすることを助けるのが必要だなあと思います。

ここ数十年見てきて、ポルポトからフランスに逃げてきたカンボジア人とか華僑の家族、ベトナム人などはみなフランス語を学ぶ間もなく必死に働いて、とにかく子供に学歴を与えてきました。教育費がほとんど無料で、勉強さえすれば共和国エリートになれるフランスだからこそ可能だったと想います。宗教や伝統は共同体主義で平和にやってます。

アジア人にはそういう傾向が多いのですが、イスラム圏から逃げてきた家族は、ムスリムの共同体に留まると同調圧力が強くてフランスのシステムをうまく使えなかったり、子供に対する権威を失墜したりするので、子供の世代がドロップアウトすることが多いのです。またイスラム原理主義の国からきた指導者の影響を受けやすくなります。

宗教や文化や親の権威などどうでもいい、絶対の最優先は子供の将来だ、と迷わない家族もたくさん知っています。イランから亡命した外科医でイスラム共同体から離れるためにカトリックに改宗して子供たちにも洗礼を受けさせた人、アルジェリアから逃げてきて、エホバの証人に改宗することで子供たちを守った人。

エホバの証人の場合はカルト色が強いので葛藤はあるのですが、学校で共和国理念を刷り込まれた子供たちは独立してみな離れていき、親も宗教より子供が大切なので子供とは断絶せず、「絶対平和主義」とヘブライ語やギリシャ語などの教養だけは残るという、ある意味、彼らの情況において最善の選択だったなあ、というケースもあります。

こういう人たちを見ていると、「子供たちは絶対に自分たちの逃げてきたような世界に戻したくない、暴力のない世界で快適に生きてほしい」という願いに尽きるので、サヴァイヴァルというのはこういうものなんだなあ、と思います。

思えば戦後日本で育った私たちの親も、「戦争がなく食料や物資不足に困ることのない国」で子供たちが育ち、生活できることを夢みて必死にがんばってくれたのだなあとあらためて思います。