福音派など他あれこれ

福音派など他あれこれ

迷える大羊 · 2008-10-05 00:55:55 UTC+9 · 投稿 #385

といっても、そういうまとまった教派があるわけではなく、保守的、原点回帰的な信仰を持つプロテスタント教会全般を指すわけで、その「濃さ」も教会により、牧師により信徒様々で、一慨にこうだ!とは決めつけられないところもありますね。伝統的教会とさして変わらない穏健なところから、カルトか、これは?といいたくなるところまで、本当に様々。もっとも私も実地、実体験で知っているのは日本の福音派教会だけで、海外のそれは書物でしか知らないんですが・・。
もともとプロテスタント教会自体、教会により牧師によりカラーががらりと変わってしまうところがあって、日本キリスト教団などもあれだけ信仰の形態も考え方もバラけた人たちがよく同じ団体にいられるもんだなぁ、って思うところがありますし。

福音派(以下F派)だからといって全部が全部の牧師や信徒が「神をとるか?進化論をとるか」みたいなこといっているわけでもないし、中には「聖書を字句通りとるのは危険」との私に近い立場の方もおります。でも、まあ、そういう(神か進化論か、的な考えの)人の割合は確かに高いですね。

それより何より日本の福音派の信徒の場合、緊密な人間関係が心地よくて所属している人が多いように思えますね。カトリック、プロテスタント問わず、伝統的な大教会って確かに理性的だし、あまり素っ頓狂なことは言わない代わりに役所的なところがあって、ちょっと厚かましいぐらいでないと聖職者と直に話す機会も少ないし、教会にも溶け込めず、ミサやら礼拝やらを流れるままにすごし、結局誰とも話さずに終わったなんてことになりかねないところあるんですよね。
「聖書についての101の質問と答え」(レイモンド・ブラウン著 裏辻 洋二訳 女子パウロ会)によればアメリカでもその辺りの事情は同じみたいですね。


日本の福音派とあちらの福音派の最大の違いは政治的な立場ですね。あちらで熱心なクリスチャンとか福音派というと政治的には保守、右寄りとなることが多いようですが、日本では福音派(というかキリスト教会全般)って政治的には全く逆の左寄りの場合が多いですね。教会によっては、教会報読むと「あれ、ここは社民党か共産党の事務所だったんかなぁ?来る場所間違えたかな?」と思っちゃうことありますし。

ブログでも触れられておりましたが、進化論って確かに弱肉強食の正当化だとかナチスあたりの人種理論に「応用」された経緯があって、キリスト者としてそれに嫌悪感を抱く、というのはなんとなく理解はできるし、私も現に福音派のクリスチャンの方からそのような趣旨の話を聞いたことあります。でも、それいうなら、キリスト教だって異文化破壊、異教徒弾圧、異端狩りなど到底誇れない歴史があるわけで、だから、キリスト教ダメ、十字架禁止!って理屈も成り立たなくもないわけで、やっぱりヘンというか、理解できないです。それに、人種差別反対とか公民権運動って進化論が出てきた後の話だし、「人は神が自らに似せて作った」ことになっていた時代に不道徳とか不正が何にもないのか、っていうとそんなことまるでないわけだし。

とまあ、キリスト教に関わって世の中のいろいろな面が見えたような気がしますね。