2009年の投稿

噂には聞きますが・・

迷える大羊 · 2009-07-06 23:49:21 UTC+9 · 投稿 #529

>Japan Expo

噂には聞きますが、そんなに人気あるんですか?まあ、コスプレは「本家(?)」日本でもいろいろ賛否両論、毀誉褒貶のあるカルチャーですけどね。やっぱり、ある程度の年齢になるとアニメ好きでもはずかしい、かな?コスプレのあとに哲学とはこれまたいかにもフランスらしいというか、すごいというか。私など今でも哲学なんてよくわかりません。

>日本のTV番組

私自身の目撃ではないですけど、「風雲たけし城」が今頃海外で放映されている、との話も聞いたことありますね(20年前のビートたけし司会のドタバタバラエティ)。妙に古いものを放送するというか。

しかし、まあ、ネットでみると世界への日本アニメの思わぬ拡散ぶりにはびっくりすることしきり、です。ファンのマニアックさ、というかオタクぶりにも。コメント欄など日本のマニアやオタクたちと言ってることが大して変わらない(英語とドイツ語のものしか読んだことないですけど・・・。)、面白いので、ついあちこち回ってしまいました・・・。

ただ、著作権的にはどうなんでしょうね?ってところもありますね。もっとも、ネットのおかげで、できのいい作品は宣伝や売り込みをしなくてもすぐに世界に拡散してるわけで、両刃の剣というか痛し痒しなところがありますね。

吹き替えのレベルが意外と高かったのですが、それは、どうやら、ファン同士でオーディションをかけて、原作の日本版に声が似た人間に吹き替えをやらせているから、みたいです。やっぱり、好きな人がやる方がレベルは高くなりますね。

http://www.youtube.com/watch?v=8fKLg6g9MXw&feature=related (英語)

オープニング主題曲のギター演奏を解説する人も(国籍不明、英語圏の人)いましたねぇ。なかなか、よく分析してます。

http://www.youtube.com/watch?v=6Qez1Io_Wss&feature=related

Japan expo

Sekko · 2009-07-06 06:07:04 UTC+9 · 投稿 #528

娘がJapan Expo行って来ました。FF8?のリノアの格好をしたつもりだったけど、あまり気がついてもらえなかったみたいです。目立つコスプレしてる女の子って、平均年齢13歳くらい?って言ってました。帰りの郊外メトロの中で金魚すくいの金魚を持ってたアメリカ人の女の子と知り合いになって、その子が毎週いってる英語でしゃべるパリのカフェの哲学サークルに誘われたと言ってました。来週はニーチェがテーマだそうです。
夜、例の日本のTV番組を見てたのでちらっと見たら、人間がボーリングのピンの着ぐるみに入って並んで、巨大なボールが転がって当てられるのに倒れないようにがんばるみたいな確かにナンセンスなゲームにフランス語のコメンテーターが2人で解説してるんです。でも娘も、これはだいぶ古い番組だと思う、と言っていましたね。なぜなら、出てくる人の髪がみな黒いからと。今の番組では若い人はみな金髪とか茶髪だそうで。そう言えば、みな黒髪でレトロな感じでしたね。一体どこからこんな番組を引っ張り出してるんでしょう。

k-on その2

迷える大羊 · 2009-06-30 23:01:53 UTC+9 · 投稿 #527

http://forums.jeuxonline.info/showthread.php?t=989141&page=18

これ見ました。フランス語は読めないんですが、そんなもん、どこから手に入れた?っていいたくなるような絵とかがありますね。情報もどうやらリアルタイムでつかんでいるようで恐れ入るとしか・・。でも、「軽音楽→K-ON」はさすがにわからなかったか。

作中でもギャグになっていたけど、私の学生時代でも「軽音楽部」は実質的にハードなロックバンドであることがほとんどで「どこが「軽」だ、重金属音楽じゃねぇかよ!」なんてよく揶揄していたものです。

このアニメ、一見アキバ系萌え系アニメだし、基本的に学園コメディなんですけど、音楽・ロック考証が非常にしっかりしていて、楽器や奏法など技術的な面の描写が丁寧なんですよね。その辺が昔、バンドやってたような大人にも支持された理由ですかね。作者は相当の音楽好きですね。

http://www.j-cast.com/mono/2009/04/21039863.html

こんなものまでギャグに使うし・・。

http://www.youtube.com/watch?v=UsgHyauIUZY&feature=related

バロック音楽をネタにしたアニメなら何になるんでほうかね?「B-ON」かな??、

K-ON

Sekko · 2009-06-28 23:07:45 UTC+9 · 投稿 #526

おもしろいですね。フランス語ヴァージョンもあるかなあと思ってちょっと検索したら、K-ON って、どう発音するの? と質問しあっている掲示板が出てきました。軽音楽部の略ってさすがに分んないでしょうね。

http://forums.jeuxonline.info/showthread.php?t=989141&page=18

フランス語だとKはカーですしね。日本語の発音に薀蓄を傾けてる人も。

そういえば、来週は恒例の10回目のJapan Expo見本市がパリの郊外であり、娘もまた行くと言ってました。コスプレしたら入場無料とか、マンガのコンクールもあって、年々すごい人気ですよ。並んでますよ。

http://www.japan-expo.com/

でも、思うんですが、アニメがこんなに流行る前でも、たとえば、小津や黒沢の映画などは、昔からフランスでかなり人気だったわけです。小津映画なんて、畳の世界だし、家族関係とかもすごく日本的だけど、エキゾチシズムというより、スノビズムで崇拝されてたような・・・
宮崎アニメなんかも、現在でもこっちの公立中学校の音楽の先生が、「となりのトトロ」の歌を日本語でそのまま生徒に歌わせたりしています。

今は「なると」が人気みたいです。私はよくわかんないです。
おもしろいのは、バリ島に行ったとき、ガルーダとか、ヒンズーの神さまとか、どれもみな子供たちのやってたゲームのキャラクターに見えてしまったことです。今の若い人の表象世界は豊かですよね。

そんなものですか

迷える大羊 · 2009-06-28 17:32:51 UTC+9 · 投稿 #525

>大食い競争

それ何年前の番組ですかねぇ?いまどきそんな番組みませんけど・・・。アメリカだと日本と同様、その手の番組に抵抗感がないのか、よくやっていて、小林尊って日本人が連続チャンピオンだとかなんとかって有名になったみたいですが・・。しかし、またなんで日本のバラエティ番組なんか放送してるんですかね?フランスにその手の番組はないんでしょうか?変な番組ばっかり買いあさってるんじゃないの?とも思ったりしますが。

>話の中味は、世代的にはユニヴァーサルみたいですよ

そうかもしれませんね。今回ネタにした「けいおん!」だって、英米発で世界的になったサブカルチャーである「ロックミュージック」がネタになってるわけだし、少なくとも先進国間での生活感覚って意外と差がないのかもしれません。

蛇足ですけど、ネタ元の「けいおん」の日本オリジナルとドイツ語バージョンを並べてますので、お時間があれば、聞き比べるのも一興かな、と。

日本オリジナル

http://www.youtube.com/watch?v=Cgb-hZkLlVQ&feature=related

ドイツ語バージョン

http://www.youtube.com/watch?v=I3bIKwlBIj4&feature=related

日本の学園ものなど

Sekko · 2009-06-28 07:36:54 UTC+9 · 投稿 #524

ドイツ語版、見ました。こういう女子高校生の姿って、たぶん、私の方が違和感持ちます。国の違いよりも、世代の違いの方が大きいかも。
娘に聞いてみたら、学校に制服があるところ、生徒が教室の掃除をするところなんかに驚くそうですが、話の中味は、世代的にはユニヴァーサルみたいですよ。
ゲーム類はもともと国籍不明のシチュエーションが多いし・・・
私は猫マンガが好きなので、よく猫好きのフランスの友人にも見せますが、畳の部屋とかすごく日本的シチュエーションでも、みんな普通におもしろがります。コミックやアニメがメジャー産業として成り立ってるので、優秀な人がどんどん集まってますますレベルが上がるんでしょう。
ただ、衛星放送とかで、日本のバラエティ番組もフランスで放映されてるそうで、その中で大食い競争とか、いろいろ、こちらでは信じられないようなモノがあるそうで、そちらの方がショックだと言ってました。漫才なんかで、殴りあうとか、いじられキャラとか、おバカとか、そのへんも、こっちでは広く共感されることはないような気がします。フランスも、昔よりは大分馬鹿な番組が増えていますが、日本の方が意地悪かもしれません。「いじめ」とかの風土とも関係してるかもしれないとも思います。少数のマニアは別として、平均的なフランス人は単純で、あまりひねったことや倒錯的なことに向わないと思います。そのへんはすごく楽です。
あとは、やっぱり、世代でしょうね。「がちでカシマシ」なんて、私、全然わかりません。(「かしましい」って「やかましい」ってことかなあと思いますが。)
こっちの若い子の携帯SMSの言葉とか綴りも私にはなかなか難しいです。

まあ、過去にフジヤマ・ゲイシャしか知らなかったような世代や階層の人は、今でもそのまま年とってると思いますよ。

ヨーロッパにおける日本理解度

迷える大羊 · 2009-06-26 00:14:59 UTC+9 · 投稿 #523

なんでこんなことを聞くかといますと・・・。また、アニメネタでなんですが、最近、日本で深夜放送にも関わらずヒットし、ロック好き、音楽好きの間でちょっとしたブームを巻き起こしたアニメに「けいおん!」ってありまして。いや、私はこの種のアニメは趣味ではないんですが、挿入されてる音楽(ギター、ベースラインなど演奏部分)が好きでして。

内容は廃部寸前の女子高の「軽音楽部」に入部した4人の女子高生のまったり部活ライフをちょっとした盛り上がりを入れて描いた学園アニメ。

先週、放送が終わったばかりですが、早くもこんなものが・・・。

ドイツ語版「けいおん!オープニング」

http://www.youtube.com/watch?v=KzP-7Z3BMyc&feature=related

公式に出回ったものではなく、どうも、ドイツ人の日本アニメ好きの女の子が吹き替えたもののようですが、そのこと自体は日本アニメの世界的な人気ぶりは知ってますから驚きはしません。
ただ、その熱心さというか、ほとんどリアルタイムで、あの日本の女子高生用語満載、「がちでカシマシ」だの「超~」だの、でオジサンには日本語で聞いてもよくわかんない歌詞をよくドイツ語に訳したもんだ、と感心してしまいました。(英語版もあったし、なんとポーランド語版もあった)
また、劇そのものも吹き替えたものをUPされてますが、これまた、登場人物というか日本の声優がそのまんまドイツ語しゃべってるようで、全然違和感なくて、さすがドイツクォリティ、と妙なところで感心してしまいました。

いや、それより何より、「くれよんしんちゃん」もそうですが、この手のアニメって日本の学校生活の様子とか日本の女子高生のファッション、風俗に理解とか共感がない人が見てもちっとも面白くないと思うんですが、そういうものを見ている外国人が大勢いることなんですよね、ネットで見る限り。
ネット上では「京都アニメーションがどうのこうの」なんてヤケにマニアックな話がされているのもびっくりします。ひょっとして彼らは日本人の俺より日本アニメに詳しいのか?と思っちゃいます。

最初の話に戻りますと、最近のヨーロッパの人間は日本=フジヤマ、ゲイシャのイメージから卒業したんでしょうか?さっきも申しあげたとおり、日本とか日本人の生活にある程度通じてないと、楽しめない(少々いじくったりアレンジしたとしても)アニメがかなり輸出されているようなので、その辺気になったんですが。

それにしても、今日もテレビのニュースで国家予算で「アニメの殿堂」を造るのは是か?非か?なんてニュースをやってました。アニメ・マンガっていうと長い間、日陰のジャンルで、いい年した大人が話題にするのが恥ずかしいって感覚がありまたけど、それが今や日本の主力文化商品になってるんですから、なんか様変わりしましたね。コンピュータゲームもそうですが、日本が世界的に強いコンテンツってどうもオタクなイメージのあるものが多いな、ひょっとしたら。日本って国の存在自体が「オタク」なのかもしれん、良くも悪くも、などと思ったのでした。

(無題)

迷える大羊 · 2009-06-15 22:48:19 UTC+9 · 投稿 #522

>アルジェリア戦争

って、確か50年代。日本の64年間実戦なしも長いですが、フランスも実戦なしの期間は負けず劣らず長いんですね。まあ、結構なことではあります。それなのにフォークランド戦のエグゾゼミサイルみたいに、優秀な兵器産業があるのはなぜ?って気もしますが。

>テクノロジーが発達した今では、素人を少し訓練したところで即戦力にならないので無駄ということで、結局兵役も廃止されたんです。

徴兵廃止は先進国のトレンドみたいですね。軍事に疎い人は徴兵制が敷かれると、軍人とか自衛隊は喜ぶみたいに思っている人がいますが、聞いた話によれば、徴兵制にもっとも冷淡なのは当の自衛隊の人間だそうです。

近頃話題の中国も、うちの父は仕事の関係で中国に何度も往来したことがあるのですが、父に聞くと、中国も軍隊は実質的に志願制なんだそうです。徴兵制はあるけども、志願兵だけで充足できてしまうんだそうです。といっても別に「愛国心」が強い人間があふれているってわけではなく、田舎に仕事がない人間が大量にいるせいだとか・・。さらに驚いたのは中国人民解放軍っていうのは自前で商売やっていて、確か「三九製薬」(だったと思う)っていうのは人民解放軍系の企業なんだそうです。

こうしてみると、世界中の軍隊が「自衛隊化」してるんですかね?もしかして、日本の自衛隊は時代を先取りしていて、実は結構強力なのでは?と思えてきます。

>ゲームのできる子は高得点をはじき出して「士官」とかクラス分けされてる

おいおいおい、ですよね。いや、もしかするとこれが未来の軍隊の姿なのかも(笑)

>失業率の高い移民の子弟や低所得層の若者です。

いくら徴兵制がよくない、時代に合わないとはいえ、これもどうか、って感じですね。貧乏人ばかりが怖い目に遭ったり、命を落とす羽目に遭うというのも。

>イラクに行くことと引き換えに市民権を与える

これも、すごい話ですね。なんだか古代ローマ軍みたい。そういえば、ローマ帝国も共和制時代は徴兵制だったけれども、いろいろ弊害(農村の荒廃とか)が出て、マリウスの軍制改革で志願制、専門職化し、帝政時代はこれまた現代の先進国と同じく、移民、奴隷が市民権、または土地目当て(任期終了とともに赴任先の土地が与えられたそうな)に志願、って形でしたね。しまいにはほとんど傭兵のようになってしまいますが。なんだか現代も同じ道筋をたどってるというか、大して進歩してないような・・。

>イランの選挙の結果、がっかりでした

まあ、ナチスも民主的なワイマール共和国から出てますしね。山本夏彦氏など戦前の空気を知っている方によれば、石原莞爾が主導した満州事変を歓迎し、軍部の発言力アップを促したのは一般市民とマスメディアですし、現代でも民主化されて、却ってナショナリズムの高揚が露骨に表に出てくる国は結構あるので、個人的にはあまり期待してませんでした。

フランスの軍隊

Sekko · 2009-06-15 19:08:28 UTC+9 · 投稿 #521

大羊さま

私は軍地あの実情に詳しいわけではもちろんありませんし、身近にいるのは都市のインテリ層が多いんで、フランス人の一般の意識がどうなのかはよく分かりませんが、前に若者に、「国のために死ねるか」というアンケートをとった結果を見たら、タイだかが一位で、最下位がフランスと日本でした。フランスは個人主義のせいで日本は利己主義のせい? そんな温度も日仏は似ていて私はむしろ好感を持てましたが。

兵役に行った直接知ってる人たちから今まで聞いた話では、第二次大戦とかの人は知らず、一番古いのガアルジェリア戦争で、あれは悲惨みたいで、みんな嫌な思い出があるとは言いますが、他のことではおしゃべりな人でも、そのことは語りません。かなりトラウマみたいです。その後が団塊の世代の人で、彼らはアルジェリア以降で、その後戦争がなかったので、パリの地上勤務で国立大学の夜学にも行けたので時間的にもロスがなかったという人もいます。でも一応の軍事訓練は義務なので、集団行動が大嫌いな人は思い出すのも嫌、と言います。後は、兵役1年の代わりにアフリカとかでフランス語などを教えるシヴィル・サービス2年をやった人も少なくなく、そういう仲間はその後の付き合いもけっこうある人脈ができたようです。

親戚の歯医者で、歯医者として最初の兵役をやった後、軍隊に席を置いたまま、数年に一度とか研修みたいなのを受け続けて士官になり肩書きを上げて息続けた人がいます。lこうしておけばもし実際に戦争が起きて徴兵された時、条件がいいからと。でも戦争がないまま、引退の年齢になりました。

もう少し若い人で、兵役が第一次湾岸戦争にぶつかってあせった人もいましたが、兵役の人は前線にまわされないということでした。つまり実戦力がないということです。テクノロジーが発達した今では、素人を少し訓練したところで即戦力にならないので無駄ということで、結局兵役も廃止されたんです。

今は、一応18歳かなんかで男女ともに呼び出されて、1日国防についての講演とか聞かされて、シミュレーションゲームで、兵士に適してるか士官向きかとかの採点があるのですが、引きこもり系の子供でも、ゲームのできる子は高得点をはじき出して「士官」とかクラス分けされてるのは笑えます。

ちょうど制度変革のはざまに当たった1980年から1982年くらいまで生まれの人は、「国防教育」さえされてません。

エリートのグランゼコール学生を対象にした作戦の研修も士官学校であって、1ヶ月やればなんか免状をもらえて、これはグループに分かれてあれこれシミュレーションをやり、兵站とか作戦とかいろいろ机上で考える参謀研修みたいなものでした。

兵役がなくなった弊害としては、格差社会が定着しつつあることです。フランスの理念は「自由平等友愛」ですが兵役は一応、学校(公立が基本)と並んで平等の牙城だったんですよ。でも、学校の方は、家賃の高い地区、低所得者住宅の多い地区、移民の多い地区、と棲み分けが進むにつれ、同じような階層の子が顔をあわせるわけで、移民の子と口をきかないまま大人になるブルジョワの子とか実際にいて、差別主義者になったりするわけです。それが、兵役のあった頃は、軍隊では、みんな平等に混ざるので友人もできて、はじめて「共和国」精神が分る教育の場になっていたというのです。

兵役が亡くなってからは、軍隊が兵士としてターゲットにするのは、失業率の高い移民の子弟や低所得層の若者です。さすがに、アメリカのように、イラクに行くことと引き換えに市民権を与える、みたいなことはないですけど。もちろん免許取得だの、年金だのの優遇もあります。でも、社会にルサンチマンをかかえた層にばかり軍事訓練をして、後からテログループとかに取り込まれたらどうするんだ、とか余計に偏見を持つ人もいます。

うちは婿の父親が海軍軍人ではじめて職業軍人と親戚づきあいができましたが、正装は軍服、会食というとパリのど真ん中にある豪華なミリタリーサークルを使用、とか、違う世界があるのを知りました。その人は昔、軍艦ジャンヌ・ダルク号で世界一周の研修をしたそうで、その時に日本にも寄って京都のお寺の改修の瓦を買って裏に名前を書いた、っていうのが「私向けの自慢」です。京都のどこかのお寺の屋根の瓦の裏には、うちの孫のおじいさんの名が刻まれているわけです。その人が実戦の経験があるのかとか、怖いこと辛いことがあったとか、そういう話はしませんから、もちろん分かりません。

とにかく、今のフランスの若者は、ものごころついてから、戦争も知らず、EUが一応安定してるので、「国を守らなきゃ」という意識は育ちようがなく、そういう体質の人は、地球を守るエコ運動家になったり、第三世界にボランティアに行く人道活動家になったり、状況によっては別のアイデンティティを求めてイスラエルに行ったり、アフガニスタンやパキスタンに行ったり、という感じですかね。

私個人は、上位権力から殺しのライセンスをもらうような職業は007であれ軍人であれ死刑執行官であれ耐えられないので、そういうものを必要としない世界の実現への寄与を少しでも視野に入れて暮らしたいです。

イランの選挙の結果、がっかりでした。

フランス軍と自衛隊

迷える大羊 · 2009-06-14 21:24:01 UTC+9 · 投稿 #520

といっても、ここは軍事関係の掲示板ではありませんから、やれ日仏の艦船が、とかフランスの核戦略がどうたらこうたら、ってことを語りたいのでは、もちろんありません。
そういうことではなく、前スレでフランスの国防、軍事に関するメンタリティを語っていただきましたが、フランス人一般にとって軍隊ってどんな存在でしょうか?衣食住付、親方三色旗の安定した職場で、奨学金や各種免許が得られるから入る?それとも、お国の為の御奉仕って感じですかね?徴兵制は96年をもって廃止されていますが、確か予備役登録制度はまだありましたよね。

実は、趣味で知り合った方に自衛隊の方がいますが、日本の自衛隊員の場合、私の知る限りでは大多数はあくまで、数ある「職場」の一つとして選んだって感じで、通常の一般人に比べいわゆる「愛国心」だとか「お国を守る」意識が特別高い、という感じではありません。まあ、普通の人たちです。
件の知人も学校を出て二年ほど民間企業で務めた後、入隊したそうです。「大変でしょう?」って聞くと「確かに最初はきついけど、慣れると生活は規則正しいし、基本的に言われたことを忠実にやればいいんで、俺にとっては精神的に楽。むしろ、民間企業で毎日残業数時間やって、数字(売上、利益)を気にしながら働く方がよっぽど辛い」」とのことでした。
なるほど、そういう見方もあるか、と思いましたね、もちろん「実戦」がない、ということが大前提ですし、災害時は大変でしょうし、配属された部署、人間関係にもよるでしょうが。
あと、これまたある酒場で話した韓国の人に兵役(徴兵制あり)って大変だよね~、とふると「確かにしんどいことも多かったけど、普通の社会では知りあえない人間と付き合えて、仲間になれて有意義でしたよ、なんだかんだいっても大半の人間は無事に終わってるんだから、大丈夫ですよ」といい、いろいろ軍隊時代の思い出話、バカ話を聞かされた後、「あんたも入る?」といわれました。もちろん「いや、結構です。」と答えましたが(笑)

あと、いつも不思議に思うのはフランスとは直接関係ないですけど、徴兵制がなく志願制のアメリカやイギリスってどうやってイラクだのフォークランド戦だのを戦ったんでしょうね。
よく兵隊に困らないよなぁ、命を落とすかもしれないのに自分から志願する人間なんてどれくらいいるんだろ?日本の自衛隊員はフォークランド(マルビナス)戦みたいなことがあったらどう反応するのかな(日本にも竹島とか尖閣諸島とか北方領土などの領土問題がるため)、なんて思っちゃいますが。

と話が大幅にずれましたが、話戻って、志願制の現在のフランス軍は一般のフランス人にとって「公務員、衣食住付、奨学金、または各種免許取得あり」の「職場」なのか、それとも「お国を守る」、崇高な仕事(ついドゴールのゴーリズムを連想してしまうもので)と考えているのか?どうなんでしょう?

ツンデレのフランス

迷える大羊 · 2009-06-11 22:17:07 UTC+9 · 投稿 #519

サルコジ氏って日本は個人的に嫌いでしたよね、確か。「相撲?裸の男同士のぶつかりあいなんてキモイ」とか「東京なんか息苦しゅうてたまらんわ~」みたいなこといってませんでしたっけ?まあ、日本好きだった前任シラク氏への当てつけ、って面もあるんでしょうが。
そんなサルコジ氏が「オバマさんはどうしてそっけないのかしら?あたしのこともしかして嫌いなのかしら??」なんて悶々としてるところを想像するとおかしいですね。アメリカ人にはずいぶんとナイーブでしおらしいんですね~(棒読み)。

アメリカの首脳や有力者と「親密な関係」を見せつけて、国威発揚とか己の実力を示すっていうのは日本の保守政治家が吉田茂以来よくやってきたことですが、なんかフランスらしくないですね。「日本式」はマンガとアニメだけでいいのに・・(笑)

しかしまあ、竹下先生の報告とかブログの内容、ニュースなどを見ると、フランスって一見、「アメリカなんか何よ、知らないわ!(イラク戦争反対、NATO脱退、英語由来の外来語追放、フランス語圏の影響力を利用した独自外交etc)」なんて態度をとってますが、本当はアメリカ大好き、としか思えませんね。

内心は大好きなくせに、表面はツンツン、まさにマンガ、アニメ界でいうところの「ツンデレ」ですね。だから、日本式はマンガとアニメだけにしといてって・・。いや、米仏関係って面白いですね。

話変わって日本嫌いといえば、「日本人、アリ野郎!」のクレッソン女史は今どうしているんでしょうね?彼女もそういえばミッテラン社会党内閣の一員でしたね。日本で人種主義、というか対外強硬論的な発言をするのは、もっぱら右派の専売特許で、左派政党、政治家は本音はどうあれ、とりあえず、外国、異人種に対しては上品、紳士的、というのが通り相場なんですが、フランスの左派はこの辺の感覚が違うのかな?

イラン大統領選挙、自由の女神はどうするの

市民 · 2009-06-11 06:42:44 UTC+9 · 投稿 #518

http://akiba.geocities.jp/pxzuwp/0202/7/169.html

自由の女神と同じ誕生日のアフマディーネジャードは、・・・

オバマの話

Sekko · 2009-06-11 00:34:17 UTC+9 · 投稿 #517

そうですよ。オバマとサルコジが話した時、サルコジはしきりに、「私の客」とか、「私と」何とかって、言ってたんですが、それに対して、オバマは「あなた=サルコジ=フランス」と言うのを避けて、相手にしてるのは「ヨーロッパ」であって特にフランスではない、と分からそうとしていた、とこっちではさかんに言ってました。
もともとフランスは、一国では力が足りないんでヨーロッパという虎の皮を着て存在感を強くしていてサヴァイヴァルを図っているのだから、そしてそれがある程度効を奏しているのだから、それで満足してりゃいいのに、サルコジとしては、「アメリカとフランス」という2者を対等に印象付けたかったんですね。ていうか、サルコジは、未だにブッシュの追随をやってるので、時代が変わったことに気づいていないのかね、という部分もあります。

フランスの防衛とか軍事メンタリティについては、そこは、「腐っても鯛」というか、フランス革命という暴力革命をアイデンティティにしてる国ですから、平和主義では全然ないですよ。左派はもちろんその精神を受け継いでいますから。さすがに、共産主義革命とか毛沢東かぶれの時代は終わって久しいですが・・・

でも、第二次大戦後、ぼろぼろのヨーローッパで、共産圏と必死に対抗したのはアメリカであり、アメリカ軍がいなかったら、今頃ヨーロッパはなかった、みんなソ連領になってた、という人も多いです。アメリカの側も、今になって、日本へと同じように、「ヨーロッパは文句ばっかり言ってないでそろそろ自分で自分を守れば?」と言う論調もあり、フランス軍も、長距離輸送船がほとんど緊急稼動できないそうで、災害対策はOKでも、実践能力は限りなくないそうなんです。少なくとも、そういうことばかりあげつらって、そろそろ理念だけでアメリカに楯突くことをやめて、自国で軍備拡大すべきだ、自虐史観を捨てて、過去の栄光にも目を向け、アメリカを見習って愛国的になれ、という論客もいまして、そういうのは日本とそっくりだなあと思います。まあ日本の場合は、「そろそろアメリカに楯突くことをやめて」という部分が「そろそろアメリカに尻尾を振ることをやめて」と言われるわけですが・・・

ゴーリズムといわれるドゴール路線は、まあ、軍事的な独立がなければ国の誇りはないとして、核開発をしたりNATOから抜けたりしたわけです。でも、今は現実的になったというか、NATOにも復帰し、単独防衛は不可能だし意味もないです。私はドゴール路線はシンボリックには今があり続けると思うんですけどね。
たとえば軍事衛星に関してはアメリカのものを使えなければヨーロッパ軍は成り立たないんで、独自のものを打ち上げる準備が進んでいますが、そうやって、欧と米がある程度牽制しあってる方が、バランスはいいと思います。
レバノン議会で穏健派が勝利しましたが、曲がりなりにも議会制があるところでは、平和的にタカ派の暴走も止められるわけで、そういう意味では欧米生まれの「民主主義」はあってよかったと思います。イランの選挙も気になります。

意外と・・・

迷える大羊 · 2009-06-10 22:32:26 UTC+9 · 投稿 #516

http://spinou.exblog.jp/11644583/

上記のブログ拝見しました。フランス人も外国の目は気になるんですね~。外からは唯我独尊、わが道を行くように見えるんですが、意外とそうでもないんだ・・。そんなことを裏付けるニュースを発見しました。

http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-38441420090608

なんでも、今月初めに米国のオバマ大統領がフランス、ドイツを歴訪したらしいんですが、両国の首脳との会談がそっけない、滞在も短いってことで、彼はフランス、ドイツが好きではないんじゃ、などという憶測がフランス、ドイツで囁かれているそうな。オバマ大統領は単に各地を回るので時間がないから、といってはいますが・・・。

正直、そんなことどうだっていいじゃねぇか、我が麻生総理は一方的に呼びつけられただけだよ、来てもらえるだけマシやん、日本のメディアみたいなナイーブなこといわないでよ、と思わず吹き出しそうになりました。ちょっと親しみ湧きましたかね(^^;

連続で申し訳ないんですが、フランスとかフランス人の国防、軍事に関するメンタリティにも興味ありますね。フランスと日本の大きな違いの一つにフランスは核保有国であり、海外派兵可能な軍事力を持つ国家であることです。その方針が、たとえ社会党などの左派政権になっても変化がないことに興味がありますね。

日本で左派というと自衛隊反対、非武装中立(最近下火にはなってますが)、とにかく軍備という軍備には何がなんでも反対、というのが通り相場ですし、保守といえども核武装論を唱える人は少数派でしょう。

しかし、外から見る限り、フランスの場合、左派政権になったから大幅に軍縮するとは限らないし、核保有も相変わらず、それどころか、冷戦時代ってこともあったかもしれないけど、ミッテラン社会党内閣時代、むしろ軍備は増強されたような。確か90年代半ばまで徴兵制もありましたし。
とにかく、日本の左派(社会党、社民党)とは、この辺がえらく違うな、と思うところです。左派政党、政治家のこのメンタリティの違いはどこから来るんでしょうか?
また、現代のフランスに軍備撤廃、核保有の廃止を唱える政治勢力は存在するんでしょうか?仮に存在するとして、議席はどれだけ確保できてるんですか?

フランス人の脳内中華

Sekko · 2009-06-09 19:29:55 UTC+9 · 投稿 #515

迷える大羊さま。
うーん、フランス人ってインテリに限って言うと、わりと自虐的です。

参考 http://spinou.exblog.jp/11644583/

中華思想といっても、中国とかアメリカみたいに、国土や資源の大きさや豊富さに裏打ちされていないので、脳内中華思想なんですよ。イギリスやポルトガルやスペインみたいに海洋国家として外へ羽ばたいた(侵略?)という感じでもなく、ハプスブルグ家とローマ教会の勢力の影でわりとこそこそと内向きに文化力を蓄えた感じですし。だから、フィレンツェ症候群というのがあって、フランス人がフィレンツェに旅行すると、自分たちの文化のオリジナルだと思ってたものが違ったとショックを受けたりするんです。
今はさすがにグローバル化の時代ですから違いますが、30年ほど前は、アメリカ映画も全部ふき替え、英米ベストセラーももちろん翻訳で、日本なら、ふきかえても翻訳しても、カタカナ世界だし顔も違うから日本のものとはまさか思わないけど、フランスではフランス風に言い換えてしまうので、フランス人大衆で、それが全部フランスのものだと思ってる人もいました。SONYもその頃から有名でしたが、フランスのブランドだと思ってる人がたくさんいました。私が日本のブランドだと言っても絶対信じてくれないとか。
まあ、いい方に解釈すると、フランスって、ヨーロッパの中では、もともとゲルマン・ラテン・ケルトが混ざりまくった雑種文化の色が濃いんで、何でも「自国文化」化するのが普通なんでしょう。それもある意味日本と似てるかも・・その反動もあって、「世界を知ってる」インテリは、けっこう「舶来」好きでそれも遠ければ遠いほどかっこよかったり、同時にそういう自分たちを密かに恥じていたりと、まあ、複雑なんです。もう一皮むけば、ブログにも書いたように、実は、インテリも大衆も、なんだか根拠のない「ぼくちゃん中華思想」はちゃんと持ってるんですけどね。
私はどちらかというとその恩恵(つまり、日本人オーラを向こうがかってに感じてくれる)をこれも根拠なく受けてる方なので、嫌いじゃないですけど。

フランス人の中華思想

迷える大羊 · 2009-06-08 19:58:22 UTC+9 · 投稿 #514

アニメ話の続き。フランスとかフランス人に対する先入観にフランス=強烈な中華思想、自文化優越思想の持ち主、なんてイメージがあったものですから、日本アニメ、マンガのような、作品にもよりますが、至って日本くさい代物を70年代という早い時期から受け入れてたのには、ちょっと驚きましたね。

まあ、聞くところによれば「文化侵略」「低俗」「暴力描写多し」と普及に至るまではマスコミからいろいろ叩かれたり、一時期は締め出しの動きもあったようではありますが。

しかし、日本アニメって人気ありますね。以前、タイで「クレヨンしんちゃん」が放送されてたのを見た覚えもあります。「クレヨンしんちゃん」も舞台が埼玉県春日部市に住むサラリーマン家庭というべたべたの日本アニメですが、笑いを理解できるんだろうか?なんて思っちゃいました。

話戻って、フランス人=自国文化こそ世界一=フランス語こそ世界一美しい言葉、という中華思想の持ち主、というステレオタイプはどこまで本当なんでしょうか?

ベルばらのこと

Sekko · 2009-06-08 02:32:09 UTC+9 · 投稿 #513

私は知ってましたよ。日本人のフランスものは結構時代考証とかしっかりしてると思います。フランス人がサムライもの(描かないと思うけど)をやるのとは、思い入れとか年季が違うと思いますね。
フランス人の友人たちと宝塚歌劇に行った時、ちょうどフランスものの演しもの(ベルばらではない)をやっていて、日本ぽくないので残念でしたが、違和感なく観てました。歌も踊りも衣装も大道具とかもレベル高いし。
でも、ベルばらは、日本ほど売れたわけでもなく、比較的新しいので、今の20代半ばの人は、日本アニメのファン(らんま1:2とかの世代)でも、「レデイ・オスカル」=主人公が金髪ね、というイメージくらいしかなく、フランス革命の話だったことも知らないみたいです。まあ、フランスの学校では、フランス革命はアイデンティティとして刷り込まれてるので、日本の若い子よりは自国の歴史を知ってると思います。
日本の少女アニメがフランスで流行った嚆矢はキャンディで、今40代初めの世代の女性がその洗礼を受けたので、30年以上前、彼女らの前で少女マンガキャラの絵を自在に描けた私は、ものすごく尊敬されました。今は、日本風の絵を描けるフランス人なんてざらにいますけど。

ベルサイユのばら

迷える大羊 · 2009-06-06 01:16:30 UTC+9 · 投稿 #512

私の少年時代、一世を風靡したマンガ、アニメに池田理代子氏原作の「ベルサイユのばら」がありました。コテコテの少女マンガ(おめめキラキラ、お花畑な)で、ちょっとラブシーンなどにクサイなぁ、って思うところがありましたけど、ヨーロッパの歴史の要点がよくまとめてあって面白かったのでこっそりとよく読んでました(歳がバレますね)。

そのころ、子供心に「これ、フランス人が読んだらどう思うんだろ?何しろ、フランス人が江戸時代のサムライを主人公にしたマンガを描いたようなもんだし」なんて冗談半分に思ってたら、フランスで本当に放映されてたんですね、「Lady Oscal」ってタイトルで。

http://www.youtube.com/watch?v=FejYlQcHQ2U

ヨーロッパで日本のアニメがウケてるのは知ってました。子供時代、親に連れられて旅行したパリやマドリッドで「UFOロボ グレンダイザー」が放映されていたのを目撃したことがありますし(ああ、また歳がバレる)。しかし、あのコテコテの少女マンガ、しかも、フランス革命をネタにしたマンガが本家本元で放映されてるなんて・・。

しかも、原作者の池田氏は今年3月フランス大使館から勲章まで授与された(日本人のフランスへの関心と理解を高めた、日仏の相互理解に努めたということで)そうで。

「ベルばら」ってそんなにフランスで売れたんですか?フランス好きの日本人にはこのマンガでフランスの歴史に興味を持った、って人(特に女性)が多いみたいですけど、フランスの若者が「このマンガ、アニメでフランス革命に興味を持ちました」、なんていったら笑っちゃいますよね、「こらこら、君たち。外国のマンガで自国の歴史を学んでどうするの?」ってことで・・・(笑)。

まりあさんへ

Sekko · 2009-05-06 22:54:21 UTC+9 · 投稿 #511

ごめんなさい、お返事が遅れたのでもうフランスに戻っていらっしゃるかもしれませんね。

1 日本に帰国されたら必ず買って帰るというもの

私は食べるものでは、牛肉のつくだ煮系とか買います。自分自身はもう、日本のものはなければないでいいや、と枯れてきてるので、どうってことないんですけど。こういうの好きな人がいるので。空港でうなぎの蒲焼とかも。後、胡麻ドレッシングとか青じそドレッシングとかも買います。ゆず一味とか、ゆずの室内フレグランスも。食べるお茶とか、空港で帆立貝のおつまみとかも。
お土産用に、容器のきれいな日本酒も各種買いますね。
文房具は好きで、東急ハXズとかで便利グッズとかよく買い、フランス人のプレゼントにもします。一本に多色ボールペンとシャープペンと消しゴムがついてるタイプの筆記具は、非常に便利でこっちになくて、音楽レッスンの時に使ってみんなに羨ましがられるのでこれもよく買ってプレゼントします。
きれいな柄のクリアファイルとか、薄いブックスタンドとかもこっちに意外にないので日本で買います。後は栞とか文庫本カバーとかも好きです。
シニア用の楽譜とか子供用の連弾楽譜とか小さいメトロノームとか、音楽模様のシールとか小物とかもプレゼント用に。猫たちと暮らしているので壊れ物はできるだけ買わないようにしてます。
欧州仕様のホットプレートは昔両親が持ってきてくれました。まだ使ってます。日本のは電熱器系は変圧が大変なのでほとんど使いません。
ユニXロのアンダーウェアとスキニージーンズは私も買います。
今回買ったものでの一番のお気に入りは原美術館や表参道のMOMAショップで買った小物です。吉本キューブとか、ボルト型の強力磁石とか、デザイン性の高いパズルっぽいものが好きです。
あとはコミック類ですね。サラリーマン向けコミック雑誌とか、4コマ漫画雑誌とか、最近は特に猫まんが雑誌かな。前は時々健康雑誌を買ってましたが空しくなってやめました。書籍は日本歴史日本文化、東洋歴史東洋文化モノ、ミステリーやSFの文庫本とか、科学読み物系が多いです。ペンシルパズル系の本も。
ほんとに昔は日本に帰る度に日本の一部を持ち帰ってた感もありましたが、今はフランスでも4コマブログも読めるし、消費文化に食傷した部分もあり、情報処理時間に限界も感じてきたので、欲張らないようにしてます。別送もしますがハンドキャリーも多く、いつか、手ぶらに近い状態で日仏往復するのが夢なんですけどね。

2 逆にフランスでよく日本へのお土産になさるものは何でしょうか?

モナステール系のものは私もよく持って行きます。記念ワインとか、やはりミュージアム・グッズとか、聖遺物入りメダル類とかその系のアクセサリーとか、フランスっぽい文房具とか、在日のフランス人に頼まれるのはソシソン類、フォワグラ、チーズとか、ドラジェとか、新聞雑誌とか、私の選んだ本とか、今回はちょうどイースター時期だったので、イースターチョコレートとか・・・

私もフランスではバラ水をいつも使いますが、日本ではスーパーの化粧品でも充分、というか、基本的に気にしません。

昔は日本では絶対懐石料理を食べるとか、温泉エステに行くとか、寄席に行くとか、いろいろ楽しみがあったのですが、ほんとにだんだんどうでもよくなりました。ほっとけば無駄なインプットばかり増えて良質のアウトプットができないと思うので、自重しようと思います。
ほんとうに大事だと思うのは、日本でしか会えない友人たちや新しく出会う人たちとの交流で、そういうのはわくわくします。

いつかこのサイトを通してみなさんとオフ会とかできればいいですね。

6月はこっち(フランス)でコンサートの予定が3つあります。また来て下さい。

(無題)

まりあ · 2009-04-12 17:42:35 UTC+9 · 投稿 #510

Sekkoさま
三年ほど前、メダイユチャペルのスール・ザビエにご無理を申し上げ
Sekkoさんのコンサートに連れて行っていただいた、まりあです。
(たくさんの方がおいででしたので、覚えてらっしゃらないと思います)
ステキな音楽鑑賞の後、Sekkoさん手作りのおいしいお料理をいただき
夢のようなひと時を過ごさせていただき、ありがとうございました。
現在、帰国中なのですが、両親と共に「奇跡の泉」などを拝読し
あの日の思い出話に花を咲かせております。
いつかルルドを案内するね、と父に申しますと本当に嬉しそうです。

さて、Sekkoファンの私にぜひ教えていただけませんでしょうか。
1 日本に帰国されたら必ず買って帰るというものはありますでしょうか?
小さなかわいい竹かごに入ったワサビ入れなど、日本でも見たことがないような
お洒落なものをお使いだったので、参考にさせていただきたいのです。
2 逆にフランスでよく日本へのお土産になさるものは何でしょうか?

ちなみに私は1は、おいしいお味噌やお醤油、乾物などの食品類、ラップ
すき焼き鍋とカセットフーにホットプレート、軟水シャワーヘッド
ユニクロのアンダーウェア等を考えております。
貧乏学生夫婦なので、全部ハンドキャリーです(笑)余裕があればおいしいお米も!
2はモナステールのもので、石けんやバラ水は日本でも手放せません。

下らない質問でお恥ずかしい限りですが
お返事くだされば幸いです。

(無題)

和泉 · 2009-02-06 07:14:18 UTC+9 · 投稿 #509

Sekko さま、お返事ありがとうございます。

Dialogues des Carmelites は当然ご覧になっているはずでした。
初演はル・フォール出席のもと 1960 年アウグスブルクにて行われたとのことです。日本では 1999年ストラスブールのライン国立歌劇場での上演ライヴ収録 DVD が出ているだけです。

ル・フォールの父方はイタリア出身で、プロテスタントとしてジュネーブに逃れ、ドイツに渡り、その後、彼女自身はカトリックに転会しています。第一次大戦・第二次大戦とドイツの多難な時代を生き抜いており、作品はポエティックで美しいのですが、背景には深いものがあると思います。

私は外国語をどうこう言えるほどの語学力はありませんが、日本語は「呪われた言語」とも言われるくらいで難しいですね。日本ではトーマス・マンが誤解されていることが多いようですが、この人の作品は原文でないと魅力が感じられないからではないかと思います。「ブッデンブローク家の人々」でノーベル賞を貰ったのかな?この作品は日本語訳でもそう違和感はありません。

マンには「選ばれし人」というカトリックの小説もあり、これは独語が簡単ですが、長編「ヨセフとその兄弟」(全3巻)は凝りに凝った文章です。前に通っていたプロテスタント教会の牧師氏が1巻を読み切れず、友人(彼女もプロテスタントからカトリックに転会)に1巻を貸したのですが、そのまま返却してくれました。

マンにはゲーテの「ファウスト」のアンチテーゼのような「ファウスト博士」という小説があり、私の語学力では読み切れないので仏語版を買って読みました。独語も仏語も同じくらいの学力なのでたいして訳に立ちませんでしたが(笑)。それでも、英語訳よりは仏語訳の方が良いと思います。英語は欧州語の中では特殊な言語だと感じます。

マンのゲーテ物では「ワイマールのロッテ」が楽しい小説です。初老の未亡人になったロッテがワイマールに行き、小説の最後で大家となったゲーテに会い、みごとにアンチクライマックスという話です。ゲーテは「若きウェルテルの悩み」だけ独語で読みましたが、トーマス・マンを読みなれていると、文章が荒々しいし、筋立ても下手くそだし・・・好きではないです。「ワイマールのロッテ」のロッテはマンの夫人であるカーチャのイメージが入っているのではないかと私は思います。可愛らしい品の良い夫人になっています。

長文、失礼いたしました。

Dialogues des Carmelites

Sekko · 2009-02-05 01:49:35 UTC+9 · 投稿 #508

Dialogues des Carmelites は、好きですよ。オペラでも見ましたし、映画でも見ましたし、ベルナノスの原作も読みました。そう、私にとっては、あれはベルナノスの作品で、彼がインスパイアされたという von Le Fort のものは読んでません。

このサイトのアート評論のところで、「モンテルラン・シリーズ その2 『ポール・ロワイヤル』」というところに、この、修道女たちの迫害というテーマについてちょっと書いてます。

大きな時代の変動があって、それまでの自分の立場をラディカルに変更するように、転向するようにと、要求されるという境遇に私は出会ったことがありません。また、本当の意味では、自分が日頃原則としている価値観についてぎりぎりの場で試されるという立場に陥ったこともありません。また、一つの規則や服従を誓わされるようなコミュニティに全面的に関わった経験もありません。

だから、自分の信念と生命を測りにかけるといったような危機的状況にもあわなかったので、自分がどのようにピュアなのか、あるいはプラグマチックなのか、卑怯なのか、偽善的なのか、ということは本当のところはわからないのですが、何か稿極限状況における「裏切り」みたいなものへの本能的恐れとその先取りの自己嫌悪は意識していました。もちろん、自分の状況にもよるでしょうし、義務や責任の問題もあるでしょう。歳をとると市民的家庭的責任は減ってくるので、ちゃんと原則に殉じたいという心構えはないでもないのですが・・・

それにしても、文学表現によるメッセージというものの力の偉大さには感動す
るので、先人のいろいろな作品はありがたいですね。私も昔は独語専攻だったので、ゲーテとか読まされましたが、今はついフランス語訳で読んでしまいます。でも、日本語訳で読んでたときのいまいち国政不明だった「カタカナ世界」よりは、今は帰って、フランス語訳によって、ドイツっぽさや英語っぽさが際立ってくる時とかあるのでおもしろいです。Hugoも好きですよ。

(無題)

和泉 · 2009-02-04 20:00:58 UTC+9 · 投稿 #507

Sekko さま

宗教・哲学の質問箱の方ではお返事ありがとうございました。

Sekko さまは Dialogues des Carmelites (Francis Poulenc) をご覧になりましたか?
原作は Gertrude von Le Fort の "Die Letzte am Schafott" ですが、彼女の "Der Gericht des Meeres" が大学 2 年のときの独語のテキストでした。現在、入門講座に通っているカトリック教会の売店に Le Fort の全集(全 4 巻)の第 1 回配本が偶然にも置いてありました。彼女は詩人なので原文で読みたいのですが、日本では有名でなく、出身大学の図書館にもないようです。出版元も insel などいろいろみたいです。独文学では、以前に Thomas Mann やら E.T.A.Hoffman の作品を読んでいたのですが、みな Fisher Verlag から出版されており、新宿の紀伊国屋書店に陳列してありました。最近は独語や仏語の小説なんてほんの少ししかありません。

仏文学では Marcel Proust が好きで何度も読みました。今度は Victor Hugo の Les Miserables を読みたいと思っています。子供時代からお馴染みのストーリーですが、日本語の全訳を読んだのは 10 代の頃です。Pleiade にありますよね。Histoire d'Adèle H. が大好きな映画であることも影響しているかも知れません。

とりとめもない独り言でお邪魔しました。

偶然ですね。

Sekko · 2009-01-24 18:07:50 UTC+9 · 投稿 #506

phantom さんもバリ島にいらしてたなんて、偶然ですね、ひょっとしてケチャックの会場とかでお会いしてたかも?

実は、この前、「カトリック系出版のどの雑誌、どの本に目を通しても、自分達の世界の中の事だけ。それを外に発信し、苦しんでいる人をどうにか助けようなんて姿勢は見られない。」と書いていらしたので、『カトリック生活』に連載してる身としてちょっとあせったんですけど、よかったです。

若くて元気でがんばってる人はいろんな競争に参加するのもいいと思います。そういう時期があったり、そういう人がいることが、世の中を活性化してくれるんだろうと思いますし、私もテクノロジーの発展や情報システム(ここでいろんな方と話し合えることを含めて)の恩恵を受けています。

でも、私自身、へこむことが多いタイプなんで、やはり、心身のセーフティネットが充実してる世界に憧れます。競争が嫌いだったり、心身ともにすぐめげてしまったりすることでよかったと思えることは、他人のそういうつらさが想像しやすいことです。もし自分がたとえば病気知らずの完璧健康体だったりしたら、やはり、あちこち痛い、っていう人の気持ちがぴんとこないかもしれません。それでなくても年取ってくると相対的に弱くなりますが、その分、やさしくなれる感じです。このやさしさを、もっと若い時に惜しみなくふりまけばよかったかなあ、って時々思います。『カトリック生活』は基本的に若い人が想定読者なんですけど、できるだけ正直に書きたいと思ってます。

まとまりない長文でごめんなさい!

phantom · 2009-01-22 18:50:29 UTC+9 · 投稿 #505

こんにちは、ご返事いただきありがとうございます!
追加記事、早速拝読させていただきました。
「ポジティブさへの称揚がそうでない人のいじめになる」。
カトリック生活2月号の竹下さんの記事(こちらも途中で涙が出そうに・・・)の、アンチエイジングについての文章と併せて考えさせられました。女性ならアンチエイジングの理念は大いに共感するところではありますが、ではそうではない人、例えばエイジングした人はその
理念の下ではどう見なされるのか?いじめとはまさにこのことですね。

人間社会の中ではいじめ問題は必ず起こりうるものですが、日本のそれは
村社会であったがゆえに「他者との違い」から生じるものであったように思えます。
ただ、最近は竹下さんが仰るように、それに加えて「ポジティブさの称揚」
という概念の裏返しとしての差別、いじめが増えたように感じられます。
(いじめといっても、今までのものとは違い、直接的に悪意が向けられているのではなく
言葉の裏側に弱者を貶める意が込められたものですから、いじめとは表現しづらいかもしれませんが)
日本ではアメリカのように自己啓発セミナーなどがそれほど盛んではありませんが、
それでも「勝ち組、負け組み」「自己実現」に関する書籍が増え、また大いに
売れている事を考えると、やはり近年急激に浸透してきた概念ではないでしょうか。

人間だから、もちろん高収入であったり、容姿が優れていたり、非常な健康体であったり
その他諸々、他者と自分を比べてしまうことはあると思います。
ただそれを声高にメディアが称賛する事が怖いと感じます。そこには無邪気な子供が
他人に面と向かって「おじさんはハゲてるね」と口にするような悪意なきゆえに
より一層相手を突き刺すような攻撃性があるからです。

具体的な解決策なんてないことですが、「セレブ」だとか「リュクス」なんて
夢見心地に口にしていないで、一人でも多くの人がこういったことがいかに
残酷で子供じみていることかに気付いてくれればと願っています。まずは身近なことから、私達がそのように生きて、周りをそのように見回して、
「そうではない人」と「切り捨てられた人」と普通の顔をしながら生きて行きたいですね。
竹下さんがブログなどでこういった話題を取り上げ、発言をしてくださることで
どれだけの人間が救われていることか。言葉って強い力ですね。

追伸、私も年末年始バリ島に行ってました!
同じくバロンダンスやケチャックを堪能して参りました。
ケチャック、実際自分がやったらエクスタシー状態に入りそうで
気持ち良さそうだな~と思いました。思っていたよりも娯楽性が高く、
演劇として純粋に楽しかったです。しかしああいうものを見ていると
宗教においてトランス状態に入るというのは万国共通なんだなーと感慨深かったです。
その状態において人間は神の現存を体験し、交信できるというのならば、
ユングの言うところの集合的無意識なんていう言葉が妙に納得できますね。
人間って頑張れば宗教も人種も超えて平和に生きて行けるんじゃないかなーと希望すら感じます。