大羊さんへ
どの時代のキリスト教も、『旧約』や『新約』という聖典の「教え」と、自分たちの生きている「現代」とのギャップをどう埋めるかに腐心してきました。
パスカルに『プロヴァンシャル』という本がありますが(日本語の全集で読めます)、ある意味では『パンセ』より面白い。イエズス会のずぶずぶのマニュアルを批判した本です。新約では、イエスは、「金持ちは天国に入れない。天国に行きたければ、全財産を寄付せよ」みたいな過激なことを言っています。でも、それを文字通りに真に受けたんじゃ、金持ちを敵に回すことになって、教会はやっていけない。だから、イエズス会は、一見すると聖書に反するような階級や人間でも、ちょっと何かすればちゃんと救われるという、手を取り足を取るようなマニュアルを書いているのです。それを原理主義者パスカルが批判したのが『プロヴァンシャル』です。ほんと面白い本です。
パスカルに『プロヴァンシャル』という本がありますが(日本語の全集で読めます)、ある意味では『パンセ』より面白い。イエズス会のずぶずぶのマニュアルを批判した本です。新約では、イエスは、「金持ちは天国に入れない。天国に行きたければ、全財産を寄付せよ」みたいな過激なことを言っています。でも、それを文字通りに真に受けたんじゃ、金持ちを敵に回すことになって、教会はやっていけない。だから、イエズス会は、一見すると聖書に反するような階級や人間でも、ちょっと何かすればちゃんと救われるという、手を取り足を取るようなマニュアルを書いているのです。それを原理主義者パスカルが批判したのが『プロヴァンシャル』です。ほんと面白い本です。