2012年の投稿

欧米人の海外養子引き取り

迷える大羊 · 2012-08-11 09:15:37 UTC+9 · 投稿 #715

韓国紙・中央日報の昨日8月10日付の記事のネタですが・・。

「米国に渡った韓国人養子、市民権与えられないケースも」

http://japanese.joins.com/article/282/157282.html?servcode=400§code=430

http://japanese.joins.com/article/283/157283.html?servcode=400§code=430

韓国は昔から現在に至るまで、世界有数の養子輸出国で、当然、養子の「その後」も関心を持たざるえないわけで、こうした記事が出てくるわけですが。
今回、話題にしたいのは韓国ではなく、欧米の受け入れ側の事情です。

欧米人には海外の孤児、捨て子を養子として受け入れる人が多いように思います。アメリカはキリスト教精神なのか、どうかはわかりませんが海外の孤児を積極的に養子として受け入れていますし、ハリウッドの俳優などもファッションなんじゃないの?と勘繰りたくなるくらい、ポンポンと海外から養子をとりますよね。
確かマドンナなんかはアフリカのどこかから養子を貰おうとして、そこの政府に拒否されたことがあったような。
そういえば、フランスの国会議員にも、そうした海外養子出身の韓国系議員がいましたね。

もちろん、そのこと自体は素晴らしいこと、立派なことだと思うし、あれこれいう筋合いでもないですすが、気になるのはその動機。
私に品性がないのか?と思ったりしますが、本当にキリスト教精神とか純粋な善意だけなのか?ってことです。
長年、子供がどうしてもできない夫婦とかならまだしも、例えばマドンナみたいに、もう養子、または子供がいる人でも結構受け入れているのはなぜ?(たぶん慈善活動が良き市民の証拠というような心理的強制が少なからずある、と個人的に勘繰ってますが)

たとえお金持ちのセレブでも、子供を一人育てるのは大変なことだと思うのに、非常に気楽に引き受けているような気がするのですが、そんなに気前のいい人たちばかりなのか?
そこに本当に問題はないのか?と以前から疑問に思っていましたが、この中央日報の記事を読むと、やはり、何もないわけないよな・・でしたね。

記事によれば、「養父母は私を養子にし、社会保障カードの発給を受け、税金の優遇措置を受けることばかり考えていた・・・」寄付金が課税対象から控除されるように養子にも、どうもその種のメリットがあるようですね。
そういう動機で引き取った「養父母」なら、「ところが一部の養父母は費用と時間がかかるという理由で市民権取得手続きをしていない」・・・そりゃ、そんな面倒なことはするわけが・・・。
韓国紙の海外養子に絡む記事を漁ると紹介しきれませんが、他にもいろいろ出てくるんですよね。例えば、左派系、進歩系の韓国紙、ハンギョレ新聞にも海外養子の記事はしっかり出てきまして、それにはこんな話も。

http://www.excite-webtl.jp/world/korean/web/?wb_url=http%3A%2F%2Fh21.hani.co.kr%2Farti%2Fcover%2Fcover_general%2F24958.html&wb_lp=KOJA&wb_dis=2&wb_submit=+%E7%BF%BB+%E8%A8%B3

‘「産業化された入養’ははじめから最後まで傍助する国の過ち」

「ミシガン州デトロイト外郭の小さな村でリーンは唯一の東洋人だった. 三人の名のお姉さん・お兄さんたちはリーンを弾き出した. 養父母はリーンを虐待した」
「18歳に家を出た. 10代の年で結婚したが 5年後離婚した」・・・らしく、結局「彼女は 42年ぶりに韓国に帰って来た」・・・そうなんですが、生みの親の情報なんぞは得られずじまい、みたいですね。

ただ、「入養市場’で韓国赤んぼうは一番高い. 利口だとうわさが立って外国入養親たちに人気が良い.」・・ってアンタ、そんなところで「国威発揚」している場合ではないでしょ?と、例によってツッコミどころがしっかりあるのがなんですが・・。
このハンギョレ紙によれば、1958年から2008年にかけて、韓国人の海外養子は16万1558人、引き受け国は10万8222人がアメリカ、 その次がフランス(1万1165人), スウェーデン(9297人), デンマーク(8702人) 順序、だそうで。フランスはなんと、アメリカに次ぐ韓国人養子受け入れ国なのでした。

もちろん、こんな記事に出てくる悲惨な例はごく一部、大半の養父母は善意の人々で、養子たちも幸せに育っている、と思いたいですが・・。

以上の記事は主にアメリカの海外養子受け入れの話でしたが、フランスの場合はどうなのでしょう?具体的には、どのような人々が海外養子を受け入れているのでしょうか?ちょっと聞きようによっては下品な話ですが、養子引き取りによる税制や社会保障面でのメリットなどはあるのか?ハリウッドのセレブのように、慈善活動がステータス、みたいな風潮はあるのか?などなど、ですね。

スポーツについて2

迷える大羊 · 2012-07-16 22:01:45 UTC+9 · 投稿 #714

いつも、お付き合い恐れ入ります。うーん、私は軍隊や武器については、今の世界の状況じゃ保有はやむ得ない、「必要悪」だな、そんなものが必要無くなる日がくるまでにあと100年から200年くらいは確実にかかるな、という考え。
でも、自分自身はそんなものには全く向いていないし、あくまで「必要悪」だから、実際に必要もないところに「戦闘本能」なんて持ち込まないで、って思ってしまうタイプですね。大体、実際の戦争での「戦闘本能」とスポーツのそれって全然別物って思ってますし。
だから、「平和国家」日本にスポーツ、それもアマチュアの少年がやるのに、丸刈りだの、ハードな上下関係みたいな特殊部隊、海兵隊まがいの真似事が必要なのかなぁ?、しかも、日本でもっとも気候の厳しい時期と時間帯をわざわざ選んで・・なんて思ってしまうもんで・・。実は私も昔は野球少年でした。

野球の元巨人軍のウォーレン・クロマティ氏も著作で日本球界にきて同じように思ったようで、(彼にとって)不必要にハードなトレーニング、団体行動の多さに「俺は野球をしにきたと思ったが、どうやら海兵隊に入ってしまったらしい・・」なんて愚痴を書いてましたね(笑)。

http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4062042452/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1
(さらばサムライ野球)

スポーツ自体は好きで今もカヌーとか自転車とかやりますし(そういえば、フランスは自転車競技の本場ですね・・)、草野球も誘われればやるんですけど、団体行動とかは苦手で、「体育会系」の人間は一緒にいるだけで疲れてしまう・・というタイプでしょうか。「体育会」が幅を利かせる職業、特に警官、ヤクザ、もちろん軍人とある種のタイプの企業の営業マン・・は絶対に向いていない、戦闘本能も競争心もない、あまり出世はしないタイプかもしれません(笑)。

フランス人一般のスポーツ観は私視点でも「普通」、まあ、そんなものかなって思いました。個人競技の方が好きって点では私好み。
まあ、やはり、先進国のスポーツ観ってしゃにむに自国を応援、なんてものじゃないですね。マスコミだけみたいですね、そういうのは。

スポーツについて

sekko · 2012-07-16 20:23:00 UTC+9 · 投稿 #713

フランスはまだツール・ド・フランスが終わってないので、スポーツの話題はオリンピックにまで行ってません。まあ時々話題にはなりますけど、フランス・チームの応援というより注目選手への応援の方が目立つかなあ、という感じです。

最近、20代終わりでコンサルティング会社に勤めているまあエリートのフランス人男性と知り合いましたが、この人がスポーツ・フリークで、自分もパラパントとかダイビングとかテニスとか熱心にやっているのですが、観戦も半端じゃなくて、この前のサッカーのヨーロッパ杯の時もわざわざ開催地に行ってましたし、その後のローラン・ガロスにも3回くらい行ってました。ロンドンにも行くそうです。でも、この人も、別にフランス・チームのサポーターとかフランス選手のファンというわけではなく、スポーツ観戦自体が趣味なんです。

「レベルの高いいい試合を見たい」というのが最大の関心事、基準みたいです。

私は、最近あった革命記念日のシャンゼリゼでの恒例の軍隊の行進をテレビでちらりと見てさえ、「ああ、人を殺したり施設を破壊したりする道具を示威的に並べたるなんて野蛮で嫌だなあ」と感じてしまう人なので、まあそれに比べたら、スポーツ大会は代理戦争といっても平和なものだから「精力善用」というか、やる方も見る方も、戦闘本能を昇華するのはいいんじゃないかと思いますけれど。

フランス人は傾向としては、個人主義なんでチーム競技より個人競技に向いているし、個人競技(スキー、柔道、フェンシング、水泳とか…)が盛んだと言われます。

まあ一定以上の「数」がまとまって行動すると、人間は個人を忘れてそれなりの特別な意識を共有してしまうというのはどこでもいっしょでしょうが。選択の余地があるなら私は団体行動を好みませんし、ましてや誰かに命令されるとか強制されるというのは嫌ですが、命令された方が安心感があるという人もいるし、それぞれがもって生まれた性格のタイプにもよるかなあ、と思います。そのかわり、基本的にアーティストや自由業の人は「孤独」を受け入れる覚悟が必要ですが。

そんな私の周囲にいる人たちのほとんどは、これまでオリンピックにもサッカーにも無関心だし、フランスが優勝するような時以外はむしろ冷ややかなムードですかね。

勝つのを願うことにナショナリズムを傾けるんでなく、勝てば官軍、いや、優勝したらナショナリズムが高揚する、って感じでしょうか。(私も日本人選手が金メダルっていうようなニュースは好きですよ。)

オリンピック・スポーツ

迷える大羊 · 2012-07-16 12:49:39 UTC+9 · 投稿 #712

あと10日ほどでロンドンオリンピック開幕ですが、フランスではオリンピックは盛り上がっていますでしょうか?
ちなみに私は全然、醒めてます。

オリンピックで熱烈に自国の選手を応援するのが愛国心の発露であるならば、私はまったくの非国民です。
別に金メダルを取らないと国が滅びるわけでもない。金メダルを欲しがるのは国威発揚が大好きな途上国や独裁国に任せればぁ?なんて思ってます。

以前にも述べましたが、同じような時期に日本で開催される高校野球も昔から、ありゃ一体なんだ?と思ってます。今時、全員坊主頭で、ハードな上下関係、歩調の揃った入場行進、月月火水木金金の旧日本陸海軍も顔負けの極めて精神主義の色が濃い猛特訓・・etc。
こんなものをとにかく「軍隊」とか「軍事」を想像させるものはとにかく否定の「朝日新聞」「毎日新聞」が主催してるんだもんなぁ、何が「憲法九条を守れ」だよ、バカバカしい・・なんてシニカルに眺めてしまいます。
ハードな上下関係といえば、こんな事件もありました。

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20120714-983093.html
青森山田喪章つけコールド発進/青森大会

「心は今も一緒」なんて美談仕立てになってますが、問題の部員の死亡は事故死でも自然死でもなく、上級生の暴行が原因で裁判で争ってる最中なんですけども。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120625/trl12062511510002-n1.htm

別に野球とかスポーツ、選手や関係者そのものが嫌いなのではなく、「スポーツ馬鹿」というか、周囲に漂う偽善的なムードが嫌い、あと普段スポーツに興味がないくせにオリンピックの時だけ熱烈応援するメンタリティについていけない、というのが正確なところです。

フランス人に私みたいなメンタリティの人は多いのでしょうか?今までのお話を伺うとル、他人は他人みたいなところが多分にあるみたいですから、私みたいな、日本では少々ひねくれている(親からはあんたはアマのジャクだねぇ、と言われました)と思われそうな言説にも同意してくれる人が多いんじゃないだろうか?と期待しているんですが・・・。


そうですねぇ

迷える大羊 · 2012-07-14 21:25:51 UTC+9 · 投稿 #711

そうですねぇ。確かに、冷静に考えれば、どうというほどのことでもないんですけども。多分、台湾とか香港とかのグループなりアーチストだったら、こういう反応は出ないでしょうね。やはり、こういっては何ですが、「韓国」っていうのが大きいかも。「起源主張」とか、元植民地ということを割引いてもあまりに異様(しかも的外れな)な反日イデオロギーが一般人はともかく、ネット上ではよく知れ渡っているために、つい色眼鏡でみちゃうんでしょうね。

>日本語も歌もうまいのなら、日本文化に新しいテイストを付け加えてリッチにするんだから何が問題なの

この説で行けば日本のテレビ局が韓国のPOPグループを「K-POP」なんてやたらと持ち上げるのも個人的には??です。
だって、日本を拠点に日本語で歌ってたら、そりゃ、韓国出身の日本歌手でしょう。台湾とかその他の外国出身だと、国そのものまで持ち上げたりしないのに、なんで韓国に限って「K-POP、K-POP」なんて持ち上げるんだかよくわかりません。

日本には韓国人・朝鮮人差別が確かにある反面、その反動というべきか、妙に持ち上げる、美化する、否定的なことには触れないことが「差別反対」「良心的」みたいに思ってる(特にマスメディア)人も多いんですよね。その辺りの「わざとらしさ」に対する反発がネット上によくみられる「嫌韓」の一面でしょうね。欧米のユダヤ問題に似てるかも。

その点、個人的にバランスが取れてる、と思ったのは名作漫画「ナニワ金融道」の続編「新ナニワ金融道」「銭道天命」編。在日韓国人・朝鮮人への日本社会の差別も描く反面、北朝鮮への「帰国者」問題、「戦勝国民」の話など、在日社会の否定的な部分もごまかさずにきっちり描いていて、いい内容だと思いました。

http://shop.tsutaya.co.jp/%E6%96%B0%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%8B%E3%83%AF%E9%87%91%E8%9E%8D%E9%81%93-%E9%8A%AD%E9%81%93%E5%A4%A9%E5%91%BD%E7%B7%A8-14-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E9%9B%84%E4%BA%8C%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3/product-comic-9784594607661/

>韓国のイメージはゲームの大会で優勝するなどゲームに強いこと

そうですね、本当の「韓流」とはまさにゲームのことではないか?と。元々、ネットの普及に関しては日本より先行していましたし、オンラインゲームの世界では韓国メーカーの技術力には定評があり、ネット上でも「ごり押し」などの批判は一切聞こえてきません。知人のゲーム好きも「リネージュ」「アラド戦記」など本当によくできてる、と誉めてました。
もっとも、韓国製、とは認識してなかったみたいですが・・。

ま、確かにエンターテイメントの世界では面白ければ勝ち、なんであってルーツなんて二の次ですよね。





どこがそんなに問題なのか

sekko · 2012-07-13 23:39:23 UTC+9 · 投稿 #710

私にはぴんときませんでした。別に万博の日本パビリオンで韓国製品を売ってたとかの話じゃないし…

周りのフランス人に聞きましても全く私と同じで、韓国のポップグループが日本語で歌っていたという話をすると、それが、問題かどうかは、

ひとえに、パフォーマンスのレベルによる、と言われました。

日本語が間違っているとか、歌が下手とかなら日本文化のイメージにマイナスなので日本人が嫌がるのは分かるが、もし、日本語も歌もうまいのなら、日本文化に新しいテイストを付け加えてリッチにするんだから何が問題なの、って感じです。

同様に、たとえば、日本でフランスのフェスティバルがあって、そこでイギリス人のグループがフランス語の歌を歌ってうけていたとしても、カリカチュラルなら嫌だけれど、そのフランス語が正確で歌詞も歌もレベルが高ければノープロブレムだそうです。

もともとフランス人は、フランス語を駆使してフランス文化を採用している人がフランス人という言語帝国主義みたいなとこがあるし、前にも書きましたが、イタリア生まれのイヴ・モンタンも、アルジェリア人とドイツ人のハーフのイザベル・アジャーニも「フランス人」だし、24歳でパリに来たキュリー夫人もフランス人でお札の柄になったくらいだし、東欧生まれで各国を転々として最終的にフランスに落ち着いた小説家とかも普通に「フランスの小説家」と言われるし、二重国籍OKだし、すぐれたものはみなフランス人おとりこみOKの国ですから。

日本の場合はいくら日本化しても帰化しても、「ガイジン顔」だとクロード・チアリのようにフランス系日本人といわれたりイーデス・ハンソンのように「在日アメリカ人」と言われたり、人種的に変わらなくてもしつこく韓国朝鮮系の人を差別したりとか、やはり「血統主義」みたいなのがあって、そういうのは幻想の純血主義とかイデオロギーの純血主義につながりやすいんで私は個人的になじめません。

毎年ジャパン・エキスポにいってるオタク系若いフランス人に韓国のイメージをききましたら、K-popというのは気がつかなかった、マンガもアニメも日本だけ、韓国のイメージはゲームの大会で優勝するなどゲームに強いこと、後はサムスンなどの電子機器の強い国のイメージということでした。

フランス人ですらみんな日本のサブカルに心酔してコスプレとかするんだから、お隣の韓国が同化しちゃうのは不思議じゃないんじゃない? という雰囲気でした。ルーツがどうのこうのなんてまったく関心ないですよ。

今年のジャパン・エキスポ

迷える大羊 · 2012-07-13 00:23:35 UTC+9 · 投稿 #709

最近では日本でも知られるようになってきた、フランスの「ジャパン・エキスポ」の季節が今年もやってきたようですが・・。

ところで、このジャパン・エキスポ、ネット上でよくみる話としては、ここでも韓国の「日本便乗」が目立つ、例によって「起源主張」をそこで展開している・・などなどの話。最近もこんな記事がネット上にありました。

http://news.livedoor.com/article/detail/6752093/

http://getnews.jp/archives/231074

http://getnews.jp/archives/230914

これらの記事の内容って本当ですか?本当だとして、その日本便乗は目にあまるものなのか?それとも、苦笑いで済むレベル?まあ、主催者がフランス人ですから、別に何もいう権利はないんですけどね。

ご質問の趣旨としてはネットの海外情報って大手メディアが見逃す、あるいは意図的に無視するような貴重で重要な情報がある反面、既存メディア以上に大げさだったり真偽がはっきりしない記事もあるんで、ここは現地在住の方にお尋ねしよう、ということで・・。

ところで、仮に日本でフランス・エキスポをやったとします。そこで、なぜかイギリス文化を展示し、ガリア人はイギリス人が起源だったという展示があったとしたら・・、フランス人はどう反応するのか、知りたい気もします・・(逆でも可)。

Takata Yoshitomi さま

sekko · 2012-07-07 21:08:19 UTC+9 · 投稿 #708

私もフランス文学と呼べるようなものとの最初の出会いは、少年少女版世界文学全集の『嵐の93年』でした。最後に主人公が「共和国万歳!」とさけんでギロチン台に上るシーンが強烈だったことを覚えています。

そんな悲惨なフランス革命なのに、それでも恐怖政治の犠牲になった人にさえ「万歳」と叫ばせた「共和国」っていったいなんなのだろう、という疑問は大きくなるまでずっとありました。私の子どもの頃は、共産圏と自由圏のような単純な冷戦イメージがあったので、たとえば、なぜアメリカの二大政党が「共和党」に「民主党」で、イギリスが「自由党」に「労働党」なのか、日本は自由民主党とか自由党とか民主党ばかりなのか、なぜフランスには共和党がないのか、とかよく分からないままでした。

フランスは革命後の共和国主義が国是なので、共和国主義そのものは政党の独自のマニフェストになり得ないこと、日本やイギリスは立憲君主国なので「共和国主義」政党はそもそも成り立たないこと、などが分かるようになったのはずいぶん後のことです。

君主は権威者であっても権力者であるとは限らないこと、けれども、どの国でも、「権力者」たちはみな自分が王さまや神さまになりたがること、などをつくづく理解したのは冷戦以降のことかもしれません。

早速ご返事有り難うございます

Takata Yoshitomi · 2012-06-29 10:25:37 UTC+9 · 投稿 #707

早速ご返信有り難うございます。私のフランス文学との出会いは、ヴィクトル・ユゴーの「93年」とロマンロランの伝記作品、それから「チボー家の人々」「ジャンバロワ」など高校から大学にかけてでした。内面的、霊的な探求と社会的な実践を一体として考える真摯な姿勢に共鳴しています。歴史的に見れば、大きな逸脱や誤りがあったにせよ、フランスのカトリシズムにある普遍性、人格の自由と尊厳の誠実な追求に対して、日本の若い人たちがもっと目を向けてほしいと思います。それはお書きになっているように、近代の人権概念の根底にあるものだから。私のフランス訪問は主としてパリで、40年間で7回ですが、残念ながら諸種の事情でいずれも短期間でした。私はLouvreを訪れる度にレオナルドの「聖アンナ」の前に立ちます。レオナルドとレンブラントは別格として、好きな美術家はルオーとセザンヌ、ルドン、ジャコメッテイなどで挙げればきりがありません。詩人はフランシス・ジャム。バロック音楽も好きです。いつの日にか鳥取にアンサンブルと共においでになれることを期待しつつ。

Takata Yoshitomi さま

sekko · 2012-06-29 00:55:03 UTC+9 · 投稿 #706

ご愛読ありがとうございます。

リンクをいただいたサイトにはつながりませんでした。

何かエラーがあるのでしょうか。

かわりに(?)鳥取の日仏友好協会のサイトを拝見しました。
楽しそうですね。

私のこのサイトを最初につくってくれたのは奈良日仏協会の方でした。

私のフランス・バロック・アンサンブルは2010年秋には岡山県でコンサートしましたし、来年か再来年には山口県でのコンサートを目指しています。鳥取にも行けたらいいんですが…

私にはいわゆる先祖代々の故郷というのがないので、主として著作を通して知り合った方を通じていろいろな地方を知ることができて幸せです。

フランスのカトリック系ジャーナリズムは霊的な確信と社会的なアンガ―ジュマンがしっかりと両輪をなしていて、私も好きですし、信頼をおいています。その中から普遍的なエッセンスを何とか抽出して、日本人の一人ひとりが「等身大」を拡大していけるようなメッセージに変換していきたいです。



注目し共感しています

Takata Yoshitomi · 2012-06-28 15:46:33 UTC+9 · 投稿 #705

昨日、近所の本屋から「キリスト教の真実」を購入、一気に読み終わりました。竹下さんのキリスト教に関する著書は、何冊か買って読んでいますが、今回の本は、旧世代の西洋史専攻で多年共同体的人格主義思想の思想家、E・ムニエを自分の師匠として研究してきた者として、現代日本人のキリスト教、ヨーロッパ理解の問題点を強く感じてきた私にとって、同感するところが多く、示唆を与えられました。ついでながら、私は1933年生まれで、内村鑑三とパスカルによって福音書のイエスを知り、信仰生活半世紀を超えるプロテスタントですが、若いときからフランス文化へ強い親近感を持ち、昨年まで鳥取県の日仏友好協会の会長であり、Temoinage Chretien の多年の愛読者です。このHPに初めてアクセスし、多面的な論評に感心し、興味深く拝見しました。まだ未見のご著書を注文したいと思います。

ルチアさま

sekko · 2012-06-17 02:28:34 UTC+9 · 投稿 #704

いろいろな情報をありがとうございます。

草間さんの回顧展の時、こちらのテレビの紹介番組で、彼女がずっと精神を病んで病院に暮らしてそこからアトリエに通っている、ということがけっこう強調されてました。それは彼女のアートと切り離せない要素の一つだというスタンスであり、理解できました。でも、「切断女」のように、「障碍」が一要素でなく一素材となっている時にはたじろいでしまう自分がいます。草間さんの作品には突き抜けるような若さが今も感じられるのですが、「切断女」の若さは、彼女らの「障碍」と同じくリアルな肉体性をもった若さなのでなんとなくつらいのです。彼女らは、いつか確実に肉体の若さを失っていく、欠損している体のパーツ以外にも不具合な所が出てくるに違いない。けれど、欠損したパーツは永久に欠損したままなので、そのバランスの破綻が怖いんです。「切断女」は見世物のインパクトを逆手にとった「作品」になっても、「切断老人」は…

まあ、こんなこと考える方が変なんでしょうが。

蜷川実花さん、いいですね。

「勝ち組」の話も、私はもともと勝ち負け(つまり順位付け)は「負け犬」のような犬の世界の思想だと思っているので、「猫の世界」を貫きたいです。確かに、私の場合、必死に戦わなくても、ぼーっと「エレガント」にしていられるのは、ただラッキーだっただけで、いつも助けてくれる人たちがそばにいただけなんで、そのことを自覚していたから、フェミニズムには手を出したくないと思っていたんです。絶対排除されるような気がして。

今は別の考え方をしていますが…

やりたいことがほんとにたくさんあります。

竹下様

ルチア · 2012-06-16 17:30:05 UTC+9 · 投稿 #703

こちらに来ると、俄然元気が出るルチアです。

草間さん、そうなんです、竹下さん(こちらだと、「さん」になってしまい申し訳ありません)も「直島」と仰るからには「カボチャ」の作品だと思います。そちら系の作品がバッサリとヨーロッパ展示では無くなっていました。
草間さんの初期作品の、男性性器が家具からいっぱい出ているような作品は、作り直さているような感じを受けました。以前、日本で見た作品は、もっとザラザラした手作り感があったのですが、今は助手を複数抱えたスタジオとして機能しているのか、印象が「のっぺり」と感じられます。
草間さんの場合は住んでいる所が長年病院で、他の作家とは同列に語れないものがあるように思います。(これは偏見になるのでしょうか)表現をしなければならない切実感が違うように思うのですが。

片山さんの表現ですが、まだ若いので作品数が多くなく、判断が難しいです。私は現物の作品としては、行幸通りの地下の展示を見ただけですが、彼女の作品から「否定的なエネルギー」を感じなかったのが惹かれたところです。新聞のインタビュー記事では「アーティストで生きていくのは難しいから、働くつもり」と掲載されていて、複雑な印象を持ちましたが、竹下さんの例があるので新聞の記事は大きく信じない方が良さそうです。
個人的には竹下さんが思った「自分の子どもだったら…」というのは、とても分かります。
(分かりすぎるくらい)

他の女性作家では「蜷川美花」も才能を感じます。彼女の表現にはジェンダーの壁というものは感じられなく、むしろ武器になっている感じと言ったらよいのでしょうか?
竹下さんが言及してらした「読売小町」(夫の愛読サイト、最近「創作」を感じる投稿が多いとか申しております)の一般女性の意識にも、保守化なのかなんなのか分かりませんが、以前の日本のジェンダー論議の意味を疑わせるものがあるように思います。

竹下さんの「フレンチ・エレガンス派」発言、理解できます。
とはいえ、日本女性の現在の保守的価値基準と照らし合わせてみれば、竹下さんこそ「勝ち組」(この表現、個人的に好きではないのですが、ここではピッタリなので)なのですよ。ご自分では遺憾に思われるかもしれませんが、この推測は間違っていないかと思います。

しかし、現代美術でフランスは相対的に位置が下がり気味ですが、ポンピドゥーのシュールレアリズム作品の充実ぶりを見て「フレンチ・エレガンス」の奥行きに大いに目覚めました。やはり、美術への擁護の歴史を感じます。

おまけに、もう一人興味を持った作家さんを紹介させて頂きます。
http://akinokondoh.com/
Uチューブでアニメも見られます。私は画廊の大きな壁で見たのですが、とても良かったです。フランスでも人気があるようで、ポンピドゥーの書店で仏語本で売られてました。

お粗末さまでした。

ルチアさま

sekko · 2012-06-16 00:08:46 UTC+9 · 投稿 #702

草間彌生さんの作品は、直島とか、原宿の店とかで見て、これは前にブログにも書きましたが、

http://spinou.exblog.jp/16940299/

横尾忠則さんとの対談にも感銘を受けたんです。

正直な人って「不都合な人」だったりするんだなあ・・と。

Louise Bourgeoisは知ってます。この人も、家父長的な環境の家庭に反発してアメリカに行ってアメリカ人と結婚して…と、ポンピドーで見た日本の女性アーティストたちと似たような軌跡であって、草間さんも含めて、女性アーティストのアメリカン・ドリームってあるんだなあ、と今更ながら思います。

でも、アメリカン・ドリームを実現するには、やはりなんというか戦闘的で挑発的なエネルギーを発揮する必要があります。私はその反対のフレンチ・エレガンス派なんで、負けたら負けたままかもしれませんが、別の道もあると思うんで。

で、リンクされていた方のパフォーマンスを見て私も驚きました。

いろんな意味でアグレッシヴです。

草間さんも出光さんも、Louise Bourgeoisも、長いスパンで世界を構築し続けていますが、この「切断女」さんたちのパフォーマンスを担保している「若さ」という部分が、これからどうなっていくのか、老婆心ながら気になります。ほんとこの頃なんでも「老婆心」視点になりがちなんですが、この片山さんが、たとえば自分の娘とか孫とかだったら、やはりそれだけのエネルギーを別のところに別の形で生かせないのかと言ってしまいそうです。あるいは、もし私の娘とかが普通に生きている「切断女」であったとしたら、片山さんたちのパフォーマンスは見せたくない、と思う気がします。

それは別に、「障碍を隠す」のがいいというのでなく、別の乗り越え方や解消の仕方をしている人たちに対する挑発のような気がするので。

障碍がある時は、ジェンダー差別よりもそちらの方が強くなるので、逆説的にジェンダーの縛りからは解放されることがあります。そこのところの「ずれ」をアートにしてしまうのは、それはそれで、本質的な問題の解決から目をそらすような気もするので難しいですね。

刺激的な情報をありがとうございました。

女性アーティスト

ルチア · 2012-06-15 19:07:10 UTC+9 · 投稿 #701

竹下様

哲学・宗教質問箱でお世話になっていながら、ここにまで出てきて申し訳ありません。
L'art de croireで「出光真子」さんについての記述を拝見し投稿させて頂きます。

「出光真子」さん、数年前に東京都現代美術館で展示を観ました。大がかりなインスタレーションの中で映像が流れており、とても良かったです。出光さんは、今の若い層の方々には「知られている」とは言い難いかもしれませんが。

「草間弥生」さんの展示を見逃されたとありましたが、ロンドンのテートモダンで観ました。テートのキュレーターの考えで、草間の重要な作品とされているもののうち省かれている物があり「西洋における日本人アーティストの受容」について考えさせられました。

ジェンダー系の作家ならLouise Bourgeoisは既に知ってらっしゃいますでしょうか?表現が直接的ですが、作品として力を感じます。ポンピドゥーにも展示があります。

最後に最近一番衝撃を受けた若手作家はこの方です。
http://blog.shell-kashime.com/

偉そうに、いろいろと書いて申し訳ありません。
ご興味なかったら、お許しくださいませ。

失礼しました!さようなら

yoonglee · 2012-05-30 19:29:04 UTC+9 · 投稿 #700

「後だしの安全圏」ですかね。これは参った。

竹下さんの本を三冊斜め読み。小生が大学はカトリックで哲学を齧り、大学院は州立。竹下さんと少しだけ似ているのでしょうが、本を通して世界を知ろうとした時期があり。
それで知ったキリスト教の布教の現実には救済はありませんでした。「後だし」」ではない。己の問題を睨むと、解決はなかった。
今の日本にも、田口の嘘に起因する秩序意識に泣く少数者は相当に日本にはいます。理由はいろいろですが、日本の場合、外国人司祭が多すぎる。彼らは日本語を覚えるが精いっぱいで、日本の社会構造を知る機会は多くはない。知ってもいても、具体的解決を示す力はない。

ま、この話はどうでもいいのでお忘れあれ。

ところで竹下さん、注文者がひどいのか、読んだ限り、浅い解説書ばかりでした。
「無神論者」のあとがきまで来て、竹下さんの問題意識の出発点がやっと見えた次第です。

yoongleeさま

sekko · 2012-05-30 07:01:15 UTC+9 · 投稿 #699

yoongleeさまがあまりにもこだわっていらっしゃるので、田口枢機卿について検索しました。イグナチオの渡邉裕成神父が馬場喜代志神父について書いた記事などに行き当たりました。なんとなく雰囲気は分かります。

ナチスのホロコーストに関するヴァティカンの態度とか、ドイツに占領されていたフランスでの自主的なユダヤ人狩りに関する責任追及のことも思い出しました。

けれども、私に関して言いますと、たとえば悪意をもって子供や病人を虐待するとかいう種類の「悪行」を非難するのはいいとしても、戦争のように巨大な車輪の下に多くの人がつぶされかけているような時代において責任ある立場のさまざまな人が選択した生き方の絶対的な善悪を後だしの安全圏から決めつけることはとてもできません。

自分がそういう状況に立った時に取るべき行動や取ってはならない行動は分かる気がしますが、それだって、よほど覚悟を決めていないと、いざという時に遂行できるかどうか自信はありません。

世渡りのうまい人に怒る人も必要だとは思いますけれど・・・
この文脈での「呼び捨て」には抵抗があります。ですから、この話はこれでいったん打ちとめてください。

いろんなことを考えさせていただいてありがとうございました。

明日も神父を人前に罵倒しましょうかね

yoonglee · 2012-05-29 22:26:12 UTC+9 · 投稿 #698

カトリックはなんというか、階層があります。そのせいか、上部の数人が全体の意思を決める。上が腐ると全体がその方向にいく。
数人の善人うんぬんはいいとしましょう。それならば、どんな宗教の人でもあるいは無神論の人にいます。問題は主を騙り、どんな世俗世界を作っているのか。これが困る。
場は日本に限定しますが、戦時中出た田口が戦後もそのまま居座った。人事を牛耳った。
個人的に田口の顔を見たこともないのですが、これが亜流が日本の教会ならび教育機関に相当に残った。改心も反省もない輩です。2000万人殺した戦争を美化した田口の亜流が、戦後は全体主義の被害者のようにのうのうと歩き回った。
その結果、「作る会」ご用達の曽野綾子も出た。竹下さんも縁がある文春ものうのうと戦後君臨した。
彼らのせいで最も実害を受けたのは、誰だったか。ま、馬鹿馬鹿しいので申し上げまい。

一番怖いのは、「私心のない誠実な方」かも。悪の実像が見えないのでしょう。

yoongleeさま

sekko · 2012-05-28 06:48:22 UTC+9 · 投稿 #697

ご愛読ありがとうございます。

「神父をみると怒鳴りつけ」る方なんていらっしゃるんですか…

「宗教団体で飯を食っている輩は皆大なり小なりユダ」…

まったく私心のない誠実な方もいらっしゃると思いますよ。

そして、どの世界にもどの時代にも、自分の立場を利用したり、あるいは立場に関わらずエゴイスティックで保身や自己正当化に汲々としている人は少なくないとは思うのですが、そんな人に腹を立てるより、目立たなくても絶対に公正に誠実に生きている人の方に注目して尊敬できるような感受性を大切にした方が自分のためになる気がします。

自分自身を振り返っても、自分で自分にうんざりするような生き方をしている時の方がほとんどで、自分の理想にかなうような瞬間はたまにしかないのですが、それでも、その評価できる部分に目をとめてやった方が、結果的にはいいかなあと思うことが多いです。

大勢の「ダメな人」に腹を立てるよりも、少数の「ちゃんとした人」の立派さを受け止める方が、きっと難しいです。でも義憤に駆られたような状態で、あるいは、うんざりして絶望したような状態で、自他共にいい方に変えていくことはもっと難しいと思うので、慎重にどうぞ。

サンチアゴへの道ですか。イラスト入りの詳しいガイドも日本語でもあったと思います。そちらで調べた方が確実です。

パリは Rue du Bac の 不思議のメダイのチャペルのことですね。パリ外国宣教会のすぐ近く、愛徳姉妹会です。そのシスター、カタリナ・ラブレーの伝記絵本(ドン・ボスコ社)を訳したことがあります。

素敵な場所ですよ。



ごあいさつ

yoonglee · 2012-05-27 10:02:58 UTC+9 · 投稿 #696

関谷神父からカトリック生活を送ってもらい、まとめ読み。まったく祈りもせずに腐った生き方をしてきた者には、いくつの記事は新鮮でした。最近ではユダをどう考えるかという切り口の記事も参考になりました。
ところで来月フランスに行けそうです。ルルドにも行くかと思っております。主目的はフランスからスペインまでの巡礼行。教会にも行かず、祈りもせずに、神父をみると怒鳴りつけ、日本の教会の戦争責任を考えない偽善的な老人信徒と、植民地支配に対する清算を拒否るその亜流の若手信徒をみると悲しきなり、ついに今は自称「無教会派カトリック」です。

結局、戦争で苦しむ信徒の姿も異国のことであれば、みなさん、共感する。アパルトヘート反対といい、反核といい、反天皇といい集まる。が、自分らがやらかした戦後責任になると、教会の中でもみな沈黙する。戦前の田口枢機卿が戦後も偉そうに君臨したことも原因なのでしょうが、バチカンはそもそも、戦後一度として、ローマに日本の信徒による植民地支配と戦争加担の実態を報告したのか。
宗教団体で飯を食っている輩は皆大なり小なりユダなのでしょうね。とほほほ。

竹下さんの本はまとめて図書館に3冊注文。読んでみます。

ところで余談ですが、LU PEYから巡礼は始ります。ルルドとザビエル城はどのあたりで脇道にそれてよればいいのでしょうか。それとパリに死後も死体がそのまま残っている修道女の墓が公開されておりますよね。パリ中心部から近いのでしょうか。

お暇なときにお相手ください。

BBC国別イメージ調査2012(英国と日本)

迷える大羊 · 2012-05-20 11:26:53 UTC+9 · 投稿 #695

ええと、これは、ご質問ではなく、純粋な雑談、発言なんですが、このBBCの世論調査でいつも不思議なのは、英国の日本に対する好感度が高く出ていること、なんです。2012年の調査ではなんと、mainly positiveが70%。データだけで見る限り、ヨーロッパでもっとも「親日」的な国だったりします。
何が問題なの?結構なことじゃない、と言われそうですが、どうにも腑に落ちないんですよね、これ。
というのは、英国メディアの日本記事自体少ないし、あってもステレオタイプ(働きすぎのサラリーマン、第二次大戦、ヤクザ・・・etc)に阿ったような、とても好感につながりそうにない報道が多いように思いますし、また、実際に英国に居住された経験のある方々に話を聞いたり、ブログなどをみても、全然日本に関心がある風でもない・・からです。

これが、フランスですと、サブカルチャー人気とか、戦火を交えた歴史がない、などの理由が思い浮かびそうですが、英国の場合、サブカルはフランスほど人気を博しているわけでもないですし、第二次大戦ではバリバリの交戦国で、きっかけがあれば、東南アジア方面での日本軍による捕虜虐待の問題が、あちらのメディアに登場しますし、そんな環境下でなぜ、好感度が高く出てくるのか?不思議でしょうがなかったのです。

この英国のデータに関する疑問を餅は餅屋に、ということで、英国在住で、英国メディアや英国の社会事情に関する著作を出しておられる小林恭子さんのブログにぶつけてみました。お時間と関心があれば、覗いてみて下さい。

2012年5月4日の記事「アマゾンのキンドル・ディレクト・パブリッシングの話 その2」のコメント欄で「レッド・バロン」というハンドル名(近くのバイク店の名です)で投稿しております。

http://ukmedia.exblog.jp/17917412/

ははあ・・

迷える大羊 · 2012-05-20 10:40:44 UTC+9 · 投稿 #694

なるほど、北朝鮮と韓国が異なる国と認識されず、ワンセットで語られているんですね。
北朝鮮が「おイタ」をすると、そのトバッチリが韓国にくる、ってわけですか。
でも、本当にそれだけなのかなぁ?と思ったりも。そういう認識はフランスやヨーロッパに限ったことではないですし、その朝鮮戦争、冷戦の当事者であったアメリカでの韓国の評判は別に悪くないですし・・・。

あと、フランスはそれで説明がつくかもしれませんが、ドイツとかスペインの「嫌韓」ぶりのひどさは一体なんだろう?との疑問が相変わらず残ります。何しろ、ドイツなど良いが18%、悪いが46%、スペインも良いが21%、悪いが41%で、単なる誤解、認識不足の域を超えているような気がするんですが・・。サッカーの2002年W杯説を出したのは、ヨーロッパ以外で、韓国に対する否定的評価が多いのは南米ブラジルで、共通するのはともにサッカー大国であることで、それしか思い当たる節がないから、なんですが。

>欧米諸国に対して「南コリア」みたいな呼称をもうやめてくれという

いや、全くその通り(笑)で、不毛な「日本海→東海(トンへ)」運動よりよほど国益に適っていると思うんですけどねぇ・・。

>中国寄りに混同されているとネガティヴになり日本と混同されているとポジティヴ

だから、韓国企業や芸能人などは欧米方面で「日本(の方角)から来ました」戦法をとるんかい?と意地悪をつい言いたくなって・・いや、やめときます(笑)。なんだか、韓国に関して意地の悪い視線ばかり注いでる、と思われると困るので、「韓国ってとてもマトモだ」と思ったデータもあったことも報告します。

それは、韓国人自身が韓国を評価したデータで、驚くべきことに、Positive「わずか」58%。Negativeが34%もあるのです。
つまりは意外と「自虐的」なんですが、私の勝手な想像ですが、自虐、というのはある程度、自信とか余裕がないとできないことですし、普段の韓国メディアの明治の論説新聞みたいな「愛国的」「細かい事実よりはストーリー優先」みたいな論調、報道に取り囲まれている中、これだけ「冷静」なのは「素晴らしい」と思ったりします。
日本でもそうですが、良くも悪くも、テレビ・新聞などの既存メディアと実際の一般大衆の世論にズレが微妙に出だしているのかもしれませんね。

フランス人の韓国観

sekko · 2012-05-18 06:31:05 UTC+9 · 投稿 #693

韓国が否定的な印象を含めてヨーロッパで以外に存在感があるらしいことについてのおたずねでした。

四つの仮説のうち、私がなんとなく思ったのは、3かなあということです。
中国寄りに混同されているとネガティヴになり日本と混同されているとポジティヴになるのかなあ、と…

で、ちょっとフランス人にリサーチしてみますと、なんと…

韓国と言われて真っ先に頭に浮かぶのは、

南北に分かれている国、

だそうでした。

それもそのはず、日本では「韓国と北朝鮮」っていうのであまり意識してませんでしたが、フランスでは、もろ、

Corée du Sud (英語でも South Korea ですね) が通称で、

南北朝鮮が対になっているわけですから、

もう語感だけでも、今時、まだ冷戦の犠牲になって分断されたままの国…みたいな存在感があるわけでした。

もちろんもう少しつっこむと、EUとの貿易協定で安くて高性能の電化製品や電子機器が出回っていることは認識されています。でも、少し前の軍事独裁政権のイメージもまだ残っているようです。

人種的偏見というのはアジア人が思うほどにはないですね。特にフランスじゃ。

しかし、言葉って恐ろしいなあと思います。私が韓国人だったら、欧米諸国に対して「南コリア」みたいな呼称をもうやめてくれという外交活動を提唱しているかもしれません。でも日本でも、大韓民国は韓国が通称で南朝鮮とかは言わず、朝鮮民主主義人民共和国は北朝鮮が通称で、いろいろ微妙な経緯があるんでしょうか…

BBC国別イメージ調査2012(ヨーロッパと韓国)

迷える大羊 · 2012-05-12 20:52:54 UTC+9 · 投稿 #692

毎年恒例のBBC国別イメージ世論調査2012年版が今年も出てまいりました。国際関係とか情勢を見る上で非常に面白い調査でいつも楽しみにしてます。もちろん、国際関係の数ある一面にすぎませんから、あまり依拠しすぎるのも問題かもしれませんが・・。

http://www.globescan.com/images/images/pressreleases/bbc2012_country_ratings/2012_bbc_country%20rating%20final%20080512.pdf


今年のトピックとしては、日本が「良い影響を与える」国の第一位に見事に輝きました(58% 以下、ドイツ53%、カナダ53%、英国51%・・・の順)。調査対象の国々で日本に関して悪い影響(mainly Negative)が良い影響(mainly positive)が上回っているのは中国、韓国の二か国のみです。

まあ、好意的評価といっても、それが高い関心、深い知識に基づいたものとは限りませんし、単に人畜無害、与しやすい相手と思われている可能性も無きにしもあらず・・なのであまり「浮かれる」のもなんですが、いわゆる「反日」的な国は中国・南北朝鮮以外にはほとんどなく、犯罪人でない大部分の日本人は安心して海外を旅できるわけで、信頼を築き上げてきた先人の努力に素直に感謝したいところです。

で、2010年から韓国が調査対象となっており、これまた韓国(メディア)ウォッチングを趣味とする私としましては、そのデータに大注目・・でした。
調査対象国全体としてはmainly positiveが37%、negativeが27%。肯定的評価が上回ってはいますが、全体としてみると「あまり知られていない」って感じです。

ただ、どういうわけが、ヨーロッパでのイメージが悪いんですよね。韓国の場合。フランスで否定的が40%(肯定的が45%)、イギリスで42%(肯定的が43%)。ドイツ、スペインに至っては否定的評価が肯定的の倍以上という有様で・・。

中国の場合はまだわかります。近年、政治軍事、経済での存在感は増す一方ですし、人権問題もあるし、中国移民は非常に多く、軋轢、摩擦のタネはいくらでもありますから。
でも、韓国って良くも悪くもヨーロッパにおいて、好悪の感情を抱かせるほどの存在感ってあるようには思えないのに、どうしてこんな結果が?という疑問がわくのです。イランやら北朝鮮やら、イスラエルみたいに、強引に核開発とか、欧米に敵対するような外交方針をとっているわけでもないですし・・。

私なりに考えられる理由を挙げてみました。

1.日本ではほとんど報道されませんでしたが、2002年の「韓日共催」ワールドカップにおける、あまりに露骨な自国びいきの判定、運営が顰蹙を買ってます。サッカーはヨーロッパの国技のようなものだし、そこでの好ましからざる振る舞いが非常にイメージに響いたのでは?。
スポーツイベントでの話ですし、もう10年前の話ですが、狂信的な愛国心、ナショナリズムの国という悪印象が、この時についてしまったのか?

http://japanese.joins.com/article/j_article.php?aid=47034&servcode=600§code=600

英国代表発言「韓国はW杯開催してはいけない馬鹿な国」

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0605&f=national_0605_028.shtml

スペイン元代表「02年W杯の韓国4強は審判のおかげ」、韓国で物議

2.北朝鮮と混同されている?

国にもよるでしょうが、一般的にヨーロッパ人のアジアに関する関心、知識は貧困だと思われますし。

3.同じく中国と混同されている?

4.単なる人種的、民族的偏見?

フランス、ヨーロッパ在住者としてはどのように感じますか?考えられますか?

メディア主導

迷える大羊 · 2012-05-10 13:49:58 UTC+9 · 投稿 #691

お忙しいのにありがとうございます。先生は世間に名が知れている著名人ですし、立場上、語りづらいことも多いでしょうに、いつも、誠実に回答を頂けることには感謝しております。

>「トンでも」な政策

韓国の「トンでも」な政策とかナショナリズムは、政府よりはメディアに主導されたものが多いですね。メディアに主導された「世論」と「世間の空気」に引きずられて、政府が「動かざるえない」ハメに・・というのが毎度お定まりのパターンです。

まあ、日本のメディアだって上から目線で語れるほどに立派ではないけれど、韓国のメディアはあまりにツッコミどころが多いような。もっとも、それを面白がる私も、ちょっと意地が悪いのかもしれませんが・・。

ここしばらく、ネタにしている「韓国起源説」も韓国メディアの記事をよく読むと、そういう「与太話」は大体、アマチュア、素人の「歴史マニア」なんですよね・・。
例えば・・。

http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/07/21/2009072101636.html
「現代日本語は百済語で出発」

韓国・朝鮮の最古の歴史文献は12世紀に成立した「三国史記」で、百済の時代の言葉、「百済語」がどのようなものだったか、史料らしい史料がなくて、はっきりしたところが、わからないのに、何を根拠にして??・・なんですよね。しかも、この「説」を唱えた方はプロの歴史学者でも何でもなく、数学者なんですよね、本職が。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%AE%B9%E9%9B%B2

別に門外漢が歴史を語っちゃいけない、とは言いませんが、アマチュアの甚だ根拠の怪しげな話でも、事実関係よりは「愛国心」をくすぐりそうなストーリーを優先させるんですよね・・・。

韓国在住の方のブログでお話したり、本を読んだりしたりすると、おっしゃる通り、ネットの普及による情報源の多様化、海外経験を持つ人間が増えたことにより、メディアのいうことを丸ごと、鵜呑みにする人も少なくなり、いわゆる「反日」度は昔に比べ、かなり減った・・、行ってみると拍子抜けする、みたいですね。
まあ、どこのメディアは「絵になる構図」「目を引くストーリー」が好きですから。