「女のキリスト教史」読みました!

「女のキリスト教史」読みました!

テレサ · 2020-05-04 17:00:56 UTC+9 · 投稿 #1117

竹下先生

初めて書かせていただきます。
昨年、たまたま立ち寄った本屋さんで、この本と出合いました。大変申し訳ありませんが、それまで先生の事を存じ上げませんでした。

私にとって何年かぶりに衝撃的な本に出合ったという感じでした。
読み終えて感じたのは、「爽快感」でした。たとえるなら、“セクハラ”という言葉が出来て、長年女性たちが感じていた悶々とした気持ちをはっきりと表現できるようになった感じに似ています。

なぜならこれまでフェミニズムとか女性解放運動とかに女性である私は、女性の立場で違和感を持っていのですが、自分でもそれが何故なのかわからなかったからです。この本の中で書かれている内容はもちろんですが先生の文章の表現が的確で、いままで自分の中で上手く説明できず、言い表せなかった気持ちを言い当ててくれてて、読みながら、「そうなのよ~、そういうことよ~」と言いながら読んでる感じでした。
特に私のお気に入りの文章は、修道女について「彼女らを導いたのは、男たちへの対抗意識でも、自分たちの能力への承認欲求でもなく聖霊だった」とか、ピザンについての言葉で「男に優越したいフェミニストではなかった」とかです。(他にもありますが割愛します)
また、マリアのエリザベト訪問について、天使ガブリエルの情報が正しかったのかを確かめに行ったという文章の表現に、「そういうことだったんだ~」と聖母マリアの新な一面を見た思いでした。
さらには、この本の中で書かれている感性が、日本の女性をとりまく労働環境にも反映されたら、もっと女性たちは生きやすくなるのではとも思いました。

さてこの本から始まり、先生の著書を何冊か読ませていただきました。その中でも「聖女伝」は、子育てと家事に追われる家庭生活をベースに過ごしてきた私にとっては、大きな支えとなりました。またこの本のあとがきのなかにある、手紙をくださった方々への“聖女からの返事として書いた”という文章は、一方通行ではない先生の執筆活動への思いを感じ先生へメッセージを送りたいと思いました。

さらに今のコロナの現状の中でこの本を読むと、マダム.Rの箇所で医療について書かれている言葉は、色々考えさせられます。この世界的な現状の分析・解決ではなく、この出来事の意味を私たちは、ちゃんと考える必要に迫られているということでしょうか。自粛が正しいかどうかは別として、コロナで亡くなった場合、葬儀をすることもできずに埋葬しなければならないということを考えると、私は、「尊厳死」について語れる立場ではありませんが、感染は避けるべきと願っています。結果的には自粛生活で、何度も先生の本を読み返しています。本当に有意義な時間を過ごせています。

おしゃべりのつもりで、たらたらと書かせていただきました。乱文で申し訳ありません。
皆様どうぞご自愛ください。
先生のヒルデガルドの論考、楽しみにしています。