バロック音楽はなぜ癒すのか—現代によみがえる心身音楽

本の紹介
バロック音楽はなぜ「癒す」のか。その謎を、当時のヨーロッパで主流だった身体論にアプローチすることで問題を掘り下げ、解き明かす。
人間は心身を備えた存在で、その「心身まるごと」を追求したのがバロック音楽である。近年、バロック音楽が「癒しの音楽」として復活したのは、それがすぐれて心身的な音楽だからである。本書はバロック音楽の実践を通して心身の良好感をとりもどすための案内であり、著者の体験を通した比較文化的視点から語られる新しい心身論である。
目次より
「気の動き」に注目するバロック/高齢者と障害児を教える/東洋的身体観を持つフランス・バロックとその変容/ピアノのタッチと共感覚/音楽の色彩感と科学主義/近代産業としての音楽と舞踊/クラシック・バレエの体/音楽のキネジテラピー(整体術)/自己暗示とムドラ/音楽療法としてのコンサート/出雲の阿国はバロック音楽を聴いたか/プロテイン・ミュージックの不思議/アンサンブルと神秘体験/太極拳とバロック・バレエ 他
書誌情報
- 出版情報
- 音楽之友社 (2003/10) ¥1,680