テレサさま
まず、ありがとうございます。
この4月に日本に行く予定もキャンセルとなり、外出規制のフランスで、日本が何か遠いもののように思われ、心もとない状態にあるところに、このようなコメントをいただいて感激です。しかも、昨年の最新刊と四半世紀も前の『聖女伝』の両方を読んでいただけたなど著者冥利に尽きます。
思わず私も、『聖女伝』のマダム・Rを読み返して、確かに、今の感染症パニックの中で気づきをもらえるような気がしました。今日の私のブログ
https://spinou.exblog.jp/31140113/
でコロナとフランス・カトリックについて少し書いていますが、あらためて病気や死とのぎりぎりの向き合いにおいては政治や経済原理はもちろん医学ですら拠り所にならないと痛感します。
『「女」のキリスト教史』は、アングロサクソン的フェミニズムが主流である日本ではまだまだちゃんと伝わらない、と言われたのですが、テレサさまにど真ん中で受け止めていただけたので、それだけでもこれを書いた甲斐があったと嬉しく思います。
>>マリアのエリザベト訪問について、天使ガブリエルの情報が正しかったのかを確かめに行ったという文章の表現に、「そういうことだったんだ~」と聖母マリアの新な一面を見た思いでした。<<
ほんとにそうですよね。確認できる部分は確認して納得し、その上で、避けられないものは受け入れる、というのが大切だと思います。
>>さらには、この本の中で書かれている感性が、日本の女性をとりまく労働環境にも反映されたら、もっと女性たちは生きやすくなるのではとも思いました。<<
これもつくづくそう思います。ネットを通して、日本の女性の暮らしを取り巻く情報が広く読めるようになって以来、実は正直言ってあまりのひどさにショックを受けることがあります。でも、巷にあるような「おフランスでは全然違います」というタイプの言説と受け取られるのが嫌なので封印しています。これからの世代には男女とも「フェミニズム」を超えた別のステージで生きてほしいですね。テレサさんのようなおかあさまが次代の子供を育てていらしたことに希望をもらえる思いです。
今は「キリスト教と感染症」というテーマで準備中です。考えてみたら、「フクシマ」の事故の後でさえすべての人が共有できなかった危機意識を、やはり目には見えない「ウィルス」が地球規模で明確化してくれたという稀有な体験を私たちは分かち合っているわけです。
ウィルス自体はただ自己複製に向かっているだけなのに、原爆や原発事故も伝染病も、被爆者や感染者という「生身の人間」を、悪や不幸の表象のように厭う部外者の防衛反応をどう制御していけるのかが課題だとあらためて思います。
テレサさまのおかげで「やる気」をいただけました。
もう一度、ありがとうございます。
この4月に日本に行く予定もキャンセルとなり、外出規制のフランスで、日本が何か遠いもののように思われ、心もとない状態にあるところに、このようなコメントをいただいて感激です。しかも、昨年の最新刊と四半世紀も前の『聖女伝』の両方を読んでいただけたなど著者冥利に尽きます。
思わず私も、『聖女伝』のマダム・Rを読み返して、確かに、今の感染症パニックの中で気づきをもらえるような気がしました。今日の私のブログ
https://spinou.exblog.jp/31140113/
でコロナとフランス・カトリックについて少し書いていますが、あらためて病気や死とのぎりぎりの向き合いにおいては政治や経済原理はもちろん医学ですら拠り所にならないと痛感します。
『「女」のキリスト教史』は、アングロサクソン的フェミニズムが主流である日本ではまだまだちゃんと伝わらない、と言われたのですが、テレサさまにど真ん中で受け止めていただけたので、それだけでもこれを書いた甲斐があったと嬉しく思います。
>>マリアのエリザベト訪問について、天使ガブリエルの情報が正しかったのかを確かめに行ったという文章の表現に、「そういうことだったんだ~」と聖母マリアの新な一面を見た思いでした。<<
ほんとにそうですよね。確認できる部分は確認して納得し、その上で、避けられないものは受け入れる、というのが大切だと思います。
>>さらには、この本の中で書かれている感性が、日本の女性をとりまく労働環境にも反映されたら、もっと女性たちは生きやすくなるのではとも思いました。<<
これもつくづくそう思います。ネットを通して、日本の女性の暮らしを取り巻く情報が広く読めるようになって以来、実は正直言ってあまりのひどさにショックを受けることがあります。でも、巷にあるような「おフランスでは全然違います」というタイプの言説と受け取られるのが嫌なので封印しています。これからの世代には男女とも「フェミニズム」を超えた別のステージで生きてほしいですね。テレサさんのようなおかあさまが次代の子供を育てていらしたことに希望をもらえる思いです。
今は「キリスト教と感染症」というテーマで準備中です。考えてみたら、「フクシマ」の事故の後でさえすべての人が共有できなかった危機意識を、やはり目には見えない「ウィルス」が地球規模で明確化してくれたという稀有な体験を私たちは分かち合っているわけです。
ウィルス自体はただ自己複製に向かっているだけなのに、原爆や原発事故も伝染病も、被爆者や感染者という「生身の人間」を、悪や不幸の表象のように厭う部外者の防衛反応をどう制御していけるのかが課題だとあらためて思います。
テレサさまのおかげで「やる気」をいただけました。
もう一度、ありがとうございます。