アメコミなど

アメコミなど

Sekko · 2010-12-24 07:21:37 UTC+9 · 投稿 #557

大羊さん、それはあまりに一方的な決め付けですよ。

アメリカには一方で確かにピューリタン的な変な規制がありますが、サブカルチャーの世界では優れたものもたくさんあると思います。

前にどこかで書いたのですが、私はアート・スピーゲルマンのファンですし、名作『マウス』は今検索したら日本でも訳が手に入るようですよ。

フランス語圏のコミックもすぐれたものがいっぱいあります。

昔ながらの大判ハードカバーが今でも主流で値段も高いのですが、その代わり画質も色もきれいでちょっとした美術作品のように長く鑑賞できるものもあるし保存版です。

これについても、日本で『BDベーデー第九の芸術』古永真一(未知谷2940円)という解説書が出ているようです。

素晴らしく哲学的な作品もあります。思想的、政治的、社会的なテーマのものは優れたものも多いです。ナンセンスものやアフォリズム的なものも味があります。古典もけっこうコミック化しています。

ただ、言えるのは、BDのフランス人が日本のマンガの訳を読むより、日本のコミックで過飽和している日本人がフランスのBDの訳を読むのはずっと敷居が高いでしょうね。コストの関係もあるし。

日本のコミック作家でフランスのBDの影響を強く受けた人もいますよ。少なくともフランスではそう言ってます。それは谷口ジローさんで、彼の『遥かな町へ』を実写映画化したベルギー映画は最近公開されて私も見ました。『犬を飼う』などの単行本も私は数冊フランス語訳をフランス人が貸してくれたので読みましたよ。まあ私はもともとビッグコミック・オリジナル系を読み続けているので、なじみがあり、フランスの影響は特に感じなかったんですけれど。

質と量とジャンルと創作人口を平均したらまあ日本がコミック大国(?)なのは間違いないと思いますが、どの国にもすぐれた作家はいて、普遍性も持っていると私は思いますよ。
日本であまりはやらなくていまいちなのは「一こまマンガ」かもしれません。なぜでしょう。

そのごくごく一端とはいえ、日仏英語のコミックに直接触れることのできる私はラッキーです。