東京医大の事件

東京医大の事件

Sekko · 2018-08-07 01:03:08 UTC+9 · 投稿 #1064

この問題でさらに女医さんからのこういうコメント
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180805-OHT1T50175.html
を読んで、驚きました。

女性医師が増えると皮膚科と眼科ばかりになってしまう、というところです。

女性は緊急手術が必要だったり、直接生死にかかわる分野よりも比較的「きれいな」皮膚科と眼科を選ぶということなのでしょうか。

フランスとは全く違います。
フランスは医学社会主義みたいな国で、国立大学医学部一本のピラミッド型ですが、国家試験の成績順に希望の分野での研修を選べて、成績のいい順から皮膚科と眼科が希望されるのです。もちろん親代々の分野を選ぶとか、ある分野に特に使命感のある人はいますが、とにかく皮膚科と眼科は突出して競争率が高く、たとえ後で専門を変更しても、「皮膚科でインターンをしていた」という実績だけで高く評価されます。

要するに、フランス人は、医師になっても、私生活や余暇を充実させたい、だから、すぐに命にかかわらないような皮膚科や眼科に人気が集中する、しかも、眼科は開業する時に機械類の購入が高くつきますが、皮膚科は楽なのでさらに競争率が高いというわけです。
伝統的にユダヤ系の家庭は代々の医師が多いので、それがまた別の系列を作っているところも日本では想像できませんが。

まあ、一般のフランス人はこういう事情を知らないのですけれど。

とにかくフランスの医者修業は大変で、そのためにイギリスなどで医師免許を取ってからフランスで資格を認定してもらうフランス人もいます。

歯科も一年目は医学部と同枠なので、一年目の振り分けテストの順位によって医学部には進めないで歯科に行くケースが普通です。(開業すると装置類の購入に費用がかかるので、親の後を継ぐなどの理由で、成績優秀でも歯科を選択する人ももちろんいますが。)

外科志望に男子学生の率が高いのは確かですね。

「患者」側からみたら、男でも女でも「優秀」で「人間性」豊かな医師に診てもらいたい、のが誰でも思うところでしょうね。
ロボット医療も進む時代、どちらにしても「腕力」はあまり関係なくなるでしょう。

そして「優秀な女医」が次世代の子供のために産休育休をするのを支える体制をつくるのは長い目で見て大切なことだと思えます。

しかし、この騒ぎは、まるで、「対等な条件では女子に劣る男子学生」への「逆差別」みたいに見えて、男子学生にも失礼な気がします。「機会均等」はリスペクトされるべきだとつくづく思います。