迷える大羊 · 2010-08-15 00:28:39 UTC+9 · 投稿 #378
フランスの右翼政党、国民戦線の党首、ルペン党首を筆頭に英国の国民党、オーストリアの自由党、スペインのファランヘ党などヨーロッパの右翼政党ががん首揃えて、この夏(8月12日~18日)、日本に大集合、靖国神社参拝などを行うそうです。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100810-OYT1T00906.htm 興味深いのはヨーロッパの右翼というと、どうしてもナチスとかヒトラーなどの強烈な人種主義を思い浮かべてしまいますが、フランス代表(?)の国民戦線のナンバーツーである人物(すみません、名前忘れました)日本の京大を出て、日本人と結婚しているそうで。
さらに毎日新聞の8月11日号にイタリアの右翼青年が出ていましたが、彼は三島文学の愛好者だったりして、すごく意外でした。
ヒトラーの「わが闘争」によれば、日本人はサルまね専門の劣等民族、ですが、最近のヨーロッパの右翼はこういう人種主義からは脱却したんでしょうか?何より、笑ってしまうというか、面白いのは、インターナショナルとか国籍を超えた連帯、とかって左翼側の専売特許かと思っていたら、右翼側にもそういう考えがあるんだ・・、ってこと。
どうも、ヨーロッパの右翼=ネオナチというステレオタイプほど単純でもなさそうです。身近に右翼とか国民戦線の支持者って人、います?いるとして、彼ら(右翼政党支持者)ってどういう人々なんでしょうか?
あがるま · 2010-08-14 23:45:04 UTC+9 · 投稿 #377
イタリア語(やドイツ語)では三人称単数(非人称)なのにフランス語では何故さうなるのか?サ・ヴァ?の方が正しいやうな気がするが。
オック語ではどうなのでせうか?
あがるま · 2010-08-14 23:37:36 UTC+9 · 投稿 #376
Come
come va!
迷える大羊 · 2010-07-11 22:10:48 UTC+9 · 投稿 #375
「デスノート」の死神は積極的、直接的に人間に危害を加えることはほとんどなく(直接手を下すのは最終回で主人公を抹殺するときだけ)、主人公の側にも警察・探偵側にも味方せず、あくまで中立、傍観。直接、悪意をもって悪事を働くのは、あくまで人間の側です。
で、元祖というか本物の中世ヨーロッパの死神とか悪魔っていうのは、どうなんでしょう?直接人間に危害とか加える存在だったんでしょうか?それとも、日本のマンガと同じく、あくまで中立、傍観(そそのかしはやるけど)、の姿勢だったんでしょうか?
件のマンガ「デスノート」では死神なんかより、人間の方が遥かに怖く、邪悪で死神の側が「ここまでやるか!」と呆れるシーンがあって笑えましたが・・。
迷える大羊 · 2010-07-11 21:10:51 UTC+9 · 投稿 #374
>マントかぶった骸骨が大鎌もってやってくる
そうでした、それがありましたね。あれはどうみても西洋由来ですもんね。失礼しました。そう考えれば「デスノート」が欧州方面で人気があるのもわかる気がします。いわば逆輸入みたいなものですものね。
作者(原作・大場つぐみ氏/作画・小畑健氏)も思えば中世風のモチーフを多用してたような気がしないでも?ゴスロリ少女もしっかり登場しますし。ネットで観る限りこのゴスロリ少女(弥海砂(あまねみさ))があちら(欧州)のマンガ・アニメ好きに人気らしく、こんなことやってたりしますし(ベルギーの大学生たちみたいですが)。
http://www.youtube.com/watch?v=MR4GqB3UCQ8&feature=relatedsekko · 2010-07-11 11:38:52 UTC+9 · 投稿 #373
私はむしろ、日本の「死神」っていうのは、キリスト教中世に流行った「擬人化された死」である、マントかぶった骸骨が大鎌もってやってくる、あるいは馬の骸骨に乗ってくるアレゴリーのイメージからきてると思ってましたけど。黙示録の影響もあります。埋葬社会で白骨化が普通だし、ペストが流行った頃のダンス・マカーブルという死の踊りや、栄華を戒めるメメントモーリの図柄とか有名ですね。普通にWikiとか検索してもでてくると思います。
ただ、キリスト教は一神教で、生を司る神と死を司る神とか、光の神と闇の神というような二元論を廃しましたから、逆に日本語の「死神」を直訳するボキャブラリーが文化的にはない、悪魔の一種みたいな感覚で、訳さないままオリジナル・キャラにしたのかもしれません。
日本語の方は、普通に「死」=「デス」とか呼ばれる西洋の擬人キャラを、気にせず「死神」と神をつけて訳すのが平気なんだと思います。カトリックのファーザーとか、ただの「父」って言葉でも、日本は「神父」って、「神」って言葉をくっつけるでしょう。神という言葉のハードルが低く間口が広いというか・・・
ヨーロッパでも、中世からもう、死は、偶然と言うか運命と言うか、運命の女神みたいなキャラも死神と一緒にありました。老若不定とか命のはかなさは、体制宗教の説明だけではなかなか受け入れられないものだったんですね。
迷える大羊 · 2010-07-11 00:00:56 UTC+9 · 投稿 #372
いきなり物騒なタイトルで申し訳ありません。一体、何の話なのか?と申しますと、フランス、またはヨーロッパに「死神」という概念とか、それに相当する創造物があるのか?という疑問です。
なぜ、そんな疑問を持つのかといいますと・・・。数年前に話題になったマンガ・アニメに「デスノート」というのがありまして、ブームの最中には全く興味がなかったのですが、最近読んでみるとこれが非常に面白かったもので。日本のみならず、世界中でヒットしたらしく、ウィキペディアによれば
「2004年の売り上げは、発売から1年目で年間ベスト10に入った。12巻までの世界累計発行部数は3000万部を突破しており、一巻平均が200万部を越すのは異例とされる。宝島社「このマンガがすごい!」オトコ版では、2006年と2007年に2位を獲得した。」とのこと。実際、ウィキペディアには数十カ国語、ほぼ世界中の言語での解説がついてます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DEATH_NOTE マンガはフランス語版もあるようです。
http://massa33.blog50.fc2.com/blog-entry-182.html おおざっぱな内容は、人を死なせる力のある死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作ろうとする主人公と、殺人を続ける彼を追う名探偵とその後継者との闘いを描く、というもの。
ご多分にもれず、このアニメ・マンガもネット上に世界各国語の吹き替え、字幕付きの動画が出回っておりまして、フランス語版もしっかりありました。
http://www.youtube.com/watch?v=_7WX5bYC940&feature=related で、それがどうしたのか?と申しますと、この吹き替えで死神のことは、日本語そのまんまで「シニガミ」っていっているんですよ。フランス語だけなのか?と思ったら英語版もやはりそうなんですよね。
http://www.youtube.com/watch?v=AsJhhwiPW9Y&feature=related それで、冒頭の疑問、フランスとかヨーロッパ、欧米世界には死神に相当する概念とか創造物がないのかな?という疑問を持ったのわけです。ちなみに原作の日本語版は以下の通り。
http://www.youtube.com/watch?v=OW_EubqN_Ck&feature=related しかし、この作品、欧米のキリスト教的価値観からは相当ずれた作品と思えるのに(あちらに)結構ファンがいるみたいなんで、そのことが実は一番ビックリします。
Sekko · 2010-07-06 08:47:34 UTC+9 · 投稿 #371
ようやく新しいサイトができました。まだ工事中の部分もありますが、このサイトの記録はほとんど残します。新刊のお知らせもあります。
この掲示板にはForum1というところからいままでリンクできますので引き続きお使いください。 新しいアドレスは
http://setukotakeshita.com/ です。
迷える大羊 · 2010-05-09 21:45:08 UTC+9 · 投稿 #370
先生のブログ中のエッセイ[フランス人と日本人の自虐の本音](2009年5月30日付)中に
『日本人が、
「日本人はえてして・・・と批判される、でも、本当はね・・・日本人は正しいんだ」
と集団的自己弁護するのに対して、フランス人は、ずばり、
「フランス人はえてして・・・と批判される、でも、僕はね・・・ちがうんだ」
と、個人的自己弁護をするところである』
などという一節(2009年5月30日)がありましたが、それを地で行くような世論調査があって笑ってしまいました。今年5月9日付のロイターの記事なんですが・・。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-15172420100507 内容は以下の通り。
『[パリ 6日 ロイター] フランス人は、短気なウエーターや政府が何か新しいことをするたびに街頭で始まるデモなどから、不平不満が多いというイメージを持たれがちだが、フランス人自身もそう思っていることが最新の調査で分かった。
この調査は、保険会社Maafが市場調査会社オピニオンウエーに委託し、18歳以上のフランス人1000人超を対象に実施。それによると、「フランス人はよく文句を言う」と思っている人が93%に上った。ただ、自分自身がそうだと認める人は37%にとどまった。
文句を言う主な理由については、約6人に1人が「そうしなければ踏みにじられる」から回答。また、4人に1人が、文句を言うことはリラックスするための一方法だと答えた。』
え~っと個人的に気になるのは、
>文句を言う主な理由については、約6人に1人が「そうしなければ踏みにじられる」から
フランスってそんなに厳しい、というかキツい社会というかキッツイ人たちの集まりなんですか??数少ないフランス人との接触体験に基づいていえば、日本人一般に比べればはるかにものをはっきりいう、イヤなことを我慢して・・、そして、周囲もそれを理解して、なんて感じではないことはなんとなく分かりますけどね・・。
笑えるのは
>また、4人に1人が、文句を言うことはリラックスするための一方法だと答えた
ふ~ん、文句を言うのがリラックスの方法ですか・・、言われる方はたまらんのではと思ったりもしますけど・・。全くの独断と偏見ですけどフランスはアジアでいえば、なんとなく中国っぽくって、ドイツが日本的な感じがしないでもないです。いや、あくまでなんとなく、ですけど・・。
迷える大羊 · 2010-05-03 03:57:46 UTC+9 · 投稿 #369
そうそう、この武器輸出、軍事費の問題もなんだかなぁ、と思う点ですよね。日本のマスメディア、特に進歩系のメディアってドイツの「戦後処理」とか「反省」をやたらと持ち上げますが、一方でそのドイツが世界有数の武器輸出大国(輸出先に制限はあるようですが)である現実にはなぜか触れないのは不思議でしたね。
ドイツのメディアもメディアで日本の「戦後」に関して「上から目線」で「反省が足りない」みたいな論調が多いんですが(まあ、日本そのものに触れることが少ないんですが)、個人的には「お前がいうな!」っていいたくなる部分がありますね。
ギリシャって一応ナチス・ドイツの「被害国」ですが、今回のギリシャ破綻騒ぎにおいてドイツとして特に「過去の不幸な歴史に配慮」した形跡はなさそうですし・・。
(日本が)航空機の製造が占領軍によって禁止されていたのは1945~52年の占領中の7年間ですが、ちょうどプロペラ機からジェット機への移行期に当たる時期で、航空史上極めて重要な時期に禁止されたのが痛かったですね。しかし、それから60年近い歳月が流れているわけで、どうしてその遅れが未だに取り戻せずにいるのか?は興味深いところです。そうですね、自衛隊の兵器ってアメリカ製ばかりが目につきますね。それはそれで問題のような・・。
ただ、軍事の問題は戦後の日本人の感覚と世界一般の感覚に大きなズレがあることは認めざる得ないですね。そりゃ、帝国主義の時代みたいに力がすべて、なんて時代ではないにしても、未だに政治力、外交手段の一つとして極めて有効な現実がありますからね。核兵器だって経済力も資源もない、国際的に孤立している国家が手っ取り早く「政治的発言力」を高めるのにこれまた極めて有効な手段だったりしますし、だから、あの手この手で核保有をもくろむ国家が絶えないわけで(特に発展途上国)。
まあ、それでも、「債権回収」に軍事力が使われる、なんてことがなくなっただけでも人は進歩したと思わないといけないのかもしれませんね。これ(ギリシャ問題)が18世紀とか19世紀の話だったりしたら、軍隊が出てきて、力で島の一つや二つ「差し押さえ」ることは確実だったと思いますし。
あがるま · 2010-05-02 22:57:25 UTC+9 · 投稿 #368
ドイツは東独併合の時に通貨での痛ひ思ひ出があるので、例により浅墓な国民が反対してゐるだけで何よりEC東欧圏を必要としてゐることも忘れてはなりませぬ・
それより日本の米軍基地に関する論調は更に軽薄で、米国に気配りするより、通貨も含めた中国との関係が優先します。
Daniel Levitin
This is your brain on music Dutton)
は日本語訳が今年出たさうで、宮崎純と云ふお医者さんのサイトに紹介が出てゐました
http://d.hatena.ne.jp/jmiyaza/ 面白さう!
Sekko · 2010-05-02 21:41:49 UTC+9 · 投稿 #367
ギリシャのことで私が何だかちゃぶ台ひっくり返したくなるようなのは、ギリシャの軍事費の高さです。ギリシャに武器を売ってる最大輸出国はアメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリアです。ドイツは世界で5指に入る武器輸出国で輸出先でトルコに次いで多いのがギリシャだそうです(潜水艦多し)。フランスも3位がトルコとか。で、フランスとドイツは、お得意がつぶれると困るからというので最初に救済案を出したはずだったんですね。
確か、日本は戦後、航空機の製造とか禁じられてますよね。自衛隊の武器もアメリカのばかり買わされているのでしょうか? 日本は武器輸出禁止というか制限があると思いますが、自給率ってどのくらいなのでしょう。
第二次大戦で日本と同盟国で敗戦したドイツやイタリアは、ヨーロッパの名のもとにしっかり武器輸出国になり、ギリシャやトルコに売りまくってるのを見ると、すごく嫌です。もちろん日本も武器を売ればいいと思ってるわけじゃないですよ。その反対に、こういうときにこそ武器輸出国を批判する側に回って欲しいんですが・・・・
あがるま · 2010-05-01 10:39:51 UTC+9 · 投稿 #366
今まで(強ひて)同じだと思つて居たフランス語のonとドイツ語のmanとはどうも全く違ふものらしい - 後者ではesを主語にした受動形と同じ意味なのに前者ではさうならないから。
同様に,フランス語の代名動詞も受身の意味もあるイタリア語やスペイン語とも違ふらしい - si(se) diceはse ditとは意味も違つて来るらしいから。
大分前にサルトルがrealiserと言ふフランス語に英語の実感するrealizeの意味を持たせたとエチアンブルが非難したことがあつたさうだが(Parlez-vous franglais?と云ふ本で)
愈々フランス語は英語に近い言葉に変化して来てゐるらしい。
Sekko · 2010-05-01 05:04:24 UTC+9 · 投稿 #365
そうですね。今の日常会話の語感では、ブログに使ったアイスクリームの例で言えば、アイスクリーム一般の好き嫌いじゃなく、Cette glace me plait.=このアイスは悪くない。みたいに、ちょっと個別の判断プラス上から目線みたいな感じです。分別感があるかも。
「よろしければ」がシルヴプレというのも、下手(したで)に出てるんですものね。
あがるま · 2010-04-30 09:22:15 UTC+9 · 投稿 #364
他のヨーロッパ語ではドイツ語でもイタリア語でもスペイン語でもギリシア語でも『何かが誰かの気に入る』といふ言ひ方をするのに、何故フランス語だけがモノに対しても『愛する』などと云ふ言葉を使ふのでせうか?
それが不思議です。
迷える大羊 · 2010-04-29 22:19:44 UTC+9 · 投稿 #363
ありますね。まあ、普通の人間の集まりなんだから当たり前ですが。例のギリシャ危機については欧州きっての経済大国で実質的な支援の中心国たるドイツと当事者のギリシャでまるで話がかみ合ってないような・・・。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=aZWRUJ5o6IDM 『ドイツ財務相:対ギリシャ財政支援、否決の可能性もある-ビルト紙
ドイツは、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)によるギリシャ救済での資金拠出を拒否する可能性がある。同国のショイブレ財務相が25日、独紙ビルト日曜版(オンライン版)に対し語った。同財務相は、支援は機械的に承認されるものではないと述べた。
同紙によれば、ショイブレ財務相は「EUとドイツ政府はどちらもまだ決定を下していない。こうした状況下で、決定は承認と否決のいずれに転ぶ可能性もある」と述べた。 』
確か、EU単位での財政支援は全加盟国の賛成が必要だったんじゃ??しかし、当事国のギリシャはえらくポジティブシンキングらしく、これまたこんな記事が・・。
『ギリシャ財務相:ユーロ圏はいかなる代償払っても通貨守る
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aNi9.KFBPPXw ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は、ギリシャの財政危機に対する欧州の対応について、ユーロ圏諸国がユーロを守るために必要なあらゆる措置を取ることを示しているとの認識を明らかにした。
同財務相はワシントンで国際通貨基金(IMF)と世界銀行との会合後に記者団に対し、「ユーロ圏諸国は共通通貨にコミットしており、いかなるコストを払ってもそれを守るだろう」と語った。
(後略)』
>「ユーロ圏諸国は共通通貨にコミットしており、いかなるコストを払ってもそれを守るだろう」
いや、あんたがそれいっちゃいかんでしょ、と思うのは私が日本人、大和民族だからでしょうか?ドイツにとってこのギリシャ問題は不快らしく、これまでの主要紙、閣僚の発言を総合してみる限り「助けて欲しけりゃ、やることやってよね!」ってこととなるわけで。また、「島の一つも叩き売って「誠意」を見せんかい!」とまるで、「ナニワ金融道(借金をテーマにした日本マンガ)」の世界のようなセリフを吐く国会議員までいる有様。
結局、中途半端に「同胞」「身内」だから却って腹が立つ(あのバカのおかげで・・、といった感じで)といった面があるような気がします。むしろ、全くの「他人」である方が素直に支援できるような気がしないでも。
これが、共通通貨でなく、国ごとの通貨であれば、ドラクマは暴落、通貨安となり輸入は苦しくなりますが、ギリシャ製品、サービス、ギリシャ旅行は外国人からすると激安となり売上増、国際競争力が増し(タイや韓国は通貨危機をそれで乗り切ったのですが)、少しは破綻のショックも和らごうというものですが、共通通貨ではそんなメカニズムも働かないし・・。
また、ユーロ加盟国でなければ、ギリシャ政府は最悪の場合、中央銀行に国債を買い取らせ、金利を抑制することができますが、(インフレになりますが)ユーロ加盟国である今、金利調整の機能をECB(欧州中央銀行)に委譲してしまっておりそうもいかないし。
元々、金融政策は全域共通、でも財政は国家単位、なんていうシステムに無理がありすぎるような。どうみても、ギリシャの場合、ユーロ、EUの一員であることが事態と立場を悪くしているような・・。
結局、EUとかユーロといっても、その実態はドイツの経済力なのでは?理想とか建前は美しいけど、本音は一国単位ではアメリカやら中国、経済面に限れば日本にも対抗できないから、まとまったっていうのが実態じゃ?私的には、イスラム国ということで全体主義国でもなく独裁国家でもない、ヨーロッパとも関係も深いトルコを仲間外れにしてる時点で「なんだかなぁ」と思ったりもします。
EUとかユーロに対して、我ながらやたらと意地悪くみてしまう私ですが、別に各々の国々に対する反感とか偏見は全然ありません。むしろ、好きな方ですけど、どうしてかな?と考えると、多分、何かというと外国はうまくやっている、それに比べ日本は、みたいな論調のマスメディアとか評論家にウンザリしてるせいかも、です。
それにしても、ヨーロッパとか経済にうとい私でも思いつくような問題点ってEU結成の際に議論されなかったんでしょうか?その辺りが不思議でしょうがないんですが。なんだかんだいっても均質性(文化、体制、宗教などあらゆる意味で)高い国々の集団であるEUからしてこれですから、アジアなど他地域での地域統合はもっと難しいでしょうね。
Sekko · 2010-04-25 04:47:28 UTC+9 · 投稿 #362
EUと地中海沿岸諸国の連合の話はもう1995年くらいからあったんですよ。それを、サルコジが、大統領選のキャンペーンの時から地中海沿岸諸国だけ、って形で、まさに、地中海に海岸線を持たない他のEU国から抜け駆けしようとしたんです。一つには、シラクが前向きに検討するとか言っていたトルコのEU加盟に否定的なサルコジがトルコに代替案を提示したというのもあります。当選した時もこのことで大風呂敷を広げていましたし、当選した2007年の秋にモロッコでまた大演説をやったので、物議をかもしました。アルジェリアは、この連合でイスラエルの政策を承認することになるんではないかと懸念を示し、エジプトもトルコもとびつきませんでした。ドイツが怒ったのはとうぜんです。ナポレオンっていうより、ローマ帝国の版図再来って感じの誇大妄想に酔ってるイメージでしたが、どうせブレーンであるアンリ・ゲノのアイディアでしょう。
まあ、前にEUレベルですでにEUブラス地中海って合意が存在していたという経緯がなかったのなら、このプランはフランスがドイツとは別にひとりでリーダー面できるなかなか優れものの構想だったと思いますが・・・
地中海沿岸の平和というのは世界的に見てもすごくたいせつなのでうまくいってほしいです。でも、一方でヨーロッパという恩恵を受け利用しながら、一方で「リーダー・フランス」っていうスタンドプレイが通ると思ってたのなら単純すぎですよね。
迷える大羊 · 2010-04-23 21:55:02 UTC+9 · 投稿 #361
いつも、お世話になります。お忙しい中のお相手感謝、です。
EU内の「内輪もめ」「抜け駆け」問題として、ギリシャの破綻騒ぎを挙げましたが、フランスも「前科」があるみたいで・・。2008年7月13日、パリでEU加盟国と地中海沿岸の合計43カ国の代表による「地中海の為の連合」(UPM)が開かれました。
これって元々あのサルコジ大統領のブチあげていた構想で、当初は「地中海連合」。EU諸国に関してはフランス、イタリア、ギリシャなど文字通り地中海沿岸諸国限定、ドイツなど地中海沿岸ではない国は対象外だったらしいのですが・・・。
ところがドイツのメルケル首相より「ヨーロッパを分断する気?何勝手なことしてんのよ」とのツッコミを入れられ、フランス主導にブレーキをかけ、EU諸国すべてを対象とした「地中海の為の連合」と、原語ではどうなっているのか知りませんが、なんだかよくわからない名称となった経緯があるみたいですね(ソース:「知らないと恥をかく世界の大問題」池上彰著 角川新書刊)
創設の目的(タテマエ)は「地中海に面する国家間の安全保障、文化を促進すること」、となっておりますが・・。でも、地中海のアフリカ側はかつてのフランスの勢力圏内で資源も豊富、ナポレオンの夢よもう一度、といった本音、願望、野望がフランスに関しては門外漢の私にも透けて見えるような気がしますが、気のせいでしょうか?
これまた、フランスではどういう受け取られ方をしているのでしょうね?「アナクロ」「時代錯誤」ととられているのか?それとも、建前どおりの「理想」が語られているのか?興味深い話ですが、日本ではほとんど報道されない話なので、こちらで話題とさせていただきました。
Sekko · 2010-04-23 19:13:14 UTC+9 · 投稿 #360
フランスの世論調査なんかでは、若い人ほどヨーロッパ・アイデンティティを持ってるようです。実際、大学間の交流とか割と盛んですし。でも一般的には旧共産圏とか、経済的にもかなり差のある国の人の方がヨーロッパ意識は強いし、フランスのようなもともと中華思想の強いところはフランス人意識の方が優越感と結びついているかも。本部のあるベルギーでさえ、同国内でフランス語とフラマン語の熾烈な戦いがあるように、歴史とか経済格差とかを背景にしたナショナリズムとの戦いは、一国内ですら容易でないのが現実ですよね。ジャック・ドロールは、IMF介入を嘆いてました。マストリヒトなどで、通貨統一ばかりを偏重し、義務の強制ばかりで互助を可能にする経済政策を軽視したことのツケが来たと言ってます。EUが政治的にも生命線である独仏はすぐにギリシャ救済に向かって動こうとしたようですが、根本的に無理がありすぎですね。エゴを捨てて連帯するという創立理念がどこまでナショナリズムやネオリベラリズムノ歯止めになり得るのか、それでも気になるところです。
迷える大羊 · 2010-04-20 23:01:53 UTC+9 · 投稿 #359
栄あるEUの一員である、ギリシャの国家財政の粉飾決算が明るみに出て、実は破綻寸前であることが判明し、何やらすったもんだしていますが・・・。
私にとって、興味深いのは周辺EU諸国、とりわけ実質的にEUの中心メンバーで、欧州きっての経済大国フランス、ドイツの反応です。
「欧州は一つ」「欧州合衆国」の建前、理想、ユーロの信用維持の観点からすれば、四の五のいわず、即支援、のハズですが、フランスはわかりませんが、ドイツの反応を見る限り、どうもそうはなっていないようで・・。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=agcKOYtAfkG8 記事の内容は以下のとおり
『ドイツ財務省は、ギリシャに金融支援を提供する場合、その是非をめぐり議会で投票が実施されるだろうとの見方を示した。ギリシャ支援反対派の議員との対立が生じる恐れがある。
ドイツ財務省のオフェル報道官は14日、ベルリンで記者団に対し、ギリシャが支援を求めた場合、「財務省は議会に権限の承認を求める」と述べ、連邦下院は「当然、これを承認する必要があるだろう」と続けた。オフェル報道官は議会通過のプロセスがどの程度の時間を要するか具体的には言及しなかった。
欧州連合(EU)はギリシャに300億ユーロの融資支援策を提示したが、このうちドイツの拠出分は84億ユーロとなっている。議会投票に基づく承認が必要となった場合、これまでの方向を180度転換することになる。(後略)』
これですと、ドイツの支援開始の時間は大幅に遅れる、最悪、支援は行わないこともあり得るわけで、要するにやる気がない、としか読めません。
まあ、考えてみれば、この世界的不況の最中、粉飾決算をやらかすようなドキュン国家になぜ我々の血税を?俺たちだって金が余っているわけじゃないやい!といった一般国民の反発は当然予想されるわけで、安直に支援の手は挙げられない事情はなんとなくわかるような・・。
しかし、一方で先に挙げた「欧州は一つ」「欧州合衆国」の理想と夢があるわけだし、なにより、ギリシャ破綻はユーロの信用に関わりますし、一体どうするのか?どうなるのか?その顛末が非常に気になるところです。あと、ギリシャに続いて、ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペインといった破綻予備軍が控えていたりしますし。(PIIGSなんてひどいあだ名をつけてますが・・)。
確か、マーヒリスト条約ではEU加盟国は経済政策、財政政策はすべて足並みを揃えるよう(たとえば、財政赤字はGDP3%以内、とか)義務付けているようですが、抱えている事情も状況もバラバラな国々で本当にそんなことできるのか?かねてから個人的には疑問でした。
マスメディアでやたらと絶賛されるユーロ、EUですが、好況時は確かに地域共通通貨の恩恵を思いっきり受けられますが、今のような不況時には逆効果じゃ?何より今回のギリシャのように「抜け駆け」をする国が現れるとたちどころに大混乱になるんじゃ?と意地悪く(すみません、天の邪鬼で性悪思想なんです、私)思っていたら、その通りになったんで却ってビックリです。
ギリシャの場合、いっそEU辞めて、素直にIMF入りした方が害が少なく、解決も早いような気が個人的にはしますです。
ところで、ユーロはともかく、EUの夢というか理想(一つの欧州、欧州合衆国)って一般市民レベルでどのくらい共有されているんですか?ギリシャ問題に関するフランスの反応ってどんなものなんですかね?あと、「普通」のフランス人って「私たちヨーロッパ人」って自覚はどのくらいあるものですかね?なんか、ギリシャ騒動を見る限り、理想の達成はまだまだ遠いな、と思ったりしますが・・。
Sekko · 2010-03-19 07:56:46 UTC+9 · 投稿 #358
フランスのということですね。
普通にシルヴプレ+名前とかじゃだめなんですか。
他の人がなんて言っているかを聞いてあわせればどうでしょう。
客に聞こえるのでなければいいまわしはあまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。日本のレストランでなんて言っているかも私は知りません。
「はい、何番、上がり」とか、お店によってちがうのでは?
こういうべたな質問は避けてください。「こういう時にこう言ってみたがこう返された、どこが悪かったのか」とか、具体的になってから質問してください。その方が役に立てると思います。
なち · 2010-03-17 21:24:35 UTC+9 · 投稿 #357
今、飲食店ではたらいてるのですがキッチンがホールの人たちに料理なと品物を運んでもらうようお願いするときの言い方(呼びかけ)を教えてください。
迷える大羊 · 2010-01-15 23:58:02 UTC+9 · 投稿 #356
いろいろ議論が割れるのは日本と大して変わりませんね。日本の保守派も進歩派も互いに外国、特に欧米諸国の都合のよい(自説にとって)事実ばかりを紹介し、そうでない情報はスルーという姿勢は困ったものです。ただ、フランスの場合、二重国籍ありってことで実質的に外国人参政権は実現しているような気もしますね。
ま、いろいろあるにせよ、フランスには、たとえそれが建前とか偽善ではあっても、普遍的な人間の権利を掲げる理念があり、それがきちんと選挙など、公の場で議論されることは、素直に褒めていいでしょうね。
日本にはそんな利害損得抜きの「理念」らしきものがないですし、民主党もこの問題は結局マニフェストにせず、選挙では全く話題にしませんでしたし、そもそも肝心の選挙民に関心がまるでない。日本でも外国からの移民とか、参政権というのは他人事でもなんでもないし、結構重大な問題であるハズなんですが・・。
まあ、テレビ・新聞が詳細をまるで報道しないのが一番の理由なんですが。
理由はなんとなく想像がつきます。日本の場合、外国人参政権というと実質的な対象は韓国系、中国系住民ということになるわけで・・・。ある意味、日本の新聞とかテレビがもっとも深入りしたくない分野の一つ。
これらの国々が絡むこととなると、一昔前までの拉致事件の扱いとか長野の聖火リレーでの騒動の扱いが典型的な例ですが、とたんに臭いものにはフタ、毒にも薬にもならない論説でお茶を濁し、面倒なことになりそうなことは「報道しない」姿勢がミエミエで、正直ウンザリします。
Sekko · 2010-01-13 23:20:57 UTC+9 · 投稿 #355
年末年始と忙しく、昨日やっとこの掲示板見る余裕ができました。
結論としては、フランスでは、今のところ、外国人の居住者の参政権はありません。ただし、2重国籍OKの国ですから、ベトナムやアルジェリアなど旧植民地国出身で2重国籍持ってる人も多く、その人たちはもちろん大丈夫。16世紀(1515年らしいです)以来、基本的に出生地主義なので、フランスで生まれた日本人夫婦の子供でも国籍取得して投票する人います。
本来、「フランス人」の権利でなく基本的人権というユニヴァーサルな人間の権利を革命で謳った国ですから、理念的には、すべての人に選挙権があるはずで、実際、1793年4月24日の憲法では21歳以上のすべての男(女は人間に入ってなかった)で、で共和国に1年以上住んでいて職があるか、私有している家があるか、妻がフランス人か子供がいるか、老人や養子を扶養しているかな人は参政権があるとされていますが、一度も施行されてません。
社会党は外国人参政権OK派ですが、あのミッテランですら、「フランスはまだその準備ができてない」、と言いまして、ユニヴァーサリズムの適用は難しいですね。それでも理念は引っ込めてないのはフランスっぽいです。
今年は地方選挙がありまして、社会党は、外国人参政権を掲げてます。このマニフェストは選挙の度に出てきまして、今まではそれが右派を分裂させるための効を奏してたのですが、今回は、保守陣営はそろってノーみたいです。
左派は移民の多い都市を牛耳っている場合が多く、彼らが、未来の票田として移民を大事にするのはいいとしても、時として原理主義に迎合しているのは困ったものです。社会党の書記長のオーブリー女史はリールの市長で、一部のムスリムの圧力を反映して市民プールに女性専用時間帯を設けたりしてますから。
でも、ユニヴァーサリズムを推し進めると、国境とか移民とか外国人の概念はなくなりますから、今の世界で政治的には適用不可能ということですね。でも、昔は不可能だった女性や子供の権利も今は多くの場所で認められているのだから、希望はなくしたくないです。それが唯一の、戦争や軍備がなくなる未来ですし。普遍宗教の多くは、理念としてはすべての人の救済を目指して、「国籍」は問わないですから、それに少し救われますが。
ある国にいる「外国人」が、外国人としてのコミュニティの利益を守るというスタンスでのみ参政権を得るのであれば、ユニヴァーサリズムへの道はむしろ後退すると思います。ユニヴァーサルな視点なしの、分断的な「外国人参政権」は意味がないと思います。男女分断的なフェミニズムが不毛なように。